食品ロスの削減について

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ページ番号1013272  更新日 2025年3月31日

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イラスト:「ろすのん」のロゴマーク
食品ロス削減国民運動ロゴマーク「ろすのん」

広島市は食品ロス削減国民運動を推進しています。

食品ロスとは

食品ロスとは、手つかず食品や食べ残しなど、まだ食べられるのに廃棄される食品のことです。

世界ではみんなが十分に食べられる量の食料が生産されているのに、7億6800万人、10人に1人が飢餓に苦しんでいます。

イラスト:日本では食料の6割を海外からの輸入に頼っています。


食品ロスの削減に関連する持続可能な開発目標(SDGs)として、以下が挙げられます。

SDGs

食品ロスの現状

農林水産省と環境省の推計(令和4年度)では、全国で年間約472万トンの食品ロスが排出されています。これは日本人1人当たりに換算すると1年で約38kg毎日おにぎり1個分のご飯に近い量を捨てているのと同じことになります。

イラスト:日本の食品ロス量


これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた支援食料のほぼ同等になります。

広島市の食品ロスの現状

広島市から排出される食品ロス(手つかず食品、食べ残し)は、年間約2.1万トン(令和5年度推計)とされ、これはマツダスタジアムの約0.8杯分に相当します。

家庭ごみから発生する食品ロスの量

広島市の家庭系可燃ごみの中には、年間約11,000トン(令和5年度推計)の食品ロスが含まれています。

グラフ:家庭系可燃ごみ組成分析結果
令和5年度 家庭系可燃ごみ組成分析

写真:手つかず食品

この写真は、広島市の家庭から出される可燃ごみ200kgの中から見つかった「手つかず食品」です。

事業ごみから発生する食品ロスの量

広島市の事業系可燃ごみの中には、年間約10,000トン(令和5年度推計)もの食品ロスが含まれています。

グラフ:事業系可燃ごみ組成分析結果
令和5年度 事業系可燃ごみ組成分析

食品ロスをなくすためには・・・

食品ロスをなくそう!

誰もが食品ロスを他人事ではなく我が事として捉え、食品ロス削減への理解と行動の変革が広がるよう、本市、事業者、消費者等の多様な主体が連携して食品ロス削減を推進する必要があることから、持続可能な社会の実現に寄与することを目指し、「広島市食品ロス削減推進条例」を定めています。

また、この条例等の趣旨を踏まえ、令和7年3月に、広島市の新たな食品ロス削減推進計画を策定しました。

広島市は政令市で初めて食品ロス削減に関する条例を施行しました!

広島市食品ロス削減推進条例では、消費者の役割や、事業者及び広島市の責務を以下のように定めています。

消費者の役割

消費者は、食品ロスの削減の重要性についての理解と関心を深めるとともに、日常生活の中で食品ロスの削減のために自らができることを考え、賞味期限及び消費期限を正確に理解した上で、食品の購入、保存又は調理の方法を改善すること等により食品ロスの削減について自主的に取り組むよう努めるものとする。

事業者の責務

事業者は、食品ロスの削減の重要性についての理解と関心を深めるとともに、自らの事業活動に関し、食品ロスの削減について積極的に取り組むよう努めるものとする。

広島市の責務

本市は、食品ロスの削減に関し、国及び他の地方公共団体との連携を図りつつ、本市の特性に応じた施策を策定し、及び実施する責務を有する。

わたしたちにできること

食品ロスは、毎日の工夫で減らすことができます。

人や社会、環境、地域を思いやる「エシカル(倫理的)消費」を意識した行動をすることが大切です。

エシカル消費については、「エシカル消費とは?」(市民局消費生活センター)を御覧ください。

食品ロスを減らすために、特に以下の3つのポイントに注意して、できることからはじめましょう!

詳しくは、はじめよう!食品ロス削減を御覧ください。

Step1 買い物▶買いすぎない

イラスト:STEP1買い物は買い過ぎない

消費期限と賞味期限を正しく理解することが大切です!

グラフ:賞味期限と消費期限のイメージ

  • 消費期限とは
    未開封の状態で、この「年月日」まで「安全に食べられる期間」のことで、お弁当、サンドイッチ、生麺、ケーキなど、傷みやすい食品に表示され、期限が過ぎたら食べない方が良いものに表示されています。
  • 賞味期限とは
    未開封の状態で、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のことで、この期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。
    スナック菓子、カップ麺、缶詰、飲料など、傷みにくい食品に表示されています。
    (作ってから3か月以上もつものは「年月」で表示することもあります。)

※消費期限も賞味期限も未開封の状態で、書かれた通りに保存していた場合に安全やおいしさが約束されたものです。
一度開封した食品は、期限に関係なく早めに食べるようにしましょう。

すぐ食べる時は、陳列棚の手前からとる「てまえどり」に御協力を!

「てまえどり」とは、買ってすぐに食べる場合には、商品棚の手前に並べられている消費期限・賞味期限の近い商品を積極的に購入することで、食品ロスの削減に繋げていく取組です。

イラスト:てまえどり

詳しくは「てまえどり運動」を御覧ください。

Step2 料理▶食べきる、使いきる

イラスト:STEP2料理は食べきる、使い切る

エコクッキング

広島市環境局では、市民の皆さんに「もったいない」ということを意識してもらえるよう、管理栄養士を講師に迎え、市内の公民館でエコクッキング教室を開催し、季節感のある旬の食材を無駄にせず、余すところなく使って調理することにより、食品ロス削減について考えてもらう機会を提供しています。

また、エコクッキングを推進するため、市内各種学校の生徒や学生の皆さんにも「食品ロス削減につながるエコクッキングレシピ」の作成を依頼し、皆さんが考案したレシピを紹介しています。

詳しくはエコクッキングを御覧ください。

外食時にも、食べきることが大切です!

食べきれる量を注文して、料理はおいしく食べきりましょう。

Step3 後片付け▶しっかり水切り

イラスト:STEP3後片付けはしっかり水きり

食品ロス削減キャンペーン「スマイル!ひろしま」を実施しています!

市民団体、事業者、行政で構成する広島市ごみ減量・リサイクル実行委員会が主体となって、平成29年2月から食品ロス削減キャンペーン「スマイル!ひろしま」を実施しています。

イラスト:スマイル!ひろしま ロゴマーク


詳しくは食品ロス削減キャンペーン「スマイル!ひろしま」を御覧ください。

広島市ごみ減量・リサイクル実行委員会については広島市ごみ減量・リサイクル実行委員会を御覧ください。

スマイル!ひろしま 食品ロス削減協力店

食品小売店を対象に、食品の、量り売り、小分け売りの実施や、食品廃棄物の、食品リサイクル施設でのリサイクル処分の実施などに取り組む「食品ロス削減協力店」の登録・PRを進めています。

市民の皆様には、こうした協力店などで買い物をされる際には「買い過ぎに注意する」、買い物後は「生鮮食品は保存方法を工夫する」「食材を使い切る」「食べ忘れを防ぐ」など、食品ロス削減に向けた取組を行っていただきますようお願いします。

※令和5年3月1日より、「スマイル!ひろしま 食べ残しゼロ推進協力店」は「スマイル!ひろしま 食品ロス削減協力店」に統合しました。

イラスト:協力店ステッカーの見本


詳しくはスマイル!ひろしま 食品ロス削減協力店 店舗情報を御覧ください。

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このページに関するお問い合わせ

環境局環境政策課 環境政策係
〒730-8586 広島市中区国泰寺町一丁目6番34号
電話:082-504-2505(環境政策係) ファクス:082-504-2229
[email protected]