まちづくり読本/4 まちづくりのきっかけ
いままでの「まちづくり」は、基本的に
- 市全体からの視点に基づく用途地域等の規制
- 建物の敷地単位からの視点に基づく建築物に対する規制
という2つの大きな柱により進めてきました。
基準に合ってさえいれば建物を建てることができます。
- 道路が狭くて、車の離合がしにくい。
- 公園の使い勝手が悪い。
- 子どもが遊べる広場が少ない。
まず、住民の皆さんが集まって、「このままでよいのか、どうすればよいのか」などについて考え、地域の共有の課題として、みんなの思いを一つにすることが必要です。
そのうえで、行政へ要望するだけではなく、自分たちでできることを考え、住民と行政が協働して課題解決に向け、話し合いを行っていくことが必要です。
- 細かく区分された敷地に戸建て住宅がたくさんできて、ごちゃごちゃした感じになってきた。
- 隣に高いマンションが建って、家に日があたらなくなるかもしれない。
- 緑豊かな、環境を守りたい。
より良好で快適な住環境を保つため、建物の高さを制限したり、敷地面積の最低限度を決めるなど、地域のみんなで話し合いを行い、「まちづくりのルール」を決めていく方法があります。
一口メモ
地区計画とは
比較的身近でまとまった地区で、住民の皆さんが、将来どのようなまちにしたいかという目標と、そのためのルール(例えば、建物の用途、高さなど)を決めることにより、自分たちが住み良いまちを創っていく制度です。
- 最近、犯罪が多く、心配だ。
- 夜、道が暗いので怖い。
- 火災が起きたら、逃げられるだろうか。
- 地震が来たら助かるだろうか。
個人個人が普段から防犯意識を持つことも必要ですが、いざというときは、日頃からの近所付き合いや地域のコミュニティが不可欠です。
このことは、阪神淡路大震災における、地域の助け合いの実績からもわかることではないでしょうか
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