有機フッ素化合物

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1011910  更新日 2025年6月19日

印刷大きな文字で印刷

1 有機フッ素化合物とは

有機フッ素化合物(PFAS)は、環境中では分解されにくく、人や動物への毒性や蓄積性が明らかになり、環境中での検出事例が注目され始めている化学物質です。
PFASのうち、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)及びPFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、様々な表面処理の用途(泡消火薬剤、フッ素ポリマー加工助剤等)に用いられ、人への健康影響が疑われたことから、国は要監視項目として指定し、暫定指針値(PFOS及びPFOAの合算値で50ng/L)※を設定しました。

※ 体重50kgの人が、水を一生涯にわたって毎日2リットル飲用したとしても、この濃度以下であれば人の健康に悪影響が生じないと考えられる値として国が設定したもの。

2 広島市の河川水等のPFOS及びPFOAについて

2-1 調査結果

広島市環境局では、市内河川について、PFOS及びPFOAの調査を行っています。
過去の調査結果は以下のとおりです。

2-2 瀬野川水系におけるPFOS及びPFOAの検出について

令和5年度、東広島市と共同して実施した瀬野川水系の調査において、東広島市との市境の広島市域1地点(石仏橋)で暫定指針値を超過しました。
調査結果の詳細は以下のとおりです。

この結果を受けて、石仏橋周辺の地下水5地点(飲用利用2地点を含む)を調査したところ、5地点すべてで暫定指針値を下回りました。
調査結果の詳細は以下のとおりです。

調査結果について、地下水調査を行った井戸の所有者や、石仏橋から一貫田の間にお住まいの住民に対してお知らせしました。
石仏橋の河川水では、暫定指針値の超過が続いていることから、石仏橋及び近傍で飲用利用のある地下水2地点において、当面の間、月1回の定期的な水質調査を実施します。
調査結果は、今後も定期的に公表していきます。

2-3 湯坂川及びその支川におけるPFOS及びPFOAの検出について

令和7年3月に、本市が湯坂川及びその支川において、調査を実施したところ、支川の一部地点(2地点)で暫定指針値を超過しました。
調査結果の詳細は以下のとおりです。

この結果を受けて、支川のうち、超過地点周辺の地下水3地点を調査したところ、3地点すべてで暫定指針値を下回りました。
今後も、当面の間、湯坂川支川の河川水及び地下水について、月1回の定期的な水質調査を実施し、調査結果は、定期的に公表していきます。

3 関連情報

3-1 PFOS等を含む水の処理に用いた使用済活性炭の適切な保管等について

水道における暫定目標値又は公共用水域等における暫定指針値を超過する濃度のPFOS及びPFOAを含む水の処理に用いた使用済活性炭の適切な管理について、環境省から以下のとおり通知がありました。
使用済活性炭の適正な保管、適正処理、再生を委託する場合の留意事項が記載されていますので、関係事業者はご留意ください。

3-2 外部リンク

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

環境局環境保全課 水質係
〒730-8586 広島市中区国泰寺町一丁目6番34号
電話:082-504-2188(水質係) ファクス:082-504-2229
[email protected]