牛海綿状脳症(BSE)への対応
牛海綿状脳症(BSE)とは
BSEは、昭和61年に英国で初めて確認された牛の病気です。国内では平成13年9月に初めて確認されました。
この病気にかかると、脳の組織が空胞化し海綿状(スポンジ状)になることから、牛海綿状脳症と名付けられています。感染してから発病するまでの期間(潜伏期間)が約3~7年程度とされており、発病すると起立不能や痙攣などの神経症状を呈し、死に至ります。
平成25年5月に開催された国際獣疫事務局(OIE)総会において、日本は最も安全な「無視できるBSEリスク」の国に認定されました。
広島市の対応
スクリーニング検査の実施
生体検査において、神経症状や全身症状を示した牛について、と畜検査員が検査必要と判断した場合は、BSEスクリーニング検査を実施します。
スクリーニング検査で陽性と判断された場合には、国などの検査機関でより精度の高い確認検査を行います。それらの結果に基づいて国の専門家会議においてBSEか否かの判断をします。牛海綿状脳症であると診断された牛の枝肉や内臓などはすべて焼却されます。
スクリーニング検査及び確認検査の実施中は、対象牛の枝肉や内臓などは適切に保管され、合格となるまで出荷されることはありません。
生体検査の強化
生体搬入時には、牛の月齢や生産者を確認できる書類を添付するよう推奨しています。また、と畜検査員(獣医師)が病気の有無を詳細に調べ、起立不能や神経症状などのBSE感染を疑う所見がないかどうかを検査しています。
特定部位の除去及び焼却
BSEの原因となる異常プリオンが蓄積しやすい特定部位は、すべて焼却処理しています。
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健康福祉局 食肉衛生検査所 第二検査係
電話:082-279-2915/ファクス:082-279-2918
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