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広島市発達障害者支援体制づくり推進プログラム
1 策定の趣旨
医療・保健・福祉・教育・労働等の関係機関が連携を図り、共通の視点に立って、発達障害者への支援を総合的、計画的に進めていくために本プログラムを策定しました。
本市では、平成25年5月に「広島市発達障害者支援体制づくり推進プログラム」を策定し、発達障害者及びその家族への支援に取り組んできましたが、その計画期間が平成29年度で終期を迎えたことから、学識経験者、家族の代表、関係機関等で構成する広島市発達障害者支援連絡調整会議での検討を経て、平成30年度から平成35年度までの6年間を計画期間とする新たなプログラムを策定しました。
2 プログラムの性格・計画期間
1.プログラムの性格
「広島市障害者計画〔2018-2023〕」に掲げる発達障害者支援に関する施策を実現していくための具体的な事業・取組を定めるものです。
2.計画期間
平成30年度(2018年度)から平成35年度(2023年度)までの6年間とします。
3 基本方針
1.発達障害を早期発見し、速やかに適切な支援を行うための体制の充実
発達障害のある子どもを早期に発見し、その子どもの状況に応じた適切な支援を速やかに行うための体制の充実を図ります。
2.乳幼児期から成人期までのライフステージに応じた一貫した支援
乳幼児期から成人期までのライフステージに応じた適切な支援を行うとともに、その支援がライフステージを通じて途切れることがないよう取り組みます。
3.共生社会の実現に向けた取組の推進
全ての発達障害者が社会参加の機会が確保され、地域社会において他の人々と共生できるよう取り組みます。
4 取組の柱、事業等
1.早期発見のための取組・体制の充実
- 保護者への普及啓発
- 要観察児及び保護者への支援
- 乳幼児健診従事者、小児科医等への研修の実施
- 5歳児を対象とした支援
- 発達障害診療医療機関の周知
2.療育・訓練体制の充実
- こども療育センターにおける医師等専門スタッフの充実及び専門研修の実施
- こども療育センターの外来療育教室の充実
- こども療育センターの発達障害児受入体制の整備
- 地域における療育の充実に向けた専門研修等の実施
- 発達障害診断後の家族への研修の実施
3.保育園等・幼稚園・学校及び地域における支援の充実
【保育園等】
- 発達障害児基礎研修会等の実施
- 発達支援コーディネーターの養成
【幼稚園・学校】
- 専門家チームによる多様な巡回相談指導の実施
- 特別支援教育に係る指定校への支援
- 校内の指導体制の充実
- 管理職への理解・啓発の推進
- 特別支援教育アシスタント事業の実施
【地域】
- 発達障害者社会的スキル訓練の実施
- 発達障害者生活訓練の実施
- コミュニケーション支援の充実
- 余暇活動等を支援するボランティアの育成
- 交流の促進
- 災害時における発達障害者への支援の周知
4.就労支援の充実
- 就労に向けた生活訓練の充実
- 発達障害者就労準備支援の実施
- 関係機関の連携による就労支援の充実
- 企業に対する普及・啓発
5.相談支援の充実
- 相談支援事業所の周知
- 発達障害者相談支援従事者研修の実施
- 相談窓口用聴き取りシートの作成・導入
- ペアレントメンタ―制度の実施
- 発達障害者オープン相談の場の運営
- 継続した支援を行うためのツールの活用
- 関係機関の連携による支援の実施
- 情報提供の充実
6.発達障害についての理解の促進と社会的障壁の除去の推進
- 啓発イベントの実施
- 市職員、公共施設等職員、企業等職員への啓発研修の実施
- 発達障害者家族の集い等の開催
- パンフレット等の作成・配布
- 情報発信
- 障害者差別解消法の周知
全文については、下記のダウンロードの中のファイルをご利用ください。
(印刷する場合に、A3→A4に変換する必要があるものがありますのでご注意ください。)