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みなさん「認知症地域支援推進員」をご存知ですか?
私たちは、高齢化が進み、『認知症』が誰にとっても身近なものになっている中で、認知症になっても安心して生活できる地域を目指して、日々取り組んでいます。
このような地域にしていくためには、行政や専門職だけではなく、地域のみなさまも一緒になって、認知症のことを正しく理解し、みんなで温かく認知症の人や家族などをサポートできる環境をつくっていくことが大切です。
昨年、認知症に関する法律が成立し、9月を「認知症月間」と定められました。今年初めての認知症月間を迎えるに当たり、認知症の相談先の1つである私たち認知症地域支援推進員の取組をより知っていただくために、9月の毎週月曜日(祝日等の場合は、火曜日)にコラムを掲載します。(全4回)
第1回目は、認知症地域支援推進員の役割や相談内容を紹介します。
掲載日 | テーマ | |
---|---|---|
第1回 | 9月 2日(月) | 役割や活動内容について |
第2回 | 9月 9日(月) | 相談支援について |
第3回 | 9月17日(火) | 社会資源について |
第4回 | 9月24日(火) | 各種制度について |
今回のテーマは、安佐南区認知症地域支援推進員と安佐北区認知症地域支援推進員が担当します。
テーマに対する説明の後に、認知症地域支援推進員として日頃大切にしていることなどを掲載していますので、最後までご覧ください!
では、第1回目のテーマ「認知症地域支援推進員の役割や活動内容」について、説明に入ります。
私たち認知症地域支援推進員は、認知症の方や家族などのために、さまざまな支援や地域づくりに取り組む専門職です。
次に、私たちの日々の仕事を紹介します。主な仕事は下の4つです。
もう少し詳しく、それぞれの活動をみていきます。
みなさん、認知症地域支援推進員の活動内容がイメージできたでしょうか。
若い方でも゛認知症かもしれない”と悩まれている方、認知症の方を地域で見守る活動をしたい方がいらっしゃいましたら、私たち認知症地域支援推進員にご相談ください。
認知症地域支援推進員として活動する上で大切にしていることは、御本人の今までの人生をこれからの人生につなげていくことができるようにするため、少しずつでも御本人の生きてきた歴史を知り、御本人と家族の思いに寄り添った支援をすることです。例えば、就労継続支援については、今まで培ってきた技術や経験に近いことができるよう調整することを心掛けています。
また、認知症地域支援推進員として活動する中で、御本人が認知症と診断を受けた後、これからの生活などを相談できる人や場所について、まだ周知が不十分だと感じています。インターネットなどを利用して自力で認知症地域支援推進員や相談機関につながる方もいらっしゃいますが、それは一部の方であると思うので、少しでも早く相談機関等につながるような体制づくりをしていきたいと考えています。
認知症地域支援推進員が関わることで、御本人や家族が抱えている不安が軽くなり笑顔が見られたときは、私たちも嬉しく思います。日々不安と葛藤がある生活の中で、少しでも長く、そして、たくさん笑顔になっていただけるよう、引き続き、精一杯支援してまいります。
広島市では、各区に1名の認知症地域支援推進員を配置しています。相談される場合は、配置されている各地域包括支援センターにご連絡ください。
区 | センター名 | 所在地 | TEL | FAX |
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中 | 広島市江波地域包括支援センター | 中区基町19-2-425 | 296-4833 | 533-7100 |
東 | 広島市福木・温品地域包括支援センター | 東区上温品1-11-27-101 | 280-2330 | 562-2333 |
南 | 広島市大州地域包括支援センター | 南区大州1-1-26 | 581-6025 | 581-6026 |
西 | 広島市観音地域包括支援センター | 西区観音町16-19 3階 | 292-3582 | 292-3172 |
安佐南 | 広島市安佐・安佐南地域包括支援センター | 安佐南区中須2-19-6 3階 | 879-1876 | 879-7764 |
安佐北 | 広島市亀山地域包括支援センター | 安佐北区亀山4-2-36 | 819-0771 | 814-0501 |
安芸 | 広島市瀬野川東地域包括支援センター | 安芸区瀬野2-17-33 | 820-3711 | 554-5021 |
佐伯 | 広島市五日市地域包括支援センター | 佐伯区五日市中央2-4-40 | 924-0053 | 921-2865 |