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広島市では無料の風しん抗体検査を行っています。【先天性風しん症候群を防ぐために!】
生まれてくる赤ちゃんのために、風しん抗体検査を受けましょう!
妊娠中の女性が風しんにかかると、母体を通じて胎児がウイルスに感染し、眼や心臓、耳などに障害をもつ(先天性風しん症候群)子どもが生まれる可能性があります。
先天性風しん症候群の発生を防ぐためには、妊娠中に風しんにかからないようにすることが重要です。
広島市では風しんに対する免疫の有無を確認できる「風しん抗体検査」を無料で実施しています。
妊娠を希望する女性、妊婦や妊娠を希望する女性と同居する家族の方は、自身の感染を防ぐため、そして未来の赤ちゃんのために検査を受けましょう。
※ 先天性風しん症候群を防ぐには、社会全体の風しん抗体保有率を高める必要があります。広島市では、抗体保有率の低い成人男性(昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれ)を対象にクーポン券を送付し、無料の風しん抗体検査と予防接種を実施しています。くわしくは広島市-成人男性の風しん抗体検査・予防接種(対象者の皆様へ)をご覧ください。
※ 風しんの症状など、詳しい情報は広島市-風しんにご注意くださいをご覧ください。
対象者について
風しん抗体検査を受けることができる者は、本市に住民登録している者のうち、次のいずれかに該当する者とします。
- 妊娠を希望する女性
- 妊婦または妊娠を希望する女性の同居者
ただし、次に掲げる者を除きます。
- ア 過去に風しんの抗体検査を受けたことがあり、かつ、十分な量の抗体がある(※)と判明している者
- イ 血液検査により確定診断を受けた風しんの既往歴がある者
- ウ 二歳未満の者
- エ 同居者である妊娠を希望する女性又は妊婦の風しん抗体価が、次に掲げる風しん抗体価(※)以上である者
※ 風しん抗体価
(注:EIA法については使用する検査試薬の製造メーカーによって異なります。詳しくは医療機関にて御確認下さい。)
HI法 |
EIA法(注) |
---|---|
32倍 |
EIA価8.0(デンカ生研) |
風しん抗体検査の対象者は以下のフローチャートを参照してください。
※ただし、2歳未満の方は対象になりません。1歳になったら麻しん風しん混合ワクチンの定期接種を受けましょう。
検査を受けられる前に、風しん抗体検査の受検歴や風しんと診断されたことが無いか、家族の方や、自分の母子健康手帳等で確認してください。
検査を受ける手順
1 無料の風しん抗体検査の対象に当てはまっているか確認する(上記参照)
風しん抗体検査の受検歴や風しんの診断の有無については、母子健康手帳や心当たりのある医療機関に問い合わせて確認してください。
確認した結果、どうしてもわからない場合は、不明として対象者に含まれます。
なお、検査を受けていただく際には、市役所等での手続きは不要ですので、手順2にお進みください。
2 検査を受ける医療機関を探す
風しん抗体検査は市内医師会所属の医療機関において実施しています。
主に産科、婦人科、産婦人科、内科等の市内医療機関で実施していますが、予約が必要あるいは検査を実施していない医療機関もありますので、事前に検査を受けようとする医療機関にお問い合わせください。
お問い合わせの際は「広島市の無料の風しん抗体検査を受けたい」とお伝えください。
3 医療機関で問診票を記入し、検査を受ける
医療機関で問診票を記入していただき、無料検査の対象かどうか再確認し、検査を受けます。
※検査を受けた後に、無料検査の対象ではないことが判明した場合には、後日医療機関へ検査料をお支払いいただきます。
4 1週間~10日後以降、検査結果通知を受ける
医療機関によっては郵送で結果通知を受けることも可能ですので、希望する場合は手順2の際にお問い合わせください。
検査の結果、十分な抗体価(免疫)がない場合は、ワクチン接種(全額自己負担(※))を受けて、風しんを予防しましょう。
(※)成人男性に対する抗体検査・予防接種の対象者(昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性)は、抗体価によっては予防接種も無料で受けることができます。詳しくは以下を参照してください。
成人男性(昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの方)の風しん対策
広島市では現在、成人男性の風しん対策(抗体検査、予防接種)を実施しています。
詳細は、以下の専用ページをご覧ください。
関連情報
政府広報 生まれてくる赤ちゃんのために 防ごう!大人の風しん<外部リンク>
政府広報オンラインへのリンク<外部リンク>
- 厚生労働省 麻しん・風しん<外部リンク>
- 国立感染症研究所 風しんQ&A<外部リンク>
- 国立感染症研究所 職場における風しん対策ガイドライン(PDF)<外部リンク>