がんばれ!!カープ ひろしま百歳体操 かみかみ百歳体操

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1021982  更新日 2025年2月24日

印刷大きな文字で印刷

ロの元気はおいしく食べ、会話を楽しむために大切です!
日頃のロの手入れや歯医者さんを受診することと合わせて、かみかみ百歳体操でロを元気にし、おいしく食べ、人とおしゃべりを楽しむ生活を送りましよう!

かみかみ百歳体操ってどんな体操?

食べる力や飲み込む力をつけるための体操で椅子に座ってロの周りや舌を動かします。

かみかみ百歳体操をするとどうなるの?

まず、唾液がよく出るようになります。唾液が出ると、ロの中が清潔に保たれ、食べることや飲み込むことが楽になります。
また、ロや喉の周りに力がつくので、食べこぼしや、むせることが改善されます。

いつやれば効果的?

いつでもかまいませんが、食事の前に行うとロの準備運動になりむせることの予防になります。
週1回以上、「いきいき百歳体操」と合わせて行うとより効果的です。

※広島市では、平成29年3月にオリジナルDVD「がんばれ!!カープひろしま百歳体操」を作成しました。
かみかみ百歳体操が収録されているオリジナルDVDは、広島市内で週1回以上の頻度でいきいき百歳体操を継続(6か月以上)して取り組んでいる地域団体に地域包括支援センターを通じて無料で配付します。

やってみんさい!かみかみ百歳体操

イラスト:渡辺弘基さん1


「床にしっかり足をつけて、背筋を伸ばして座りましよう。」

1.深呼吸(3回)

写真:渡辺弘基さん 深呼吸


「呼吸と飲み込みは密接に関係しています。」

【効果】意識しながら吸ったり吐いたりすることで、呼吸をコントロールする力を育てます。

2.首のストレッチ(各1回)

後ろに振り返る(左右とも)

写真:渡辺弘基さん 後ろに振り返る


ゆっくり後ろへ振り返ります。はじめに右から10秒間しっかり伸ばします。左も同様に。

首を左右に傾ける

写真:渡辺弘基さん 首を左右に傾ける


ゆっくり首を傾けます。はじめに右から10秒間しっかり伸ばします。左も同様に。

首を前に倒す

写真:渡辺弘基さん 首を前に倒す


「自分のおへそをみるようにゆっくり下を向きます。」

首をゆっくり前に倒します。10秒間しっかり伸ばします。

下を向き左右に首を回す

写真:渡辺弘基さん 下を向き左右に首を回す


下を向きゆっくり首を回します。はじめに右から10秒間しっかり伸ばします。左も同様に。

【効果】しっかり伸ばすことで、飲み込みが楽にできるようになります。

3.肩の運動

肩を右に倒す(各1回)

写真:渡辺弘基さん 肩を右に倒す(各1回)


右からゆっくり肩を倒します。
10秒間しっかり伸ばします。左も同様に

肩の上下運動(2回)

写真:渡辺弘基さん 肩の上下運動(2回)


「肩の位置を正しくすることで、舌のカの向上につながります。」
1・2・3・4でゆっくり肩をあげて、5・6・7・8で下におろします。

【効果】舌の力や噛む力の向上につながります。

4.口の開閉と舌のトレーニング(3回繰り返す)

写真:渡辺弘基さん 口の開閉と舌のトレーニング1
「アー1・2・3・4」

写真:渡辺弘基さん 口の開閉と舌のトレーニング2
「ンー5・6・7・8」

「アー」とゆっくり大きく口をあけた後、「ンー」と口を閉じる。

【効果】舌の力や噛む力の向上につながります。

5.ロの開閉と頬、首のトレーニング(3回繰り返す)

写真:渡辺弘基さん ロの開閉と頬、首のトレーニング1
1・2・3・4
(1)噛みながら「イー」とロ角を左右に広げる。

写真:渡辺弘基さん ロの開閉と頬、首のトレーニング2
5・6・7・8
(2)「アー」と口を開げる。

写真:渡辺弘基さん ロの開閉と頬、首のトレーニング3
2・2・3・4
(3)「エー」と舌の両面に力を入れる。

写真:渡辺弘基さん ロの開閉と頬、首のトレーニング4
5・6・7・8
(4)「イー」と噛みしめる。

写真:渡辺弘基さん ロの開閉と頬、首のトレーニング5
3・2・3・4
(5)そのまま「ウー」と唇をすぼめる。

5・6・7・8で休み

※手で顎やこめかみの筋肉がふくらんでいるか確認する
【効果】ロの周りや頬、首の筋力の向上につながり、噛みやすくなります。

6.舌のトレーニング(3回繰り返す)

(1)口を開けて舌を動かす体操

写真:渡辺弘基さん 舌のトレーニング1
(1)口を大きく開ける。
(2)舌を前へ出す。

写真:渡辺弘基さん 舌のトレーニング2
(3)舌を上へ。

写真:渡辺弘基さん 舌のトレーニング3
(4)舌を下へ。

写真:渡辺弘基さん 舌のトレーニング4
(5)右のロ角を舌でさわる。

写真:渡辺弘基さん 舌のトレーニング5
(6)左のロ角を舌でさわる。

(2)口を閉じて舌を動かす体操

写真:渡辺弘基さん 口を閉じて舌を動かす体操1
(1)上唇の内側を舌先で強くおす。

写真:渡辺弘基さん 口を閉じて舌を動かす体操2
(2)下唇の内側を舌先で強くおす。

写真:渡辺弘基さん 口を閉じて舌を動かす体操3
「頬の内側を舌の先で円をかくように動かす」
(3)右をくるくる。
(4)左をくるくる。

写真:渡辺弘基さん 口を閉じて舌を動かす体操4
「歯ぐきと唇の境目を回す」
(5)右から上を回って左へ、下を回って右へ。
(6)逆回りで下を回って左へ、上を回って右へ。

写真:渡辺弘基さん 口を閉じて舌を動かす体操5
「頬の内側を舌の先でおす」
(3)右をぐっとおす。
(4)左をぐっとおす。

【効果】唾液腺が刺激され、唾液が出やすくなります。

7.ロ輪筋のトレーニング(3回)

写真:渡辺弘基さん ロ輪筋のトレーニング1
「アップップをするように口を膨らませる」
(1)1・2・3・4で膨らませる。

写真:渡辺弘基さん ロ輪筋のトレーニング2
「息を吸うように口をすぼめる」
(2)5・6・7・8ですぼめる。

【効果】ロをしっかり閉じる力がつき、食べこぼしの改善につながります。

8.発声運動

できるだけ大きな声で

写真:渡辺弘基さん 発声運動


「パ、パ、パ、タ、タ、タ、カ、カ、カ、ラ、ラ、ラ、パタカラ、パタカラ、パタカラ※5回繰り返す」

【効果】パ、タ、カ、ラの発声を行うことで、食べたり飲み込む動きにつながります。

口を元気にするワンポイント

ロの働きが弱ると脯炎を起こし寝たきりの原因にも・・・

高齢になると・・・

イラスト:おばあさん


イラスト:おばあさんを介護する様子

ロの中の細菌が増える→飲み込みの力が弱って気管に入りやすい(誤嚥)→体の力が弱ると・・・→肺炎をおこす!

「肺炎になって寝込んでいると体力が落ちて、寝たきりの原因になることも・・」

高齡者に多い!誤嚥性肺炎!!

ロの中を清潔に保ち、飲み込む力をつけることで誤嚥性肺炎を予防できます!

「夜間は洗浄剤を入れた水の中に保管を!」

イラスト:水の中に入れ歯を入れたコップを持つおじいさん

肺炎の予防は毎日のロの手入れから

ロの手入れの基本は、毎日行う歯みがきです。
歯だけでなく舌なども清潔に保ちましよう。
肺炎予防のためにもタ食後、寝る前までの間には必ず
歯みがきやうがいをしっかりしましよう。
また、入れ歯を使用されている方は、食後と就寝前の入れ歯洗浄も忘れずに!

写真:渡辺弘基さん


「何でも相談できる「かかりつけ歯医者さん」を持ちましよう」

体操の後は水分補給をしましょう。かみかみ百歳体操をつづけて、いつまでもおいしい食事と楽しい会話のある、いきいきとした生活を送りましょう!
※認知機能の体操「しゃきしゃき百歳体操」にもぜひ取り組んでみましよう!

イラスト:渡辺弘基さん2

このページに関するお問い合わせ

健康福祉局高齢福祉部 地域包括ケア推進課
〒730-8586 広島市中区国泰寺町一丁目6番34号
電話:082-504-2648(代表) ファクス:082-504-2136
[email protected]