感染症情報/麻しん(はしか)
麻しん(はしか)とは
麻しんウイルスによって起こる感染症で、空気感染・飛沫感染・接触感染で感染します。感染力はきわめて強く、周りへ感染させる期間は、症状の出現する1日前から解熱後3日くらいまでとされています。
免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。麻しん含有ワクチンの2回接種等により、平成21(2009)年以降、麻しんに感染する方の人数は大きく減少しました。
平成27年(2015年)3月27日、世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局により、日本が麻しんの排除状態にあることが認定されました。しかし、その後も海外で感染した患者やその接触者を発端として、国内での集団発生等が報告されています。
症状
感染すると、約10~12日後に、発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。
38度前後の発熱が2~4日間続き、倦怠感(小児では不機嫌)があり、上気道炎症状(咳、鼻水、くしゃみなど)、結膜炎症状(結膜充血、目やになど)が現れて、次第に強くなります。乳幼児では下痢や腹痛を伴うこともあります。また、口の粘膜に白い小さな斑点(コプリック斑)が現れます。
一度熱が下がりますが、半日ぐらいで再び上昇し、39.5度以上の高熱が続きます。また、同時に発しんが耳の後、首、額から出現し、その後全身に広がっていきます。高熱は通常3~4日続いた後下がり、発しんもしだいに消えていきますが、しばらくは色素沈着が残ります。
肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人程度の割合で脳炎を発症し、死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。その他の合併症として、10万人に1人程度と頻度は高くないものの、麻しんウイルスに感染後、数年から十数年後に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる知能障害や運動障害などが進行した後、数年以内に死に至る中枢神経疾患を発症することもあります。
広島市の報告状況
2026年第3週(1月12日~1月18日)に、1件の報告がありました。
2026年の累計報告数は、1件です。

※全国の発生動向については、以下のリンクからご確認ください。
予防方法
麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。予防接種を受けることが最も効果的な予防方法です。また、患者に接触した場合、72時間以内に麻しんワクチンの接種をすることで、麻しんの発症を予防できる可能性があります。
予防接種の累積接種率について
発生の予防及びまん延の防止には、対象者の95%以上が2回の接種を完了することが重要であるといわれています。
広島市における、令和7年度の第2期累積接種率(12月末速報値)は70.8%です。(図)
【図】広島市における麻しん・風しん予防接種の累積接種率の推移

予防接種について
詳しくは、以下のリンクをご確認ください。
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麻しん(はしか)風しんの予防接種
(健康推進課)
予防接種についてのお問い合わせは、各区保健センターまたは健康福祉局健康推進課(電話504-2622)まで。
参考
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麻しん(厚生労働省)(外部リンク)
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麻しん(国立健康危機管理研究機構)(外部リンク)
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海外旅行での感染症(特に麻しん)に注意しましょう!
(健康推進課) -
麻しん(はしか)風しんの予防接種
(健康推進課)
このページに関するお問い合わせ
健康福祉局衛生研究所 生活科学部
〒733-8650 広島市西区商工センター四丁目1番2号
電話:082-277-6575(生活科学部)
ファクス:082-277-0410
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