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市民・事業者の皆さんへ(油や廃液などの流出防止対策のお願い)

ページ番号:0000013337 更新日:2023年8月10日更新 印刷ページ表示

1 油や廃液などの流出による事故の現状

油や廃液などの流出による事故が多発しています!

 広島市内では、河川や水路などの水質汚染事故が年間約90件発生しています。その中で、全体の約30%を占めているのが、油やワックスはく離液、外装塗装の廃液などの流出による事故です。

2 油や廃液などの流出による影響

  • 生活用水の汚染
    河川の汚染や地下浸透により、浄水場での取水停止や井戸水が使えなくなるなどの被害が生じる場合があります。
  • 農業や漁業への影響
    稲などの農産物の成長阻害や魚介類のへい死など、農業や漁業への被害が生じる場合があります。
  • 火災などの発生
    油の種類や量によっては、火災や爆発を引き起こす危険性があります。
  • 生活環境への影響
    悪臭の発生や親水護岸の汚染など、生活環境が悪化する場合があります。
  • 下水施設の機能低下
    下水管への流入により、管の詰りや下水処理施設の機能低下を引き起こす場合があります。

 このように、油や廃液などが流出すると、私たちの生活に様々な悪影響を及ぼすこととなります。
 油や廃液などの管理、処分は責任を持って行い、絶対に河川や水路などへ流出させないようにしてください。

3 市民の皆さんへ

(1) 家庭で残った油や廃液などの処理

  • 廃食用油の処理
    • 食用油などは、冷ました後、ボロ布や新聞紙にしみ込ませるなどして、「可燃ごみ」として出してください。牛乳パックなどに紙をつめて、しみ込ませると簡単です。
    • 使用済みのてんぷら油(廃食用油)は、回収可能な店に持参すると、リサイクルされます。
      ※ 使用済みのてんぷら油(廃食用油)の回収については、こちらをご覧ください。
  • 家庭で要らなくなったエンジンオイル・灯油などの処理
    • 要らなくなったエンジンオイル・灯油などの処理は、ガソリンスタンドや販売店に相談し、回収してもらってください(有料の場合があります)。
    • 廃液などは、廃棄物として処分してください。

(2) 河川や水路などに油や廃液などが流出した場合の措置

  • 速やかに下記に通報してください。
    • 広島市消防局通信司令室 Tel 119
    • 広島市環境局環境保全課 Tel 082-504-2188
  • 油や廃液などをくみ取り回収(手くみ取りや専門処理業者のバキューム車による回収)するか、くみ取りができない場合は、吸着マットや布、紙などでふき取ってください。ふき取った吸着マットなどは「可燃ごみ」として出してください。

4 事業者の皆さんへ

(1) 流出事故防止対策

事故を起こさないよう防止対策を講じましょう!

  • 貯油施設などのポンプ、配管などは定期的に点検し、誤作動や漏れ、破損が起きないようにしてください。
  • 油類の移送の際にはバルブの開閉を確実に行い、オーバーフローなどに注意してください。
  • 機械・器具の洗浄や作業場の清掃による排水などに油分が含まれている場合には、油水分離槽を通過させるなど、油分を除去した後で下水道や河川に排出してください。
  • 油水分離槽は定期的に点検、清掃などを行い、油分が流出しないよう注意してください。
  • 油類などの保管場所には囲いを設け、万一の事故で油類などが漏れても、河川、農業用水路や下水管などへ流れ込まないようにしてください。
  • 塗料の残液などは廃棄物として適正に処分し、残液やハケの洗浄水などの排水を道路側溝や雨水ますに捨てないでください。
    (道路側溝や雨水ますに油類や塗料を流すと、雨水管を通り河川や海に直接流れ込み多大な影響を与えます。)
  • 洗剤を使用する際は、河川を汚さないよう適正に使用してください。

(2) 油や廃液などの流失事故が発生した場合の応急措置

すばやい対応で事故の被害は最小限に!!

 誤って油や廃液などを流した場合、被害を最小限に留めるため、流出防止措置及び回収を行ってください。

 流出防止措置例

  • 事故原因がポンプなどの設備機器の誤作動や配管の破損の場合、関連した設備機器を停止する。
  • オイルフェンスや土のうなどを設置し流出を防ぐとともに、油の場合、吸着マットや布などで回収する。
  • 油や廃液などをくみ取り回収(専門処理業者のバキューム車による回収や手くみ取り)するか、くみ取りができない場合は、吸着マットや布、紙などでふき取る。

 ※ いずれの場合も、吸着や回収、清掃に使用した吸着マットなどの資材は適切に処分してください。

座布団類による吸着・回収(中綿を使用する)の画像

ふとん、座布団類による吸着・回収
(中綿を使用する)

土のう等による流出防止 塩ビ管等による水抜き管を設置の画像

土のうなどによる流出防止
塩ビ管などによる水抜き管を設置

5 流出事故が発生した場合等の連絡先

速やかな通報が汚染の拡大を防ぎます!

 速やかに下記に通報して下さい。

 広島市消防局通信司令室 Tel 119通報内容 原因者又は発見者の氏名と電話番号、流出場所、流出物名と量、流出発見時間

 <河川などへ流出した場合>

 広島市環境局環境保全課 Tel 082-504-2188

 <下水道へ流出した場合>

 広島市下水道局管理課 Tel 082-241-8250

 <海へ流出した場合>

 広島海上保安部 Tel 082-253-3111

 <家庭で要らなくなったエンジンオイル、灯油などの処理>

 広島市環境局業務第一課 Tel 082-504-2220