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今すぐ始めよう!地震への備え
今年(2024年)1月1日に最大震度7の令和6年能登半島地震<外部リンク>が発生し、石川県を中心に大変多くの方々が被害に遭われました。
また、その後、伊予灘(2月)や豊後水道(4月)で発生した地震では、広島市域でも緊急地震速報<外部リンク>(※)が発表されました。
(※)緊急地震速報は、大きな地震が発生したときに、地震の発生直後に地震計でとらえた観測データを素早く解析して、震源や地震の規模(マグニチュード)、予想される揺れの強さ(震度)を自動計算し、強い揺れがくることを事前に知らせる警報です。緊急地震速報は、最大震度5弱以上の揺れが予想されるときに、震度4以上の揺れが予想される地域、長周期地震動階級3以上を予想した場合に気象庁が発表します。
▶緊急地震速報の発表状況<外部リンク>はこちらをどうぞ
▶長周期地震動に関する観測状況<外部リンク>はこちらをどうぞ
広島市でも、甚大な被害を伴う最大想定震度6クラスの地震が発生することが想定されています。自分や家族の大切な命を守るためにも、今すぐ地震へ備えを始めましょう。
広島市各区の想定最大震度と地震及び発生確率は?
区 |
最大想定震度 |
最大想定震度を引き起こす地震 ( )内はマグニチュード |
地震発生確率 (30年以内) 地震発生確率値の留意点(※) |
---|---|---|---|
中 区 東 区 西 区 |
6強 |
己斐-広島西縁断層帯による地震(M7.1程度) |
不明 |
安佐南区 |
6強 |
五日市断層による地震(M7.2程度) 己斐-広島西縁断層帯による地震(M7.1程度) |
不明 不明 |
佐 伯 区 |
6強 |
五日市断層による地震(M7.2程度) |
不明 |
南 区 安 芸 区 |
6弱 |
南海トラフ巨大地震<外部リンク>(M8~9クラス) 安芸灘~伊予灘~豊後水道の地震<外部リンク>(M6.7~7.4程度) 五日市断層による地震(M7.2程度) 己斐-広島西縁断層帯による地震(M7.1程度) 安芸灘断層群による地震<外部リンク>(M7.2程度) |
70~80% 40%程度 不明 不明 0.1~10% |
安佐北区 |
6弱 |
安芸灘~伊予灘~豊後水道の地震<外部リンク>(M6.7~7.4程度) 五日市断層による地震(M7.2程度) 己斐-広島西縁断層帯による地震(M7.1程度) |
40%程度 不明 不明 |
(※)地震発生確率値の留意点
○ 想定した次の地震が起きないかぎり、年数経過とともに地震発生確率値は増加していきます。(過去の活動記録が不明なため、年数経過によらず地震発生確率値が変わらない統計処理を行っている場合もあります。)
○ 過去の地震活動の時期や発生間隔は、幅を持って推定せざるを得ない場合が多いため、地震発生確率値は不確定さを含んでいます。また、新たな知見が得られた場合には、地震発生確率値は変わることがあります。
○ 活断層で起きる地震は、発生間隔が数千年程度と長いため、30年程度の間の地震発生確率値は大きな値とはなりません。例えば、兵庫県南部地震の発生直前の確率値を求めてみると0.02〜8%でした。地震発生確率値が小さいように見えても、決して地震が発生しないことを意味してはいません。地震は、発生すれば甚大な被害を及ぼす可能性がありますので、日頃から耐震補強や家具の固定など、地震防災対策を講じておくことが重要です。
もう少し詳しく知りたい方は、広島市地震防災マップの活用についてをご確認ください。
震度6強と震度6弱ってどれくらいの揺れなの?
気象庁ホームページより抜粋
事前の備えは?
▶非常持ち出し品を準備しましょう。
▶避難所を確認しましょう。
▶家具を固定し、重いものや割れ物は低いところへ移動しましょう。
▶食料や水を備蓄しましょう。
▶簡易トイレを準備しましょう。
▶寝室に靴やメガネ、非常持ち出し品を置いておきましょう。
▶事前に広島市防災情報メールに登録しておきましょう。
地震が発生したら?
▶頑丈な机の下に入って身を守りましょう。
頑丈な机がなければ、転倒しないよう姿勢を低くし、クッションや雑誌、カバンなどで落下物から身を守りましょう。
▶火は、揺れが収まってから消しましょう。
▶慌てて家の外に出ないようにしましょう。
▶テレビ、ラジオ、防災行政無線、行政機関のウェブサイトなど、公共から発信される正しい情報を入手しましょう。
▶家の外に避難するときは、ブレーカーを落とし、ガスの元栓を閉めましょう。
▶看板やブロック塀など、落ちてくる物や倒れてくる物に注意しましょう。