令和7年度 「ニノシマボタルを育てる里人の会」6月のヘイケボタル観察会の活動報告
学びあり・遊びありで自然を満喫した1日でした!
6月22日(日曜)にヘイケボタル観察会を開催しました!
今回の観察会は、5月に予定していたヒメボタル観察会が雨で中止になってしまったので、待ちに待った観察会でした!!
4歳から80歳まで幅広い世代の方々(計50名)に参加してもらいました。
ホタルの観察だけではなくて、レクリエーションもしながら楽しんだ1日を紹介していきます!
海辺の生物観察
ユーハイム似島歓迎交流センター付近にある砂浜で、海辺の生物観察を行いました。
今回、講師として広島大学名誉教授の大塚教授にお越しいただき、捕まえた生き物がどんな生態なのか解説してもらいました。
こどもたちはもとより、大人も石をひっくり返してカニやヤドカリがいないかと探し、それらを見つけては、素早く逃げる生き物を必死に追いかけていました!
大塚教授に生き物の名前や特徴などを教えてもらい、海辺の生物に詳しくなったところで、捕まえた生き物たちは海にリリースしてあげました。
ホタル池周辺整備
夜のホタル観察会に向けて、ホタル池周辺の整備を行いました。
竹が覆いかぶさっていた道路や、雑草や落ち葉だらけのホタル池がきれいに!
また、付近のぬかるみを改善するために湧き水の水源を探し、竹工作で簡易的な水路作りました!
これで夜にホタルを観る準備はバッチリ!!
ワークショップ(竹細工・バルーンアート)
ユーハイム似島歓迎交流センターの研修室をお借りして、竹細工とバルーンアートを行いました。
竹細工は、ホタル池に覆いかぶさっていた竹を再利用して行い、柄杓やコップ、ペン立てを作りました!
穴が開いてしまったり、まっすぐに切れなかったり、苦戦しながらもなんとか完成し、世界に一つだけの品を作ることができました!
バルーンアートは、趣味としてバルーンアート作りをしている会員の方に講師をお願いし、こどもたちを中心に行いました。
割れてしまうのではないかという恐怖と戦いながら、勇気を持ってバルーンをねじっていくと、こどもたちでも簡単に剣やお花を作ることができました!
どちらの体験も普段はできない貴重な体験となりました。
ワークショップ(ホタルクイズ大会)
ホタルや似島についての知識やひらめき力が問われるクイズ大会をチーム対抗戦で行い、優勝チームには似島グッズをプレゼントしました!
大人とこどもが協力しながら問題を解いていき、会員同士の交流もできて、絆もより深まりました。
優勝できなくて泣き出す子までいるくらい真剣に考えてくれて、とても盛り上がる大会となりました!
講義「生き物の発光」
大塚教授に、ホタルだけでなく、いろいろな生き物の発光の仕組みや理由について講義を行っていただきました!
キノコや、ゴカイ、サメの仲間などにも光る種類がいたり、光る理由も様々で、知らない世界を知ることができて、とても面白い講義でした。
また、講義の最後には、当日の昼に似島で獲った夜光虫を顕微鏡で観察したり、カブトガニや深海のクラゲなど、普段見ることができない生き物を見たりすることができ、貴重な体験となりました。
ホタル観察
最後に本日のメイン!待ちに待ったホタル観察を行いました!
夕暮れとともに少しずつ姿を現し始めたヘイケボタルたちは、20時過ぎにピークを迎え、本格的に飛び交い始めました!
推計130匹のホタルが飛び交い、とても幻想的で神秘的な光景で、今年もニノシマボタルを守ることができたことに、会員の方々も安堵と感動の様子でした!
ホタルたちが見られたのも束の間、突然の豪雨に見舞われ、急遽観察会を終了し、帰路につくことに、、、
最後は少し残念な結果とはなりましたが、それもまた忘れられない思い出となりました!
次回の活動
7月27日(日曜)にホタル池の環境整備活動を行います。
今回は、草刈りと、水路作りをメインに作業を行う予定です。
暑い中での作業となりますが、来年もホタルが生息し続けることができるような環境を作るため、会員の皆さんと作業を行います!
「ニノシマボタルを育てる里人の会」の活動や会への参加に興味がある方は、ぜひご連絡ください!
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