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ページ番号:0000002932更新日:2019年10月21日更新印刷ページ表示

【結核】 結核について

「結核」は現代の病気です

 結核は、明治時代から昭和20年代までの長い間、「国民病」として恐れられた重大な感染症です。
 昭和25年までは、結核による死亡者数は年間十数万人に及び、死亡原因の1位でした。
 現在では、医療や生活水準の向上により、薬を飲めば完治できる時代になりましたが、今でも、毎年全国で約17,000人、広島市でも100人以上の新たな結核患者が発生しており、決して「過去の病気」というわけではありません。
 日本は、世界的にはまだ結核の「中まん延国(※)」として位置付けられています。
 近年、患者の高齢化、若い外国人患者の増加等が大きな問題となっています。

 (※)新たな結核患者の発生が年間、人口10万人あたり10人以上100人以下の国

結核とは

 結核は、結核にかかっているひとの咳やくしゃみを介して感染します。感染しても、多くの人は発病しないまま一生を過ごしますが、体の免疫力が低下したときに発病しやすくなります。

 結核を発病すると、咳やたん、微熱などの症状が出ます。
 治療をしなければ、症状が進み、周囲の人に感染を広げたり、死に至ることもあります。

高齢者に多い結核

 平成30年に広島市で発生した結核患者は108名で、うち約7割が65歳以上の高齢者でした。

 これは、かつて結核がまん延していた時代に感染した方が、高齢化により免疫力が低下して発症するケースが多いためと考えられます。

 65歳以上の方を対象として、無料で「結核健診(胸部レントゲン検査)」を実施しています。
 咳などの自覚症状がなくても、年に1度この検査を受けましょう。
 「結核健診」については、広島市-【結核】65歳以上の方を対象にした結核健診

平成30年に発生した新たな結核患者の年齢別割合グラフ
平成30年に広島市で新たに発生した
結核患者の年齢別割合

結核と診断された場合

 保健センターでは、結核と診断された方に対して、結核のまん延を防止するため必要があると認めるときに、法律(※)に基づき、入院の勧告や就業の制限を行います。また、家族や周りの方に感染の疑いがある場合には、健康診断(胸部レントゲン検査や血液検査など)を行います。

 ※感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律

結核の医療費の公費負担制度について

 結核患者又はその保護者からの申請に基づき、結核の治療に要する医療費を公費で負担する制度があります。
 公費負担に際しては、治療内容が厚生労働省が定めた結核医療の基準に適合している必要があります。
 また、入院や通院、医療内容、所得額等に応じ公費負担額が異なります。詳しくは各区の保健センターへお問い合わせください。

 リンクリンクマーク 【結核】結核医療に係る公費負担制度

結核の治療方法

 抗結核薬(結核菌をやっつける薬)を6~9か月間にわたって飲んでいただきます。
 結核菌はとてもしぶといため、服薬期間が長いですが、症状が消えたからといって、途中で薬の服用を止めると結核菌が再び増殖し、病気が治らないどころか、結核菌に薬が効かなくなる場合があります(薬剤耐性)。薬剤耐性を獲得した結核の治療は困難な上、治療期間もさらに長くなってしまいます。
 結核にかかったら、医師の指示に従い、6~9か月間、確実に薬を服用しましょう。
 万が一、服用中に副作用があらわれた場合は、自己判断で服薬を中断せず、主治医に相談しましょう。

結核を予防しましょう

 結核菌に感染しても、必ず発病するわけではなく、通常は免疫機能が働いて結核菌の増殖を抑えこみます。
 感染予防、発病予防のため、普段から次の4つのことを実践し、免疫機能を高めましょう。

  1. 適度に運動する。
  2. 好き嫌いをせずにバランスのよい食事をとる。
  3. 十分な睡眠をとる。
  4. タバコは吸わない。

 また、抵抗力の弱い乳児の場合、結核に感染すると重症化しやすいため、ワクチン(BCG)接種(※2)が有効です。

 ※2:BCGは、1歳までに接種してください。(推奨接種時期は生後5~8か月の期間です)

 リンク 子どもの予防接種について

【医療機関の皆様へ】感染症法に基づく届出について

 医師が結核患者を診断した場合、感染症法第12条第1項に基づき、ただちに保健センターへ届出を行う必要があります。

 また、結核患者が入院した際や、入院していた結核患者が退院した際には、感染症法第53条の11に基づき、病院管理者は7日以内に保健センターへ届出を行う必要があります。

 リンク 【結核】医療機関等の皆さまへ

結核予防週間と世界結核デー

 厚生労働省では、毎年9月24日から30日までの1週間を「結核予防週間」と定め、結核に関する正しい知識を深めることで、一層の普及啓発を図ることにしています。
 また、WHO(世界保健機関)では、1997年の世界保健総会で、ドイツの細菌学者ロベルト・コッホが結核菌の発見を学会に発表した1882年3月24日にちなみ、毎年3月24日を「世界結核デー」に制定し、世界各国に結核対策の強化を呼びかけています。

各区の保健センターの所在地と連絡先

名称

所在地

電話番号

中保健センター健康長寿課(中区地域福祉センター内) 大手町4-1-1 504-2528(保健予防係)
東保健センター地域支えあい課(東区総合福祉センター内) 東蟹屋町9-34 568-7729(地域支援第二係)
南保健センター健康長寿課(南区役所別館内) 皆実町1-4-46 250-4108(保健予防係)
西保健センター健康長寿課(西区地域福祉センター内) 福島町2-24-1 294-6235(保健予防係)
安佐南保健センター健康長寿課(安佐南区総合福祉センター内) 中須1-38-13 831-4942(保健予防係)
安佐北保健センター健康長寿課(安佐北区総合福祉センター内) 可部3-19-22 819-0586(保健予防係)
安芸保健センター健康長寿課(安芸区総合福祉センター内) 船越南3-2-16 821-2809(保健予防係)
佐伯保健センター健康長寿課(佐伯区役所別館内) 海老園1-4-5 943-9731(保健予防係)

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