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男性のワーク・ライフ・バランス~できることからはじめよう~
「男は仕事、女は家庭」から、みんなの「ワーク・ライフ・バランス」へ
「男は仕事、女は家庭」というフレーズに代表される、性別によって役割まで決めつけるような考え方を、『固定的性別役割分担意識』とよんでいます。
このような考え方が、女性の社会進出を阻んできた一方で、男性の生き方を画一的なものにしてきたとも言えます。
かつて、高度経済成長期には、夫が働き、妻が専業主婦として家庭や地域での役割を一手に担うという世帯が一般的で、多くの男性は、大黒柱として一家を支えるべく、「仕事中心」の生活を送ってきました。
しかし、社会のしくみは少しずつ変わり、共働きの世帯が増え、家事や育児は女性の役割という価値観から、夫婦でそれらを分担し、お互いに協力して仕事と家庭を両立すべきという価値観に変わりつつあります。
理想のバランスを考えよう
だれもが、家事や子育て、介護など、それぞれの家庭生活の状況に合わせて、希望どおりに仕事とのバランスを取ることができる。
そんな、多様な働き方やライフスタイルを選択できる環境を目指して、少しずつ、企業などでの「働き方改革」の取組が始まっています。
仕事だけではなく、「家庭」での生活も、「地域」での活動も、さらに趣味や自己啓発などのプライベートも、それぞれ充実させることができたら、日々の暮らしはもっと豊かになるのではないでしょうか。
そのためにも、一度、自分の働き方や暮らし方を、見つめなおしてみませんか。