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Ⅱ 平和意識の醸成
1 平和文化の普及促進
市民一人一人が日常生活の中で平和について考え行動する「平和文化」を市民社会に根付かせるため、平和文化月間におけるイベントの開催や、冊子「平和文化の振興」の配布などを通して、広く平和文化の普及促進を図っている。
2 ひろしま子ども平和の集い
平和記念式典参列等のために広島を訪れる子どもたちと広島の子どもたちに、広島の地から平和のメッセージを発信してもらうことにより、若い世代の平和意識の高揚と主体的な取組の促進を図っている。
3 中・高校生ピースクラブ
中・高校生を対象に、平和を推進していく人材の育成を図るため、講座や実習、ワークショップ、他都市の青少年との交流などを通じて、被爆の実相を学び平和を目指して取り組む力を養う機会を提供している。
4 若者による平和の誓いの集い
被爆75周年の令和2年(2020年)から毎年、平和文化月間である11月に、夜の平和記念公園の雰囲気を活かしながら、若者が主体となって企画・運営し、平和のメッセージを発信する取組を実施している。
5 ヒロシマ・ピースフォーラム
広島市内在住又は通勤、通学している18歳以上の人を対象に、講義や参加者同士の討論を通じて、市民が原爆や平和について考え、どのように行動していけばよいかを探求する機会を提供している。
6 折り鶴に託された思いを昇華させるための取組
平和記念公園の「原爆の子の像」に国内外から捧げられる折り鶴に託された平和を願う思いを多くの人々と共有し、核兵器廃絶と世界恒久平和を願う輪を広げていくため、平成24年(2012年)度から折り鶴に託された思いを昇華させる取組を推進している。
〔折り鶴配付件数〕731件 〔配付した折り鶴の量〕191.3t
〔これまでに寄せられた折り鶴の量〕215.0t (令和5年(2023年)3月末日現在)
7 折り鶴再生紙によるピースメッセージ事業
平和記念資料館を見学した修学旅行生等が、被爆の実相に触れて感じた平和への思いを、見学後も折々に思い出せるよう、折り鶴再生グッズを配布する。