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令和5年第1回教育委員会議(1月定例会)議事録

令和5年第1回 広島市教育委員会議議事録

 令和5年1月30日(月曜日)、令和5年第1回広島市教育委員会議(定例会)を教育委員室において開催した。

1 開会及び閉会に関する事項

 開会 午前9時
 閉会 午前12時9分

2 教育長及び委員の出席者

 教育長 糸山 隆
 委員 井内 康輝
 委員 栗栖 長典
   委員 秋田智佳子
 委員 伊藤 圭子 
 委員 西 敦子   

3 事務局等の出席者

 教育次長 松井 勝憲
 総務部長 加賀谷 哲郎
 青少年育成部長 橋本 英士
 学校教育部長 川口 潤
 指導担当部長 中谷 智子
 教育センター所長 松浦 宰雄
 総務課長 平山 高成
 教育企画課長 橋本飛雄馬
 教育企画課情報化推進・学校支援担当課長 向井 高市    
 教育給与課長 森田 隆
 学事課長 舟津 有紀
 施設課長 安藤 裕一
 育成課長 西本 哲也
 育成課非行防止・自立支援担当課長 福田 崇宏
 放課後対策課長 坂本 優治
 教職員課長 森田 健嗣
 教職員課調整担当課長 小田 憲吾
 教職員課服務・健康管理担当課長 宅見 雄二
 健康教育課長 村上 早苗
 健康教育課学校安全対策担当課長 藤谷 誠之
 指導第一課長 高田 尚志
 指導第二課長 長屋 吉輝
 特別支援教育課長 山領 勲
 生徒指導課長 星野 和敏
 生徒指導課いじめ対策推進担当課長 菅川 雄二
 教育センター次長 木原 和子
 市民局生涯学習課長 田尾 雅之

4 傍聴者等

 1名

5 議事日程

 議題1 広島市立中央図書館等再整備基本計画の策定について(報告)
 議題2 青少年センターの機能確保に向けた今後の方向性について(報告)
 議題3 令和5年広島市二十歳を祝うつどいの開催結果について(報告)
 議題4 市長が作成する議会の議案に対する意見の申出について(代決報告)【非公開】
 議題5 広島市社会教育委員の委嘱について(議案)【非公開】
 議題6 教職員の人事について(議案)【非公開】
 議題7 事務局職員の人事について(議案)【非公開】

6 議事の大要

糸山教育長 

 ただ今から、令和5年第1回広島市教育委員会議定例会を開会いたします。
 本日は、傍聴の方もお見えになっておられますが、お手元にお渡ししております注意事項をよくお読みいただき、静粛に傍聴していただきますようお願いします。
 本日の議事録署名者は、井内委員と栗栖委員にお願いします。
 それでは日程に入ります。
 本日の議題は、お手元の議事日程のとおりです。
 本日審議予定の議題4については、広島市教育委員会会議規則第5条第1項第6号「教育事務に関し、市長が作成する議会の議案に対しての意見の申出に関すること」に該当し、議題5については、同項第5号「附属機関の委員の委嘱及び任命に関すること」に該当し、議題6及び議題7については、同項第4号「事務局及び教育機関の職員の分限及び懲戒に関すること」に該当することから、会議を非公開としたいと思いますが、御異議ございませんか。
(異議なし)
 異議なしと認め、議題4から議題7については、非公開として審議することに決定いたしました。
 それでは議題に入ります。
 議題1「広島市立中央図書館等再整備基本計画の策定について」及び議題2「青少年センターの機能確保に向けた今後の方向性について」を一括して議題とします。
 本件はそれぞれ報告案件ですが、内容が関連いたしますので、一括して市民局生涯学習課長及び育成課長から説明をお願いします。

市民局生涯学習課長

 お手元の広島市立中央図書館等再整備基本計画に沿って御説明させていただきます。
 それでは計画の1ページをお開きください。
 はじめに、第1章、計画の目的と計画策定の経緯についてです。
 まず、1の1、計画の目的です。
 中央公園内の公共施設については、令和2年3月に策定した「中央公園の今後の活用にかかる基本方針」において、中・長期的な取組として「耐用年数を迎える公共施設を必要に応じて集約しつつ機能更新を図ることなどを検討する」こととし、中央図書館については、こども図書館、映像文化ライブラリー、こども文化科学館と中央公園内への集約・多機能化に向けた検討に着手していたところです。
 その後、令和3年に入って、旧広島市民球場跡地整備などの短期的な取組について方針が整ったのを機に、同年4月以降は、「特定都市再生緊急整備地域」に指定されたことを踏まえて、施設の配置検討に際しては、都心のにぎわいづくりへの貢献等の観点も勘案することになりました。
 また、再整備に係る費用につきましては、公共施設の集約化・複合化に対して有利な条件となる公共施設等適正管理推進事業債の充当や国の補助事業である都市構造再編集中支援事業等を最大限に活用し、本市の財源負担の軽減を図ることを目指したことから、中央図書館、映像文化ライブラリー、こども図書館、こども文化科学館及び青少年センターも併せて、集約化・複合化をすることを検討することになりました。
 こうした経緯の中で、令和3年6月に、再整備する中央図書館の有効活用を図るため、広島駅周辺地区も移転先の候補の一つとされ、同年12月に「広島市立中央図書館等の再整備について(案)」を議会に報告し、令和4年3月には、その報告を前提とした予算案を議会に提出したところ、付帯決議付きで議決されたところです。
 こうした経緯を踏まえまして、この度、付帯決議に基づき、昨年12月に策定し、議会に報告しました「広島市立図書館再整備方針」を踏まえ、築後約48年が経過し、老朽化が著しく、耐震改修も未実施の中央図書館について、市民サービスのより一層の充実及び利便性の向上を図るための整備を行うこととしたものです。
 なお、集約化・複合化の検討の過程で検討対象になったこども図書館、こども文化科学館及び青少年センターについては、別途、再整備のための計画を作成することにしております。
 次に、1の2、計画策定までの主な経緯です。ただ今御説明した内容を含む平成23年10月以降の経緯を整理したものですので、後ほど御覧いただければと思います。
 5ページをお開きください。
 こちらは、施設の集約化・複合化のイメージを示しております。旧施設群のうち、中央図書館と映像文化ライブラリーを除却し、下の新施設群のとおり、別途検討中の浅野文庫を除き、エールエールA館の中に新中央図書館等として再整備いたします。
 また、現在の青少年センターも除却が予定されていることから、拠点的な機能は、右側に参考として、点線の枠囲いに記載しているとおり、こども文化科学館及びこども図書館に併設するとともに、同センターの一部の機能については、新中央図書館も活用することとしています。
 さらに、公共施設等適正管理推進事業債の対象にはなりませんけれども、郷土資料館サテライトを新中央図書館等に併設することとしております。
 それでは、6ページをお開きください。取得費用等についてです。
 中央図書館等の再整備に係る概算整備費は、エールエールA館の中央図書館、映像文化ライブラリー及び郷土資料館サテライトの不動産取得費に約65億円、建物の改修・書架の設置等の整備費に約48億5千万円、引越費に約1億円、合わせて約114億5千万円を見込んでおります。
 なお、表の下の記載のとおり、本の盗難防止等を図るセキュリティシステムであるBDS費や情報システム費、備品費、現在施設の解体費等は除いております。
 7ページを御覧ください。ここでは、本市の広島駅周辺地区のまちづくりについての御説明をさせていただいておりますので、また後ほど御覧いただければと思います。
 それでは、8ページをお開きください。
 第2章、中央図書館及び映像文化ライブラリーの現状と課題についてです。
 はじめに、2の1、中央図書館についてです。
 ここでは、中央図書館の現状と課題を整理しています。
 10ページをお開きください。主な課題としましては、利用状況の推移では、中央図書館の入館者数は、平成20年度から新型コロナウイルス感染症の影響を受ける前の平成30年度の間で、18.9%減少しております。一方で、中央図書館を含む図書館全体の入館者数は、この間で9.9%減少しており、中央図書館の減少率は、図書館全体よりも大きくなっている状況でございます。
 11ページを御覧ください。施設面の課題としては、築後48年が経過しており、老朽化が著しく、耐震改修が未実施となっております。
 また、図書等の基本的な収蔵能力を大幅に超えており、ユニバーサルデザインに十分に配慮した設計にもなっていないということが挙げられます。
 続きまして、12ページをお開きください。ここでは、映像文化ライブラリーの現状と課題を記載しております。
 13ページを御覧ください。主な課題としましては、利用状況の推移では、映像文化ライブラリーの入館者数は、平成20年度から、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける前の平成30年度の間で、30.4%減少しているという状況でございます。
 14ページをお開きください。施設面での主な課題ですけども、築後40年が経過し、ホールの椅子、空調設備や音響設備等が老朽化しており、耐震改修が未実施という状況でございます。
 また、家庭等での視聴スタイルの多様化により、ビデオコーナー等の利用者数が減少しているという状況でございます。
 15ページを御覧ください。第3章、中央図書館の再整備方針等についてです。
 中央図書館の再整備については、本市が目指す図書館のコンセプト及び再整備方針に基づき、取り組んでいくものとしております。
 3の1、コンセプト及び3の2、再整備方針につきましては、以前御説明をさせていただきました「広島市立図書館再整備方針」の内容と同じであることから、説明は省略させていただきます。
 17ページをお開きください。
 一番下の項目にある丸4、人々が交流し、かつ、憩うことができる滞在型の空間の提供のア、交流空間の整備等では、施設が青少年センターの機能を担うことも踏まえ、二つ目の点の本文の括弧書きに、「青少年を始め幅広い年代層の多様な交流を含む。」と、「多目的室を含む。」と、また文章の最後に「及びイベントや講演会等の開催」を追記しております。
 20ページをお開きください。3の3、映像文化ライブラリーについてです。
 本市における劇映画、文化映画等の映像フィルムその他録画物、レコードその他の録音物等の収集、保存及びその利用を担う映像文化に関する専門施設である映像文化ライブラリーの一層の利活用を図り、「平和文化」の振興に寄与をするため、次のとおり中央図書館の再整備と併せて取り組むこととしております。
 はじめに、丸1、中央図書館との機能の集約等についてです。上映ホールについては、映画の上映だけでなく、朗読会や講演会の開催、ひろしま国際平和文化祭との連携による音楽演奏会など、有効活用を図ることとしております。
 また、インターネット配信など視聴スタイルの多様化により、音楽、ビデオ等の視聴に対する市民ニーズの変化等を受け、視聴覚資料の個人提供については、視聴するためのコーナーを廃止し、個人貸出のみとすることとしております。
 次に、丸2、フィルム・アーカイブの継続についてです。全国の公共映像施設の中でも、平和・原爆をテーマとした作品、広島にゆかりのある作品等を中心に収集している施設は他になく、平和文化を発信するためにアーカイブ機能は保持します。
 また、本施設は映画を楽しむだけでなく、本や資料と同様に作品、記録として優れた映像作品を後世に残すため、収集・保存・活用するアーカイブ機能を有しており、低温収蔵庫を新たに整備し、適切に保存してまいります。
 最後に、丸3、民間映画館等との連携による映像文化の振興についてです。市内・県内の映画館や映画サークル等と連携し、機会を捉えて、平和をテーマにした作品や広島ゆかりの作品の上映会を行うことや、広島フィルム・コミッションと連携したロケ地での撮影風景等の企画展示やトークイベント、さらには学生等若い世代が参画するイベントを開催するなど、官民協力のもと、広島の平和文化や映像文化の盛り上がりを図ることとしております。
 21ページを御覧ください。第4章、再整備のイメージ等についてです。
 はじめに、4の1、再整備地についてです。広島駅というJR、電車、バス等の広域的な公共交通の結節点に近く、令和8年には屋根付きのペデストリアンデッキで繋がることになっている商業ビルであるエールエールA館とします。
 エールエールA館の概要については、以下に記載されているとおりでございます。
 22ページをお開きください。ここからは、全体と各エリアのイメージについて記載しております。なお、今後詳細検討により、変更となる場合がございます。
 上から順に説明しますと、まず、屋上は青空読書会などのイベントを開催するなどの活用を図ってまいります。
 10階につきましては、図書と映像のエリアとし、図書のエリアでは一般書等の閲覧・貸出し、カフェ、レファレンスやビジネス支援、セミナー室を配置します。
 また、映像のエリアには、上映ホールや映像関連資料コーナーなどを設けることとしております。
 9階は、「広島を知る」エリアとし、広島資料室、広島文学資料室、郷土資料館サテライト、展示コーナー、自習室、グループ学習室などを設けることとしております。
 8階は、こどもと青少年のエリアとし、児童書等閲覧、貸出し、読み聞かせルーム、ヤングアダルトコーナー、交流空間、自習室、グループ学習室、ボランティアルームなどを設けます。
 交流空間は多目的室を設け、青少年をはじめ幅広い年代層の交流の場や文化・芸術に係る自主的な活動の場として活用することとしております。また、その他の階に、移動図書館車の車庫、移動図書館車や各区図書館等への配本用収配車の荷さばき場、閉架書庫を設けることとし、屋外では地下広場や河岸緑地等を活用したイベントの開催を図ることとしております。
 このように、各フロアを行き来するだけで、誰もが好きな本や映像、映画を楽しめる、広島について学べる図書館にしたいというふうに考えております。
 次に、31ページを御覧ください。4の5、面積(概算)では、利用者サービスの向上等のための必要な機能の向上や約135万冊分の図書等の収蔵、映像文化ライブラリー、郷土資料館サテライトの設置スペースの確保のために再整備地に確保することとしている延床面積をお示ししております。
 移転後の中央図書館については、表の記載のとおり、中央図書館は約11,500平方メートル、映像分化ライブラリーが約1,150平方メートル、郷土資料館サテライトが約350平方メートルで、合わせて約13,000平方メートルとなっております。
 32ページをお開きください。第5章、運営体制についてです。
 中央図書館を始めとした本市の図書館は原爆・平和関連資料など、本市独自の資料の収集や整理、保存を行っていることから、これまで非公募で、専門的知識や豊富な経験を持つ職員の多く有する公益財団法人広島市文化財団を指定管理者としております。
 また、映像文化ライブラリーについては、公募により公益財団法人広島市文化財団を指定管理者としています。なお、職員については、多様で高度なレファレンスに適切に対応できる専門職員を育成・配置するとともに、職員の質の向上のための研修の実施等を図っていくこととしております。
 それでは、33ページをお開きください。最後に、第6章、スケジュールです。
 事業スケジュールについては、令和4年度から令和5年度にかけて、基本設計・実施設計業務を、令和5年度から令和7年度にかけて、不動産取得や再整備工事、開館準備等を行い、令和8年度当初の供用開始を目指しております。    
 以上で、広島市立中央図書館等再整備基本計画についての御説明を終わります。

育成課長

 それでは、議題2「青少年センターの機能確保に向けた今後の方向性について」、説明をさせていただきます。
 資料は3ページを御覧ください。
 まず、1の検討の経緯ですけれども、青少年センターにつきましては、当初、昨年2月、こども文化科学館と集約・複合化し、こども図書館移転後の空間を活用することにより、その機能を確保することとしておりましたが、昨年9月の市議会定例会におきまして、こども図書館は、現在地において整備、充実を図るという方向性が示されたことを受け、12月の都市活性化対策特別委員会で、今後予定されている「こども文化科学館のリニューアルに合わせて、その拠点的な役割を果たすための機能を確保するとともに、青少年の文化・芸術活動に係る自主的な活動の場としての機能について、他の公共施設も活用することの検討を進める」との方向性を示させていただいたところです。
 次に、2の青少年センターの機能確保についての基本的な考え方を御覧ください。ここでは、青少年センターの機能につきまして、(1)の青少年の健全育成に向けた拠点的な機能と(2)の青少年の自主的な活動の場としての機能の二つに分けて考えております。
 まず、2の(1)のア、拠点的な機能については、常駐する施設職員が、以下に記載しておりますサービスを無料又は低廉な料金で提供する機能と定義しております。
 一つ目は、広域を対象とした青少年のための講習会、音楽・ダンス等子ども向けの体験講座、利用者同士の交流会、自主的な活動の成果発表会の開催、二つ目が、青少年の活動に関する相談・助言の提供としています。
 次に、イ、機能確保の方向性については、こども文化科学館のリニューアルに合わせて、こども文化科学館内に専用の諸室等を整備するとともに、こども文化科学館のホールや諸室等を共用化することで、必要となる機能の確保を図ってまいります。
 なお、先ほど説明がありました、エールエールA館に新たに整備されます中央図書館内の「こどもと青少年のエリア」の交流空間(多目的室等)も、こうした拠点的機能を確保するために、補完的に活用したいと考えております。
 次に、(2)青少年の自主的な活動の場としての機能については、ア、自主的な活動の場としての機能というものですが、青少年が無料又は低廉な料金で自主的な文化芸術活動に活用できる機能(貸館的な機能)と考えております。
 イの機能確保の方向性ですが、公民館など既存の公共施設や新たに整備されます中央図書館内の交流空間などを活用できるようにすることで、必要となる機能の確保を図ってまいります。
 3、今後の進め方ですが、まず、(1)青少年センターの拠点的な機能の確保に向けまして、こども文化科学館の展示基本・実施設計等に反映できるよう、青少年センターの利用団体の意見等も踏まえながら、専用室として整備する諸室や、共有化いたしますこども文化科学館のホール等の仕様などにつきまして、関係部局と協議を行いながら検討を進めてまいります。
 その他、新たに整備をされる中央図書館内の交流空間の具体的な活用方法についても、関係部局と協議を進めてまいります。
 また、(2)自主的な活動の場の拡充に向けて、既存の公共施設の利用実態や、新たに整備されます中央図書館内の交流空間などの利用計画を考慮しながら、諸室の空き情報の提供方法や、青少年以外の利用者との均衡を踏まえ、料金設定も含めた具体的な活用方法について、関係部局と協議を進めてまいります。
 次のページを御覧ください。4、スケジュールです。
 1番上に青少年センターのスケジュールを載せておりますが、下に参考で、今後、集約するこども文化科学館、こども図書館、そして、新たに整備されます中央図書館のスケジュールを載せております。こちらのスケジュールと整合を図りながら、順次、青少年センターの機能確保に向けたスケジュールを進めていくこととしております。
 まず、来年度に、こども文化科学館内に設ける拠点機能の検討及び合築施設になりますこども文化科学館の建物のゾーニング等の再整備の検討を行い、その後、こども文化科学館の耐震及び長寿命化改修に係る基本設計、実施設計の中にそうしたものを反映させてまいります。そして、令和8年から9年にかけまして、こども文化科学館の耐震及び長寿命化改修工事がございますので、そちらで合わせて工事を実施し、リニューアルオープンは令和9年度中を予定しております。中央図書館については、中央図書館を含む他の公共施設の活用の検討も令和5年度に行いまして、検討が一定程度進んだ段階で、利用団体等の市民からの意見を募集したいと考えております。そして、令和6年度の途中以降から、自主的な活動の場として、活用可能な公共施設から順次、活用等を開始していただくスケジュールとなります。青少年センターについての説明は以上です。

糸山教育長

 はい。ありがとうございました。それでは、ただ今、中央図書館と青少年センターについて、一括して説明いたしました。
 御質問も一括して受けたいと思います。
 ただ今の説明について御質問等ありましたら、お願いをいたします。

栗栖委員

 場所について、市民の賛否両論があり、ある意味、中央図書館が大変注目されたわけですね。したがって、中央図書館の役割などについて、市民の皆さんが意識し、注目されていると思います。エールエールA館に移転しますと、人が賑わう場所なので、今より確実に多くの方が利用できる空間になると思いますので、移転後に、広島市の中央図書館としての役割が発揮できて、たくさんの人に利用してもらえるようになり、具体的な運用のところで、新しい図書館として、15ページにある誰もが学び、憩う「『平和文化』の情報拠点」というコンセプトが、きちんと実現できるように工夫していただきたいと思います。
 青少年センターについてですが、基本計画の5ページに、エールエールA館とこども図書館と分けて書いてあるのですが、エールエールA館の青少年センターの機能は、あくまでも補完的な位置付けということなのですか。

育成課長

 はい、そのとおりです。

栗栖委員

 では、本来の青少年センターの機能は、こども図書館とこども文化科学館の中に位置付け、その補完的な機能として、行事や内容によって、中央図書館も使っていけるような仕組みにするという理解でよろしいでしょうか。

育成課長

 そうです。

栗栖委員

 エールエールA館には、多くの人が集まりやすいというのはメリットだと思いますので、総合的に、青少年センターの様々な活動が、広島らしく機能し、うまく活用できるよう御検討いただければと思います。

育成課長

 はい。かしこまりました。

井内委員

 青少年センターについて、このスケジュールを見ると、こども文化科学館のホール等を共用化するという構想ですが、ホールが実際使えるようになるのはいつですか。

育成課長

 令和9年度、こども文化科学館の耐震及び長寿命化改修工事が終わり、リニューアルオープン後に使える予定です。

井内委員

 工事の開始時期がよく分からないのですが、令和6年度から令和7年度までは現在のホールを使えるのでしょうか。

育成課長

 はい。移転が終わるまで現在の建物を壊しませんので、使えます。

井内委員

 連続して場所の確保ができるということですね。

育成課長

 はい。そのように考えています。

井内委員

 青少年センターのホールの利用者の詳細は知らないのですが、やはり自主的な活動を支えるために、低廉な料金で場所を提供するところに、一番価値があると思っています。
 要は、そういう場所がなくなると、いろいろ影響が出てくると思うので、継続的に活用できるような工事の進め方をしていただきたいというのが希望です。
 それから、青少年と青少年以外の利用者との区別は、具体的には年齢制限や活動の内容によるのですか。

育成課長

 今、青少年センターで「青少年利用」として低廉な料金又は無料で活動していただくことができるのは30歳以下の方で、それ以外の方は、条例で定める料金で利用されています。
 今後は、青少年たちが自主的な活動を行う場が、地域の公民館などに広がっていくことになりますが、公民館では、青少年・子ども以外の方も利用されており、料金を徴収していますので、新たに青少年の活動の場として活用したいと考えている公民館については、料金等、使い方の運用の面で、今、使っておられる方との均衡を図ります。ただ、活動自体は、今まで青少年が活動しておられる音楽、ダンスなどを継続できるように、ハード面でいろいろ制約もありますので、全てできるかどうかはありますが、そうしたことに配慮をして、青少年が活動する場の機能を確保していきたいと考えております。

井内委員

 青少年センターとして一番意味があることだと思いますが、資金力のない青少年の人たちに、何か自分たちの活動を発表できる場として提供できるように、是非、御配慮いただきたいと思います。
 それから、今の青少年センターはホール以外の小さな部屋を利用している人もいるのではないかと思うのですが、今度、どんな機能がエールエールA館へ移るのか、それで、こども文化科学館の中にホールができた場合には、ホールと関連して使える小さな部屋が、実際に確保されるのかどうかいかがですか。

育成課長

 こちらにつきましては、今後どのように設計をしていくかというところになりますが、こども文化科学館に専用室として整備する諸室の仕様などにつきましては、今後検討して、こども文化科学館の耐震及び長寿命化改修工事の設計に反映していくことになります。
 新しくできる中央図書館につきましては、青少年センターが行っておりました青少年向けの講座や、ダンス・音楽等の子ども向け体験講座などを、中央図書館の交流空間の中でも補完的に活用できるような形で場所を提供していただくことになっていますので、そちらについては、今後、青少年センターで行っている活動の状況を、図書館の所管課である生涯学習課に説明し、青少年センターの活動に支障の生じないような部屋の仕様にしていただけるよう、生涯学習課と調整していきたいと考えております。

井内委員

 詳細設計は今からだろうから、どういう部屋をこれから作っていくかといった観点を考えていただいて、どういう利用形態が今の青少年たちにとって必要なのかということも踏まえて、部屋の設計から考えていただきたいと思います。
 青少年センターの場所とエールエールA館が少し離れていますので、両方一体化して使うということはないだろうから、エールエールA館では、先ほど御説明されたような、これまでの活動の中で、もっと一般の人に見てもらえば良い開放性の高い講座などを外で行い、こども文化科学館にできるホールとその附帯設備では、従来のような青少年重視の活動で使うなど、そういう機能的な住み分けをしていただく方が利用者としてはありがたいと思います。どっちでも使えるとよく分からないということになりますので、その辺も少し御配慮いただきたいと思います。詳細が決まりましたら、教えていただければと思います。

秋田委員

 それぞれのメリット、デメリットがあると思うのですが、デメリットにならないか心配しているのは、22ページで、8、9、10階に分かれていて、屋上があるのはとても良いなと思うのですが、 図書館で働く方々が、利用者が希望する本を探して利用できるように持って行く、予約のあった本を持って行くという作業をする時に、従来の11ページの写真のような建物の中を動いて探されていたのと、エールエールA館に移転した後、希望される本を探されるのにどれぐらい作業量が変わってくるのか、図書館の裏を知らないので少し分かりにくいのですが、その辺りはどうですか。

市民局生涯学習課長

 エールエールA館には、エールエールA館の職員が使える専用エレベーターが多数設けられています。今後、図書館の職員も含めながら検討し、どのエリアにどういう本を置いていくか整理していくことになりますので、どこに何が置いてあるのかが分からないとかいうことは多分ないと思います。今は、中央図書館に収蔵能力を超えて本が置いてあるような状況で、今度は、それが整理した形できちんと置けるということになると、見やすく、何があるかというのがすぐ探しやすくなるのではないかと思います。

秋田委員

 テレビで岡山県立図書館のコンピューター化されて自動で本が運ばれている映像を見たことがあって、そういうものがあれば、人が探さなくても良いと思うのですけど、今回、購入して移転するのに多大なお金がかかって、自動化というものに新たにお金が費やされるわけではないとすると、人が行わなければならないと思ったものですから、運用状況によって、司書などを増やすということもあり得るのかなと思っています。それが、一点、気になるところです。
 それから、集配機能ということで、配本用集配車の駐車スペースについて、22ページの下の方に、配本用集配車の荷さばき場と書いてあって、28ページにも駐車スペースの整備について書いてあるのですが、22ページの図で言うと、駐車スペースと荷さばき場はどこになるのですか。エールエールA館には、1階に一般の利用者の駐車場もあると思うのですが、別の駐車場ですか。

市民局生涯学習課長

 まず、岡山県立図書館の自動化書庫のお話ですが、エールエールA館については、そういった自動で本が運ばれてくるというものを整備する予定はないです。岡山県立図書館の視察をさせていただいてお聞きしたところ、本が自動で出てくるメリットはあるが、何か機械の不具合があった時には、修理に多大なお金がその都度かかってくるということと、すぐに本が出せなくなるというようなデメリットもあると聞いております。そういったことを踏まえて、広島市の図書館については、基本的には、職員にエレベーターを使って本を取りに行っていただきながら、当然、よく使う本は、同じフロアに書庫を設けますので、その中で配置の工夫もしながら、職員の手間が掛からないような形で、しっかりと配置を決めていきたいと思っています。
 それから、もう一点、移動図書館車と図書館等への集配車の駐車スペースと荷さばき場については、今も建物の西側と南側にそれぞれ専用の荷さばき場と車を置くスペースがありますので、図書館の車はその中に駐車するということで、整理しています。そういった活用の仕方というのも、建物を管理しております広島駅南口開発株式会社とお話させていただき、建物内に置くということが可能だと聞いておりますので、そこで考えていきます。そのため、外に新たな駐車場を借りるということは、今は考えておりません。

秋田委員

 では、立体駐車場を使うということですか。

市民局生涯学習課長

 立体駐車場は主に一般の方が使うので、それとは別に1階の南側と西側にそれぞれ集配車を置くスペースがありますので、そちらに駐車する予定です。

伊藤委員

 青少年センターについて、お伺いしたいと思います。
 青少年センターの事務的な運用について、機能が新しい中央図書館とこども文化科学館内に分かれるということですが、例えば、研修室の空きがあってどこに申請したら良いかいうのも、一括して、こども文化科学館内にある事務室で運用されるのでしょうか。

育成課長

 青少年センターの拠点的な機能は、青少年センターが主催して行う事業でございます。
 移転後の青少年センターの職員の事務室などにつきましては、伊藤委員が言われたように、こども文化科学館の中に専用の事務室を設けたいと考えています。
 新たにできるエールエールA館の中央図書館で青少年センターの主催事業を行う場合につきましては、中央図書館はあくまでも図書館でございますので、青少年センターの職員が出向いて差配をするようなことになろうと思います。
 今でも青少年センターの館外で主催事業を行う場合、職員が青少年センターの主催事業として使いたい場所の職員と調整をして行っておりますので、同じようにできるかと思います。
 貸館機能については、やはり、直接使われる方が個々の都合に合わせて各施設に申込みをされる方が、早く予約が取れるというようなこともあろうかと思いますので、個々で予約を取っていただきます。青少年の活動の場として使いたいという施設についての空き情報の提供などの方法については、今後いろいろ考えていきたいと思っております。以上でございます。

伊藤委員

 はい。分かりました。機能としては、こども文化科学館内で一括していくということですね。

育成課長

 はい。

伊藤委員

 分かりました。
 青少年の意見を集約・把握しながら、今後、施設設備を計画されると思いますけれども、今、青少年はパソコンを活用した活動なども非常に多いと思いますので、青少年の学びを支援できるよう、青少年の意見を十分踏まえた施設設備になることを期待したいと思います。また、青少年っていうのは30歳までということでしたけれども、他の年齢の方との交流も図れるような施設になっていくことを期待したいと思います。

西委員

 質問です。22ページのエールエールA館の全体イメージのところで、屋上のことが今まで意識の中になかったのですけれども、屋上を活用した青空読書会などのイベント開催とありますけれども、そのイベントを開催する時だけ屋上を借りるというイメージなのでしょうか。
 それから、それと関連して、自然を感じられるような屋上広場の整備は、図書館整備とは別のことなのか、図書館整備と一緒に行っていくということでしょうか。
 もう一点、18ページの上のイの憩いの空間整備等として「自然を感じられるなどの館内のレイアウトや内装等を工夫した魅力的な空間づくり」とは、この屋上整備とはまた別に、8、9、10階のフロアの中に、豊かな自然を感じられるような何か魅力的な空間を作るということなのでしょうか。
 さらにもう少し言うと、今まで、バスセンターから図書館へ行く間に緑の森の中を歩いて行くという環境がとても良いとおっしゃる利用者の方々の声も聞いているのですけれども、建物の外、例えば、川沿いのそれに変わるような自然環境の整備について、他にお考えがあるのでしょうか。

市民局生涯学習課長

 まず、屋上につきましては、常時使えるというよりは必要に応じて活用するということです。この建物自体が広島市の建物ではございませんので、屋上部分を図書館用に整備することは考えておりません。ただ、今後、この建物を管理しております広島駅南口開発株式会社と話をしながら、建物自体の改修の中で、別に図書館を利用しなくても、屋上をちょっと何かできるようなスペースとして活用することは、考えられないかというような御相談はできると思いますので、また、今後そういった話を進めていきたいと思います。ただ、今のところ、市としてここを改修するということは考えておりません。
 もう一点、憩いの空間整備という18ページの話になりますけれども、これはあくまでも館内の部分について書いておりますが、今後、自然が感じられるように、エールエールA館に新たに窓を設けるといったことを考えております。また、例えば、徳島市立図書館のように館内に観葉植物、緑をたくさん置いて自然が感じられるような作りを工夫しているところもありますので、どういったことができるかというのは、今後、レイアウトを考えていくことになりますけども、その中で、ただ本が置いてあるのではなく、少しでも自然が感じられるような工夫を考えていきたいと思っております。
 最後に、屋外空間について、エールエールA館の川側の河岸緑地の整備は、広島市として今後整備することになっております。そこが整備されますと、また緑・水と自然の空間でゆったり本が読んでもらえたり、何等かのイベントができたりすると思いますので、関係者と話をしていきたいと思っております。

西委員

 ありがとうございました。
 やはり市民の声の中に自然の豊かな環境を失いたくないというお声をきいて、御希望はかなり強くなるというふうに感じましたので、そういう整備についても、今後検討していただければと思っております。以上です。

栗栖委員

 冒頭でも発言させていただいたのですが、22ページの全体イメージのように、多くの方がいろいろなところで図書館を活用できるのは、イメージアップに繋がると思います。
 また、29ページの書庫等の確保に書いてある、整備内容や機能・サービスは、図書館の機能として大変重要なことだと思います。新しく中央図書館がエールエールA館に移転しても、本来の機能をきちんと果たしているということを何らかの形でしっかりPRしていくことも、大変重要だと思いますので、しっかり御対応いただければと思います。

市民局生涯学習課長

 ありがとうございます。書庫については、本が今後も十分に収蔵していけるようにスペースの確保をしっかりやっていくということで、約135万冊分のスペースを確保したいと思っております。

栗栖委員

 収蔵スペースは大丈夫ですか。各階と書いてありますが。

市民局生涯学習課長

 スペースにつきましては、8階から10階だけでなく、その他の範囲についても、今、建物を管理しております広島駅南口開発株式会社と話をし、ある程度のめどはつけております。ただ、まだ実際に建物の中で営業されておられる方もおりますので、今後、しっかり詰めていきたいというふうに思っています。それ以外の階にも一応本が置ける閉架書庫などを配置するようしていますので、この約135万冊のスペースは確保できると考えております。

栗栖委員

 浅野文庫も広島市の貴重な財産なので保管もきちんとしていただければと思います。

井内委員

 10ページの実際の中央図書館の利用者の推移を見ると、長期的に減少の傾向がありますね。当然、新型コロナウイルス感染症の影響もあって、映像文化ライブラリーもそうですね。
 結局、これは確かに読書ということに対する人々の感覚のずれや違いというのも反映されているとは思うのですが、これだけの費用と英知を集めてリニューアルするのですから、新しい中央図書館にどういう機能が付加されたとか、今こんなことをやっていますとか、こども文化科学館もそうなのですが、やはり少しPR不足だと思います。広島市文化財団を指定管理者とされる方向で検討されているようですが、図書館がPRというのは違和感があるかもしれないけれど、市民に広報しなければならないと思うのです。こういう図書館ができますとか、イベントも含めて、いろいろなことが行われていますということを大いにPRして、中央図書館もこども文化科学館も、多くの市民に利用してもらうような努力をすべきではないでしょうか。指定管理者に任せるとなっても、我々も含めて広島市の方も考えて、新しい施設をどう活用していくか重要な課題として検討していきたいと思うのですが、その辺も是非よろしくお願いします。

市民局生涯学習課長

 はい。

糸山教育長

 ありがとうございました。中央図書館も青少年センターも今回、大枠をお話し、ハードもソフトも詳細は今から詰めていきますので、今日いただきました御意見や御要望を踏まえて、それぞれ検討を深めていただきたいと思います。
 それでは、この2点については、この程度にいたします。
 次に、議題3「令和5年広島市二十歳を祝うつどいの開催結果について」を議題とします。
 本件は報告案件です。内容について、育成課長から説明をお願いします。

育成課長

 それでは、「令和5年広島市二十歳を祝うつどいの開催結果について」、御報告させていただきます。
 資料は、5ページを御覧ください。
 まず、1の開催概要について、日時は、令和5年1月9日の成人の日に、こちらの表にありますように、2部制で開催をしたところでございます。場所につきましては、例年のとおり、広島サンプラザホール及びその周辺の公園などです。
 それから、主催につきましては、広島市と広島市教育委員会が主催者として、式典などを行いました。
 次の(4)企画につきましては、広島市教育委員会と公募による委員6人で構成されます令和5年広島市二十歳を祝うつどい実行委員会で行いました。
 (5)運営協力ボランティアですが、まず井口中学校の生徒60人と公募による令和5年広島市二十歳を祝うつどい運営ボランティア(高校生)15人に式典の前日の準備と当日の運営に御協力をいただきました。
 (6)対象ですが、平成14年4月2日から平成15年4月1日までに生まれた広島市民で、対象者数ですが、参加の案内はがきの出力時点であります令和4年12月9日の住民登録者数で、1万1,953人となりました。
 (7)テーマは、「20PlusUltra!(ニジュウプルスウルトラ)」としました。
 (8)内容につきましては、まず、サンプラザホールにおきまして、丸1の式典を、新型コロナウイルス感染症の感染対策といたしまして、感染症拡大前の年度が45分でやっておりましたけれども、それと比べて15分短縮をして30分で、アからオに記載しております内容で行いました。オの「二十歳の誓い」のすぐ下の米印のところですが、今回式典の30分前から広島にゆかりのある著名人からいただいたお祝いのメッセージを上映するとともに、アトラクションといたしまして、広島文教大学の「文教太鼓 仁」の12人の皆さんに演奏していただきました。
 また、式典終了後には、参加者の中学校時代の先生方からお祝いとしてお寄せいただいた、恩師からのメッセージを上映させていただきました。なお、このビデオメッセージは、広島東洋カープの坂倉選手など、11グループ、19人の皆様に、恩師からのメッセージにつきましては、25校、36人の先生方に御協力をいただきました。その下の米印ですけれども、開催当日に来場できない方のために、式典の様子を、当日、オンライン(YouTube)で同時配信するとともに、式典終了後から明日の1月31日まで、本市ホームページにおきまして、録画を視聴できるようにしております。
 なお、同時配信の視聴者数は、約600人、録画の視聴者数は、1月25日現在で約4,000人となっております。
 次に、丸2の同窓広場として、式典会場の広島サンプラザホールの西側の公園に、市内全中学校名の入った幟を設置いたしまして、参加者が出身中学校ごとに交流ができるようにいたしました。
 次に、丸3のサブホールイベントといたしまして、まず、アですが、参加者に平和の思いを込めて、折り鶴を折ってもらい、これを会場で回収し、二十歳を祝うつどい実行委員が平和記念公園に献納をするなど、おりづる企画のコーナー、また、イのフォトスポットや、ウの市政啓発コーナーを設けました。
 次に、丸4の18歳新成人の関連企画ですけれども、「二十歳の未来予想図~18歳からのメッセージ」ということで、18歳の新成人として、どのような大人になりたいかや2年後の二十歳、どんな二十歳になりたいかなどにつきまして、メッセージをもらい、参加者に読んでもらえるよう、式典のプログラムに掲載をさせていただきました。     
 (9)の参加者数が約7,800人で、式典会場、同窓広場の会場など合わせて約7,800人ということでございます。
 次の6ページを御覧ください。2の振り返りですけれども、まず参加者につきまして、本年開催とした、令和3年の対象者も参加可能といたしました。令和4年と比べると減少は生じていますが、天候に恵まれたこともありまして、例年並みの参加者数となっております。新型コロナウイルス感染症によるいろいろな制約はありますが、対象者の二十歳の皆さんが会場に集って、皆さんと交流されることを楽しみにしておられた結果と考えております。
 また、式典当日大きなトラブルはございませんでした。
 次に、プログラムについてですが、参加者へアンケートを取りましたところ、和太鼓の演奏や式典が良かったとの御意見を頂戴しております。
 次に、サブホールイベントにつきまして、おりづる企画のコーナーを設置し、参加者に折り鶴作成の協力などを呼び掛けました。またプログラムにもおりづる企画のページを設けまして、平和文化についての説明や折り鶴の折り方を伝えたリーフレットと折り紙を挟み込みました。また、式典会場のスクリーンでそうした企画について案内を致しますとともに、式典の終了後、実行委員が協力の呼び掛けを行ったことなどによりまして、約1,000羽の折り鶴を回収することができました。今後、この1,000羽を、千羽鶴の形に致しまして、実行委員が平和記念公園に献納したいと思っております。この企画につきましては、広島らしい取組と致しまして、今後も継続したいと考えております。
 フォトスポットのコーナーでは、金屏風や花をモチーフにした壁紙などを設置したところ、参加者が順番に記念撮影を行っている様子がありました。それから、市政啓発コーナーでは掲示物や模擬投票などに興味を示す参加者が見られ、市政等をPRする良い機会となったと思っております。
 次に、実行委員・ボランティアについてです。二十歳のつどい実行委員は9月から、創意工夫をこらして、忙しい中、プログラムの企画・作成、記念品のデザインなど積極的に参画をしております。
 また、式典におきまして、実行委員が二十歳の代表として、宣誓などを行いました。また、高校生の運営ボランティアが式典前日、フォトスポットの設営などの準備を、それから、当日には、式典会場内で参加者の誘導や車の参加者のサポートなどを行っております。
 また、井口中学校の生徒が、前日にプログラムの袋詰めなどの準備作業を行うとともに、当日には、参加の案内はがきの受付、記念品の配布などの活動を行いました。
 次に、その他につきまして、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、参加者にマスクの着用や手指の消毒など、基本的な感染防止の協力も呼び掛けるとともに、検温や換気等の基本的な対策も講じました。さらに、第1部の終了後には椅子等の消毒作業も行いました。
 それから、誘導を担当する係員を増やし、分かりやすい表示内容にするための内容の工夫をしていただきました。また、表示箇所の増設を行いまして、そうしたところで、参加者の誘導等がスムーズに行うことができたということで、大きなトラブルがなかったのではないかと考えております。
 また、参加者が密になることを避けるため、2部制としたことから、会場周辺の道路等の交通渋滞が例年より減少するとともに、外周道路での乗降、それから歩行者等の混雑を回避することもできました。
 警備に御協力いただきました広島西警察署からは、トラブルや苦情の通報がなく、例年以上に穏やかな二十歳を祝うつどいだったとの連絡もいただきました。引き続き、安全確保の観点から、警察署と連携を図ってまいります。
 それから、そのページの下に、参考として、参加者アンケート等の自由記述の主な内容を記載させていただいております。また、次の7ページと8ページには式典等の様子を掲載しておりますので、併せて御覧ください。説明は以上でございます。

糸山教育長

 ありがとうございました。
 それでは、ただ今の説明について、御質問等がありましたらお願いします。

栗栖委員

 まずは、無事に二十歳を祝うつどいが開催できたことは、本当に良かったと思いますし、実行委員とボランティアの方の御努力に対して感謝したいと思います。
 確認ですが、折り鶴は約1,000羽回収できたのですね。後日、平和記念公園内に献納する時には、参加者の思いがこめられていますので、しっかりPRしてほしいと思います。
 それから、18歳新成人の関連企画「二十歳の未来予想図」は今回初めての企画ですか。

育成課長

 はい。こちらは、昨年の4月に、成人年齢が引き下げられる新しい民法が施行されましたので、今回、新成人になります18歳の方から大人ということに関してのコメントなどをいただいて、プログラムの中で掲載をさせていただきました。今回が初めてです。

栗栖委員

 グッドアイデアだと思いました。このつどいは「二十歳」ですが、実際には、民法の改正により18歳になった時点で新成人なので、未来予想図として新成人になったことを意識できるような企画をしていただくのは非常に良いアイデアだなと思いました。18歳になった時点で、新成人になった決意や変わったということを表現していくことは良いと思いました。継続的に広めていただいて、うまく御活用いただければ良いと思います。

育成課長

 はい。

栗栖委員

 それから、もう一点です。
 対象者数が11,953人で、参加者数が約7,800人、オンラインの同時配信視聴者が約600人、録画配信視聴者が約4,000人ということは、数字だけで見ると、ほとんど全員が会場に来られた、あるいは配信を視聴されている。会場に来られた方で視聴している可能性もありますが、その録画配信視聴者が約4,000人もいるということは、やはり録画配信のYouTubeは、たくさんの人に見てもらえるツールの一つだと思いました。また、来年度以降もこういった企画も是非お願いしたいと思いました。

伊藤委員

 盛会裏に終えられたことは、実行委員をはじめ企画をされた方々のおかげだと思います。
 今、栗栖委員が言われたように、参加者とオンラインの視聴者は重複するとは思いますけれども、多くの方が参加されたということは、今後、続けてみていただきたいなと思います。
 一つ、お願いまたはお伺いなのですけれども、6ページの下のアンケート等の自由記述の1番下のところに、「成人の日を含む3連休の日曜日に開催すると、帰省して参加する人が増えると思う。」と書かれております。これまでも私たち授業をしていると、他県から来ている学生で、大体2年生が多いのですけれども、成人式の翌日に帰って来ることができないので欠席するということが起こります。そういうことが起こらないように、今一番下に書いてくださっているように、3日間の連休の真ん中の日に開催されると学生や働いてらっしゃる方もより参加しやすくなると思いますので、また、御検討いただければと思います。

育成課長

 毎回、式典の時にアンケートを取らせていただくのですが、やはり一定数そういうお答えや御要望をいただきました。また、直接、育成課へメールなどで御要望もいただいております。晴れ着などの予約が一年以上前から始まっていることもあり、次の令和6年は難しいかとは思っておりますけれども、以降につきまして、着付けをされる方や、美容院の方のお仕事の都合もいろいろございますので、時間をかけて業界の方などと話をさせていただいて、変更することも視野に入れながら検討させていただきたいと思います。

伊藤委員

 御検討よろしくお願いいたします。

糸山教育長

 私から確認ですが、例年、その年度の二十歳を祝うつどいは5月に決めていましたか。

育成課長

 毎年5月というわけではないのですけれども、年度のなるべく早いうちに、当日の時間を早めに決めさせていただいております。

糸山教育長

 そうすると、一年以上前から予約するためには、来年の次の二十歳を祝うつどいを発表する時には、その翌年については変えますよというアナウンスを一年以上前にする必要がありますね。

育成課長

 はい。そうです。時間をかけてと言いましても、数ヶ月ぐらいです。

糸山教育長

 はい、分かりました。

育成課長

 令和6年の二十歳を祝うつどいと、その次の令和7年の二十歳を祝うつどいの日程が早いうちに公表できれば良いと思っております。

糸山教育長

 はい、分かりました。

井内委員

 結果、大変スムーズに行ったということで、喜ばしいと思います。
 交通対策のことで、少し流れが良くなったからポジティブな意見が出ていますね。これはいつも感じることで、我々も参加していた頃には、会場へ入るのに大変苦労しました。
 それで、現在この2部制にしたのは、基本的には新型コロナウイルス感染症対策のためで、今後、どうなるかは不確定ですけれども、もし、感染をあまり気にしなくても良くなった時にも、広島サンプラザの周りの大混乱を避けるという意味での2部制として、今年のような2部制が1番良い形ではないでしょうか。そういう方針は考えておられますか。

育成課長

 先ほどの日程の検討と併せて、井内委員がおっしゃいました周辺の交通渋滞に関して、2部制にしたことで少し緩和されておりますので、それも加味した上で、何回にするとかということも含めて検討したいと思います。

井内委員

 交通問題も非常に深刻ではないかと思います。道路の真ん中でタクシーから降りたりして、ものすごくいつもヒヤヒヤしています。大変危ない状況になっているので、是非考えてあげてください。よろしくお願いします。

秋田委員

 当日、周りを見学させていただいたのですが、同窓広場への入口が消毒のためか混んでいるような印象を受けました。消毒などが理由なのか、毎年あのような感じなのか、どうですか。

育成課長

 今回、私も見たのですけれども、同窓広場の入口に検温などを設けていましたので、時間が掛かって渋滞し、例年よりは混雑していると思います。
 ただ、例年混雑していることもあって、誘導する職員を重点的に配置したところですが、まだ少し不足していることと、秋田委員が見られた裏側の出入口は比較的空いておりましたので、また職員が臨機応変に誘導できるような対応も考えていきたいと思っております。

秋田委員

 そうですね、混んでいるから同窓広場へ行くのをやめようという気持ちになる人もいるかもしれませんし、同じ高さではなくて、階段を上がって入らないといけないので、平地ですっと入れるような状況だったら、もっとスムーズかと思ったものですから。そこはなんともならないかなと感じた次第です。

糸山教育長

 それでは、本件についてはこの程度にしたいと思います。
 次の議題4から議題7については、冒頭でお諮りしたとおり、非公開となりましたので、傍聴人、報道関係の方はここで退席していただきますようお願いします。

(非公開部分省略)

糸山教育長

 以上で、議題は全て終了いたしました。
 これをもって、令和5年第1回広島市教育委員会議定例会を閉会いたします。

7 議決事項

議案番号

件 名

議決結果

1

広島市社会教育委員の委嘱について

原案可決

2

教職員の人事について

原案可決

3

教職員の人事について

原案可決

4

事務局職員の人事について

原案可決

リンク

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