文化財保護行政の概要

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ページ番号1020527  更新日 2025年2月16日

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文化財は、長い歴史の中で生まれ、育まれ、守り伝えられてきた文化的所産で、国や郷土の歴史・文化を正しく理解し、将来の文化の創造・発展に欠かす事のできない重要な国民的財産です。

本市では、このかけがえのない市民の文化遺産を保存し活用するため、指定文化財に対する保存事業を実施するとともに、巡視活動、資料の整理・保存等を行っています。また、各種調査研究、保護思想の普及等の施策を推進しています。

1 指定文化財

文化財保護法、広島県文化財保護条例及び広島市文化財保護条例に基づき、指定しています。詳細は「広島市の文化財」に掲載しています。

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2 文化財審議会

10人以内の委員によって組織し、教育委員会の諮問に応じて、文化財の指定及び解除、その他文化財の保存及び活用について必要な事項を審議します。

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3 文化財の保存

文化財の保存・管理を図るために、次の各事業を行っています。

  1. 指定文化財の保存・管理
    • ア 市施行事業
      • 市指定史跡「中野砂走の出迎えの松」(安芸区中野一丁目)の樹勢維持のための薬剤散布など
      • 市指定重要文化財「旧日本銀行広島支店」(中区袋町)の復旧工事直後の状態への復原
    • イ 補助事業
      • 有形文化財の保存事業
        国宝「不動院金堂」及び重要文化財「不動院鐘楼」(東区牛田新町三丁目)の保存修理事業
      • 記念物の保存事業(樹木の樹勢維持のための薬剤散布など)
        市指定天然記念物「可部町中野の千代の松」(安佐北区可部一丁目) など
      • 無形文化財の保存事業
      • 指定文化財管理事業(防災設備の保守点検など)
  2. 埋蔵文化財(出土品など)の保存・管理
    市立幟町小学校内の整理室において発掘調査による出土品等の整理・保存を行うとともに、埋蔵文化財保存活用施設(東区二葉の里)において、埋蔵文化財出土品を保存し、市民に公開しています。

4 文化財調査事業

文化財の保存・管理を図るために、次の各事業を行っています。

  1. 埋蔵文化財分布調査
    開発等に係る埋蔵文化財の分布・試掘調査を実施します。
  1. 未指定文化財調査
    市内に所存する指定候補となる未指定文化財の調査を実施します。
  2. 指定文化財保存状況調査
    指定文化財の保存状況を把握して、適切な保存管理を行うため、調査を実施します。

5 史跡中小田古墳群整備

史跡範囲内の危険箇所の防災工事を計画的に実施するとともに、史跡中小田古墳群の適切な保存と活用を検討します。

6 史跡原爆ドームの保存継承

史跡原爆ドームの保存を図るため、将来の根本的保存工事に向けた世界遺産としての最善の技術選択を目的とした検討を行います。

7 伝統文化保存継承

20世紀を越え、現代に受け継がれた地域の無形伝統文化の保存・継承を図ります。

8 文化財保護思想の普及

文化財の保存と調整を図りながら、有効な活用を行い、文化財保護思想の普及に努めています。

  1. 広報
    市広報紙等で市内の文化財等を紹介し、文化財保護思想の普及を図ります。
  2. 文化財防火デー
    1月26日(国が定める『文化財防火デー』)を中心に、消防局と合同で文化財に対する消防査察や消防訓練を行います。
  3. 文化財活用事業の実施
    本市が出資して設立した公益財団法人広島市文化財団へ委託し、展示、インターネットでの情報提供及び講座・教室事業等を実施します。

公益財団法人広島市文化財団文化財課

9 文化財保護指導委員

市内に所在する文化財の保存と活用を図るため、文化財保護指導委員による文化財の巡視・愛護思想の普及および各種情報・資料の収集を行います。

このページに関するお問い合わせ

市民局文化スポーツ部 文化振興課文化財担当
〒730-8586 広島市中区国泰寺町一丁目6番34号
電話:082-504-2501(文化財担当) ファクス:082-504-2066
[email protected]