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平成28年4月から、『元気じゃ健診』が健康診査の愛称となりました。
健康診査とは、特定健康診査、後期高齢者に対する健康診査のことです。
生活習慣病の予防や早期発見・早期治療のために、年に1回健診を受診しましょう。
【電話勧奨事業について(お知らせ)】
令和6年11月下旬より、特定健診未受診者の方へ電話での受診勧奨を行います。
電話は委託先のコールセンター(電話番号:082-512-0261)より発信します。
・上記電話番号は発信専用ダイヤルであり、折り返しいただいた場合は自動音声アナウンスに切替わります。
・市で受診結果を把握するまで時間がかかるため、既に受診済みの方へも行き違いで架電する場合がございます。
受診時には、お住まいの区の保健センターが発行する受診券と健康保険証を必ずお持ちください。
また、受診券に記載されている内容を事前にご確認ください。
メタボリックシンドローム(注1)の予防に着目した健康診査です(健康診査の結果によって、特定保健指導(下記参照)の対象となります。)。
対象者は、広島市国民健康保険加入者のうち、その年度末に40歳以上である方です。ただし、厚生労働大臣が別に定める人を除きます。
検査内容
身長・体重測定、腹囲測定、血圧測定、血液検査(血中脂質・肝機能・血糖・腎機能検査・尿酸検査・貧血検査)及び尿検査
必要に応じて、次の検査を実施します。―心電図検査、眼底検査
(注1)メタボリックシンドローム…お腹の内臓まわりに脂肪がたまる内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖、脂質異常、高血圧のうち2つ以上あわせもった状態です。心臓病や脳卒中を引き起こす動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病の前触れです。
特定健康診査の結果により3つのランクに分けて、保健指導を行います。
3か月間にわたる継続的な支援です。特定保健指導機関(病院など)で、専門職(医師、保健師、管理栄養士)による個別面接などを行います。健診の検査値を改善するため、実践できる目標(食生活や運動など)を自分で選択して、継続的に実行するための必要なサポートが受けられます。
生活習慣の改善を促す、原則として1回の支援です。お住まいの区の保健センターの専門職が、お家を訪問します。生活習慣を振り返り、改善するための具体的な行動目標(食生活や運動など)を立て、それを行動に移すための必要なサポートが受けられます。
内臓脂肪をためないための情報提供です。健康診査の結果通知時等に、生活習慣などを見直すきっかけになるような情報を提供します。
生活習慣病の早期発見・早期治療を目的とした健康診査です。
対象者は、次のいずれかに該当する方です。ただし、広島県後期高齢者医療広域連合が別に定める人を除きます。
検査内容
身長・体重測定、血圧測定、血液検査(血中脂質・肝機能・血糖・腎機能検査・尿酸検査・貧血検査)及び尿検査
必要に応じて、次の検査を実施します。心電図検査、眼底検査
上記(1)・(2)以外で、協会けんぽなどの医療保険に加入されている方(会社員やその妻など)は、健康保険証に記載されている各医療保険者が健康診査を実施します。ご加入の医療保険者にお問合せください。
胃がん、肺がん、大腸がん、子宮頸がん及び乳がんの検査を行っています。
受診時には、対象者に広島市がお送りしている「各種がん検診受診券」を必ずお持ちください。
また、事前に内容をご確認ください。
対象者
※ 協会けんぽなどの医療保険に加入されている方は、健康保険証に記載されている各医療保険者へがん検診の実施の有無についてご確認ください。
※ 職場などでがん検診を受ける機会がない方は、お住まいの区の保健センターにご連絡ください。「がん検診の受診券」をお送りできる場合があります。
※ 受診券を紛失された場合は、お住まいの区の保健センターにご連絡ください。
検査内容・対象者
ア 造影剤を用いた胃のレントゲン検査(40歳以上、1年度に1回)
イ 胃内視鏡検査(50歳以上、2年度に1回)
(注)40歳代の方はアのみ、50歳以上の方はアかイのいずれかの選択となります。
(注)ただし、次の方は除きます。
(注)集団検診会場で胃内視鏡検査を受診することはできません。
対象者は、年度末に40歳以上の方です。
検査内容は、胸部レントゲン検査です。(必要に応じて痰(たん)の検査も行なわれます。)
(注)ただし、次の方は除きます。
検査内容は、検便(大便中に混入した血液の検査)です。
(注)ただし、次の方は除きます。
対象者は、受診時に20歳以上の女性です。
(注)ただし、次の方は除きます。
2年度中に1回受診できます。
検査内容は、子宮頸部細胞診です。個別医療機関でのみ、症状などから医師が必要であると判断し、本人が同意する場合に、追加で子宮体部細胞診を実施しています(集団検診及び健康づくりセンターでは実施していません。)。
対象者は、年度末に40歳以上の女性です。
(注)ただし、次の方は除きます。
2年度中に1回受診できます。
検査内容は、乳房エックス線検査(マンモグラフィ)です。
自己負担金が必要です。
ただし、次のいずれかをお持ちの方については、無料で受けることができます。
自己負担金については、元気じゃ健診(健康診査)とがん検診の自己負担金をご覧ください。
受診場所は以下の3通りから選んでください。
市内の医院、病院等(広大病院、県立広島病院等一部を除く)で診療時間内に受診できます。
あらかじめ、受診を希望する医療機関へお問合せください。
医療機関は、『各種健診(検診)』を受けられる医療機関リスト<外部リンク>のページから御確認ください。
各区の集団検診日程は、集団検診の予約方法のページに掲載しています。
なお、天候等により変更・中止する場合がありますので、ご了承ください。
所在地:中区千田町3-8-6
実施曜日・受付時間 (祝日及び12月28日午後から1月4日までは休みです。)
区分 |
平日 |
土曜日 |
日曜日 |
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元気じゃ健診(健康診査) |
8時30分~11時50分 |
(4月と8月の土曜日はすべて閉館します。) |
(4月4日と8月の日曜日はすべて閉館します。) |
大腸がん検診 |
|||
肺がん・結核健診 |
|||
胃がん検診(バリウムによる検査) |
8時30分~11時50分 |
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胃がん検診(胃内視鏡検査) | 午前中 ※予約制 | ― | ― |
子宮頸がん検診 |
月・水・金曜日 |
― |
(第3のみ) (8月の日曜日はすべて閉館します。) 撮影、診察は女性が対応 ※予約制 |
乳がん検診 |
13時~15時 |
― |
予約先: 544-8228 (広島市健康づくりセンター予約専用ダイヤル)
予約受付時間: 月曜日から金曜日 9時から16時まで (祝日及び12月29日から1月4日を除く)
高血圧、糖尿病、脂質異常症、がんなどの生活習慣病は、無症状のまま進行します。
健診は自分では気づかない体の変化を知る貴重な機会です。
健診を受けて、病気の早期発見・早期治療につながった方の「健診(検診)を受けてよかったエピソード」を御紹介します。
(Fさん/八十二歳/主婦) 私は現在八十二歳です。三十年前の事です。当時は、毎日仕事に追われ、今思えば便秘・下痢をくり返していましたが気にもしませんでした。健康診断も受けたことはなかったです。たまたま広島市ガン検診の通知が目につき、娘が健康診断を勧めてくれました。検診の結果は、精密検査を要するとのこと。K病 院で大腸カメラを受け大腸ガンと診断されました。大きな病院を紹介されて、再検査の結果、手術・下行結腸・ステージ2。当時は腹腔鏡手術はなく開腹手術で、下腹部に十五センチの大きな傷が残っています。「からだとくらし」の新聞を読ませて頂き、はじめて大腸ガンは左側は便秘・下痢があると知りました。大腸ガンだと知らされたショックは、人生これでおしまい、ガンは死ぬものだと思い、今はまだ死にたくないと、あせりと動揺は大きかったです。手術当日の夜、娘が簡易ベッドを借りてベッドの横で付き添ってくれました。娘の手と私の手を腰紐で結び、用事があれば私が引っ張り一夜を明かしました。今思えば考えられない光景です。 娘が「私はお母さんの命の恩人よ」と笑い飛ばし、私は娘に頭が上がりません。術後、先生の指示に従い「癒着するから動きなさい」と言われ指示を忠実に守りました。医学の事はまったく知らない私で したが、お陰様で健康に関心をもち、健康診断を毎年受けて幸せに過ごしております。 |
(S.Tさん) 我が家は、夫が2001年に胃がん、私が2003年に乳がんになりました。 夫は高血圧で慢性疾患外来にかかっていて、5年間健診を受けていないことを医師から指摘されて健診をして胃癌が、私は年1回の職場健診で乳癌が見つかりました。共に自覚症状があったわけではないので頭が真っ白になりました。癌の診断をされて、手術までの間は本当に不安でしたが、その間の健診科の看護師さんのアドバイスや励ましは本当にありがたかったです。 夫は手術後3週間の入院で、退院後は即仕事に復帰。私は全摘手術とその後、転移の恐れがあるということで、半年の抗がん剤治療を受けました。 乳癌手術後5年の通院を途中で怠ったことでお母さんを亡くした友人から、「絶対、先生から大丈夫と言われるまで治療してね」と言われたので、10年間通い完治しました。年1回の健診をしていれば手遅れで命を落とすことはありません。今も1年に1回の健診は、私たちの登竜門です。信頼できるS病院があって本当にありがたいです。 |
この他にも、自覚症状のない状態での健診(検診)受診により、心電図の異常が認められ治療につながった方や、大腸ポリープや胃潰瘍等が発見され治療された方から「早期発見・早期治療が重要」「健診を受けなかったら(異常を)知らずに過ごす所でした」等のお声が市民から寄せられています。
「何かあったら病院に行く」のではなく、「何もなくても健康診査で健康を確認」し、御自身の健康を守りましょう。