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令和5年度夏の食中毒予防期間実施結果

ページ番号:0000355756 更新日:2023年10月23日更新 印刷ページ表示

令和5年度 夏の食中毒予防期間の実施結果について

 例年、夏期には、カンピロバクター等の細菌性食中毒が多発します。そこで、広島市では、食中毒など食品による事故を未然に防止し、食品衛生の向上を図ることを目的に、6月1日(木曜日)から9月30日(土曜日)までの4か月間を「夏の食中毒予防期間」とし、事業者及び消費者に対する食中毒予防の普及・啓発事業を実施しましたので、結果をお知らせいたします。

1 監視指導等の実施結果

(1)食品関係施設への立入検査

 夏期に多発する腸管出血性大腸菌やカンピロバクター等による食中毒の原因施設となる頻度が高い施設を中心に立入検査を行い、必要に応じて啓発用リーフレット等を活用し指導を行いました。また、7月3日(月曜日)に、8施設の大規模小売店への一斉監視を行いました。

監視件数
業種 監視件数
飲食店営業 2,084
製造業 739
その他(届出業種を含む) 2,505
5,328
仕出し・弁当店(再掲含む) 274
旅館(再掲含む) 16
給食施設(再掲含む) 38

(2)食品の検査

 市内で製造又は販売されている食品36検体について、食中毒細菌等の微生物、食品添加物等を検査した結果、違反はありませんでした。

 

食品の検査結果一覧
食品等分類 検体数 違反検体数
魚介類 46 2
魚介類加工品 8 0
食肉 38 0
食肉製品及び食肉加工品 10 1
2 0
アイスクリーム類・氷菓 1 0
めん類 4 0
菓子類 28 0
穀類加工品 3 0
生鮮野菜及び果物 38 0
野菜果物乾燥品及び加工品 3 0
漬物 10 0
そうざい及びその半製品 56 1
弁当 8 0
かん詰又はびん詰食品 5 0
清涼飲料水 9 0
酒精飲料 1 0
調味料 1 0
その他の食品 5 0
276 4

2 指導内容

(1)共通事項

 ア HACCPに沿った衛生管理の導入状況の確認

   施設に立ち入り検査を実施する際には、厚生労働省が内容を確認した手引き書に基づき、HACCP衛生管理計画の作成指導及び助言を行いました。

 イ 施設の清浄度等の確認

   施設立入検査の際に、施設のふき取り検査等の簡易検査を行い、その結果に応じた指導を行いました。

 ウ 食品取扱者等への自主的な衛生教育の実施指導

   食品衛生上の危害の発生防止における食品衛生責任者の役割の重要性について啓発を行うとともに、未設置施設については速やかに設置するよう指導しました。
   また、食品衛生に関する新しい知見を取得するため、積極的に実務講習会を受講するよう指導しました。

(2)重点事項(食中毒の原因施設となる頻度が高い施設)

 ア 生食用又は加熱不十分な食肉(内臓を含む。以下同じ)を提供している施設

   食中毒予防のため、飲食店においては、消費者に対して、生又は加熱不十分な状態で提供しないことについて指導を行いました。(生食用食肉の規格基準に沿って加工されたものを除く)

 〔主な指導内容〕

  • 牛の筋肉について、生食用食肉の規格基準に適合したものを販売、提供すること。
  • 馬の肝臓又は肉について、衛生基準に基づいた取扱を行うこと。
  • 生食用としての販売・提供を中止すること。
  • 加熱不十分な食肉について、中心部まで十分に加熱して販売・提供すること。
  • 加熱不十分な食肉について、販売・提供を中止すること。
  • 加工時、調理時の衛生的な取扱い、器具の使い分け等を行うこと。
  • 一般消費者への販売・提供後に十分な加熱や器具の使い分け等の情報提供を行うこと。(例:食肉販売店、客席にコンロ等の加熱設備がある飲食店)  

 イ 大量調理施設(仕出し・弁当店)   

監視件数
監視件数 違反件数
274 1

 ウ 大型旅館

監視件数
監視件数 違反件数
16 0

 エ 集団給食施設

監視件数
監視件数 違反件数
38 0

 オ 大規模小売店

   大規模小売店においては、保存温度及び消費期限等の食品安全管理の指導を行いました。
   また、生食用鮮魚介類を取扱う施設においては、アニサキス食中毒予防のため、冷凍処理等適切な方法での処理や消費者への注意喚起について指導を行いました。

3 消費者に対する啓発

(1)食品衛生講習会実施状況

 
対象 回数 対象人数
食品関係事業者 18回 1,604名
消費者 9回 432名

(2)広報及び啓発活動状況

 
普及啓発行事の事業 実施月日・場所 内容
マツダスタジアム食中毒予防啓発

6月~(夏の食中毒予防期間中のプロ野球開催日)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

大型ビジョンに食中毒予防の静止画の投影及び場内アナウンス
デジタルサイネージ

5月16日(火曜日)~6月15日(木曜日)
市内3か所(わが街ナビ)

カンピロバクター食中毒予防啓発
デジタルサイネージ

6月16日(金曜日)~7月15日(土曜日)
市内約20か所

7月16日(日曜日)~8月15日(火曜日)
市内3か所(わが街ナビ)

アニサキス食中毒予防啓発
食品安全情報センターニュース情報配信 8月 2件

「焼鳥店等でカンピロバクター食中毒多発」

「鶏卵が原因と疑われるサルモネラ食中毒が発生」

広報紙「市民と市政」への記事掲載 6月1日(木曜日) カンピロバクター食中毒予防啓発
食中毒パレード 8月1日(火曜日)
広島市本通商店街
食中毒予防啓発
広島市テレビ広報番組「鈴木福のミミヨリ!ひろしま」の放映

6月11日(日曜日)
21時54分~21時57分

カンピロバクター食中毒予防啓発
テレビ放映 8月31日(木曜日) RCC「イマナマ!」 「アニサキスにご用心!」

4 食中毒の発生状況

 夏の食中毒予防期間中に食中毒事件が6件発生しました。

 
病因物質 発生件数 原因施設
カンピロバクター 3 飲食店
サルモネラ 1 飲食店
アニサキス 2 魚介類販売施設:1件
家庭:1件

 

このページに関するお問い合わせ先

健康福祉局 保健部 食品保健課 調査係
電話:082-241-7434/Fax:082-241-2567