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「都心居住ガイド」 第3章 豊かで魅力ある都心居住の実現(2)

ページ番号:0000006295 更新日:2023年9月20日更新 印刷ページ表示

2 良好な「景観」の形成とは?

(1) 美しい都市景観が形成されていること

 居住者、地域住民や事業者は、その地域において良好な環境や景観を形成・維持し、尊重し合い、都市の資産としていくことが望まれます。建築物の建設にあたっては、地域の環境や景観に相応しいものとなるよう、その周辺の建築物のデザイン、色彩等との調和を図ることが求められます。

 広島市では、都市美の観点に立った都市づくりを推進するため、昭和56年(1981年)に策定した「広島市都市美計画」に従い、「建築物等景観形成協議制度(都市美協議)」、「平和大通り沿道建築物等美観形成要綱」、「リバーフロント建築物等美観形成協議制度」、「原爆ドーム及び平和記念公園周辺建築物等美観形成要綱」、「西風新都アーバンデザイン推進要綱」といった景観協議制度を設けており、建築物等の美観向上に取り組んでいます。

良好な景観のイメージの画像1良好な景観のイメージの画像2

 また、平成16年(2004年)3月には、21世紀の新たな風景づくりのマスタープランとして「広島市の魅力ある風景づくり基本計画」を策定しました。
 そして、平成18年(2006年)4月1日から、この基本計画に盛り込んだ新たな景観誘導の取組、市民主体の風景づくりの支援等の各種施策を具体的に展開していくため、「広島市景観条例」を施行しました。

(2) 快適な都市空間が形成されていること

 道路から建築物の壁面を後退させて建設し、そのスペースや屋上等を緑化することで、ゆとりある都市空間を創出することが望まれます。

 道路に沿って境界から一定の幅で壁面後退することで、開放的な都市空間が生まれ、豊かな歩行者空間の確保や賑わい空間の創出に向けた様々な演出が可能となります。
 ランドマーク的な緑化空間があると、街並みに安らぎと潤いが生まれ、快適に感じられます。

壁面後退のイメージポケットパークのイメージ

 例えば、*26ポケットパークの整備や敷地内のスペースに緑化を行うことで、往来する人に安らぎを与え、街歩きが楽しくなるような快適な都市空間が生まれます。
 さらに、小動物の生息環境が形成され、人と自然が共生する場が生まれます。樹木1本でも生い茂った緑は景観に深みを与え、心に安らぎを感じさせてくれます。
 また、緑化により通行人等から、居室のプライバシーを確保することもできます。
 一方、緑地の減少は、都市の防災機能の低下や生活にゆとりと潤いを与える良好な自然環境の喪失をもたらすだけでなく、*27ヒートアイランド現象の発生等の原因にもなります。こうした問題の解決方法の一つとして、屋上緑化が注目されています。
 屋上緑化は、潤いある景観が得られ憩いの場が生まれること、屋上表面への強い日差しを遮り省エネルギーに貢献できること、光合成により新鮮な空気をつくり出すこと等、緑の持つ優れた効果を発揮します。
 広島市では、都市の緑化を推進するために、建築物の屋上、空地その他の敷地内の緑化施設の整備に関する計画(緑化施設整備計画)を認定した場合、緑化した施設について固定資産税の軽減を行う「*28緑化施設整備計画認定制度」があります。そして、この認定を受けた計画に基づく整備工事に係る植物、用土、肥料等に要する経費に対して助成を行う「*29民有地緑化事業補助金制度」があります。

緑化の事例屋上緑化の事例

 また、市街地の良好な環境を確保するため、一定の地区について、土地所有者等の合意に基づき、現在ある緑の保全や新たな緑化の推進を図ることを目的とした、「緑地協定制度」があります。
 壁面後退等建築物の形態については、地区の実情を踏まえ、市民の皆さんの意見を反映した計画を都市計画決定により地区のルールとする「地区計画制度」があります。

関連情報

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