1 緊急消防援助隊の概要
皆さん、緊急消防援助隊を知っていますか?
国内で大地震・大洪水など、広い範囲にわたる大規模災害や特殊災害が発生した場合に、被災地の消防機関だけでは対処できないことがあります。
そんな時、被災地からの要請などにより、各都道府県の消防本部や航空隊が、空から陸から応援に駆けつけます。この応援部隊こそが「緊急消防援助隊」なのです。
日本各地の721消防本部・6546隊が緊急消防援助隊として登録されています。(令和3年4月1日現在)
2 佐伯消防署の派遣車両
佐伯消防署では、消火小隊(タンク車)、救助小隊(救助工作車及び津波風水害対策車)、後方支援小隊(支援車)の3隊が応援部隊として登録されています。
3 緊急消防援助隊の活動内容、訓練風景
いつ災害が発生してもすぐに対応できるように、普段から隊員個々の着替えや簡易的な食糧、薬などを準備し要請に備えています。
また、被災地へ到着してからすぐに活動できるように、普段から車両、資器材の点検や各種訓練を行っています。
それでは、各小隊の活動内容を紹介します。
消火小隊
消火小隊は、主に大規模火災時の消火活動を行います。
地震により多数の建物から火災が発生!
「放水はじめ!」
救助小隊
救助小隊は、主に災害で崩れた家や車内に取り残された人の救出を行います。
「安心してください!すぐ助けますよ!」
津波・大規模風水害対策車には、水陸両用バギー車やゴムボート等を積載しています。
水陸両用バギー車は、瓦礫などの悪路や水の上でも走れます。
「どんな道でも助けにいくぞ!」
ゴムボートは、浸水により孤立した人や、水面に浮いている人を救助します。
「入水準備よし!」
後方支援小隊
支援車には、エアーテントやベッド等を積載し、車内にはトイレや給湯設備が備わっています。
後方支援小隊は、食事や休憩スペースの設営など活動隊員の活動を後方から支援します。
「縁の下の力持ち!」