ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > くらし・手続き > 道路・交通 > 人にやさしい交通環境づくりの取組 > 「まちなかeco物流」の取組について~共同集配に関する社会実験の結果報告~

本文

「まちなかeco物流」の取組について~共同集配に関する社会実験の結果報告~

ページ番号:0000006823 更新日:2019年10月21日更新 印刷ページ表示

概要

 広島市都心交通対策実行委員会(事務局・広島市)では、歩行者にやさしい魅力的な都心づくりを目指し、「まちなかeco物流」の実現に向けて取り組んでいます。平成21年度、22年度及び23年度の3か年度にわたり、貨物車の流入抑制や路上駐車の削減等の効果を検証するとともに、共同集配(※)の実現可能性についての検討を行うため、共同集配に関する社会実験を実施しました。

 (※)「共同集配」とは、運送事業者同士が連携し、共同集配センターに荷物を集約して仕分けすることで、各店舗等への集配を共同化する取組のことです。

経緯

(1) 平成21年度

 共同集配事業者が自社の営業所を共同集配センターとし、当センターに他の事業者から持ち込まれた荷物を、自社の荷物とともにトラックで都心部に搬送し、路上の荷さばきスペースに駐車しながら、店舗への集配達を行う方式の共同集配の社会実験を実施しました。

 しかしながら、共同集配の手数料の負担や顧客情報の他社への流出の懸念などから、参加事業者が少なく、本格実施には至りませんでした。

(2) 平成22年度

 物流事業者の意向を踏まえ、複数の事業者が共同で利用する荷さばき拠点施設を設置し、周辺の各店舗へ台車等により集配達を行う方式の社会実験を実施しました。

 その結果、社会実験終了後も参加事業者の一社が荷さばき拠点施設として活用しています。

(3) 平成23年度

 共同集配事業者が、自社の営業所に持ち込まれた他社からの荷物を預かり、その荷物を自社の荷物とともに都心に設置した荷さばき拠点施設(「まちなかeco共同集配ステーション」)へトラックで運び込み、台車等へ荷物を積み替えた後、店舗等への集配達を行う方式の共同集配の社会実験を実施しました。

 実施にあたっては、平成21年度の実験での課題を踏まえ、共同集配の手数料を荷物の種類に応じて細分化し、実質的な軽減を行うとともに、顧客情報の管理を徹底しました。

平成23年度の社会実験の実施結果は、こちら↓をご覧ください。(PDF文書)

実施結果はこちら[PDFファイル/514KB]

平成23年度の社会実験のチラシは、こちら↓をご覧ください。(PDF文書)

今後の取組

 これまでの3回にわたる共同集配等の社会実験の結果、対象エリアにおける貨物車の路上駐車台数が減少し、歩行者の安全性・回遊性が向上するなど、共同集配は歩行者にやさしい魅力的な都心づくりに向けた有効な施策であることが確認されました。

 また、平成22年度、23年度の社会実験の結果、実験で使用した2箇所の荷さばき拠点施設が大手物流事業者に活用されるなど、都心部への貨物車の流入抑制や路上駐車台数の削減につながりました。

 さらに、平成23年度の社会実験の結果、荷さばき拠点施設を活用した共同集配については、本格実施の実現の可能性が確認されました。

 今後、こうした社会実験の結果を踏まえ、当実行委員会では、「まちなかeco物流」の実現に向けて、民間が主体となって、荷さばき拠点施設の設置の拡大や荷さばき拠点施設を活用した共同集配が進められるよう、物流事業者や関係機関に働きかけを行っていきます。

3年間の社会実験の結果と今後の取組は、こちら↓をご覧ください。 (PDF文書)

Adobe Reader<外部リンク>

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)