広島市の「にも包括」構築に向けた取組

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ページ番号1038846  更新日 2025年5月12日

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広島市における「にも包括」構築に向けた取組と目指す姿

目的と目標

本市では、精神障害があっても、住みたい場所で安心して暮らせる地域であることを目的に、以下の目標を定め、具体的な取組を実施しています。

  1. 保健・医療・福祉の重層的な連携ができること
  2. 住みたい場所で安心して暮らせる地域基盤が整備できること
  3. 必要な時に適切に相談支援と精神科医療に繋がる体制ができること

目指す姿

広島市の「にも包括」構築の目指す姿

広島市の「にも包括」構築の目指す姿として、これまで協議を行ってきた課題について整理しました。

白抜き部分は本市で実施している取組で、色付き部分は本市の課題としてこれから新しく取組を始めるテーマ、及びこれまでにある取組を強化する必要があるテーマとしています。

目指す姿を実現するために・・・

区「話し合いの場」に課題が集まり還元されるイメージ図

日頃、保健・医療・福祉関係者が活動の中で見聞きしたり感じたりしている地域の課題は、各区の「話し合いの場」へ持ち寄って協議しています。

区で対応可能な課題は区の活動の中で具体的に取り組み、区だけでは対応が難しい課題は市全体の「協議の場」へ上げていきます。

市全体の「協議の場」では、課題解決に向けた協議を行い、具体的な取組を地域に還元する仕組みとしています。

次の項目からは、市の「にも包括」構築に向けた協議の場の仕組みなどについて解説していきます。

広島市の「にも包括」構築に向けた協議の場

本市では、平成30年度に「にも包括」構築に向けた協議の場として、保健・医療・福祉の関係者で構成する「精神障害者地域支援部会」を設置し協議を行っています。

また、令和2年度からは、各区において「にも包括」の意義を地域の関係者と共有し、顔の見える関係づくりと課題の洗い出しを行う「話し合いの場」を設置しています。

広島市の「にも包括」構築に向けた課題を抽出するシステムのイメージ図

各区で議論された課題について、市全体で共有し、市として取組むべき課題を整理し、優先順位を付けて具体的な取組を検討しています。

精神障害者地域支援部会(協議の場)

市の保健・医療・福祉関係者による「にも包括」構築のための話し合いを行う場です。

市の取組の全体像を共有し、各分野の委員からの助言を受け、市の取組に反映させます。

また、協議内容については、広島市障害者自立支援協議会(全体会)へも報告しています。

市「にも包括」構築のためのコアメンバー会議

区「話し合いの場」担当者会議や、「にも包括」構築連携会議から抽出された市の課題について整理し、目的や目標を共有しながら、市の課題に対する具体的な取組について検討しています。

令和6年度から、優先順位を付けた課題の上位2つから、具体的な取組を検討するためのワーキンググループ会議を新たに設置し、協議を行っています。

「にも包括」構築連携会議

令和4年度から、広島市全体に関わる保健・医療・福祉関係者の連携強化に向けた取組として、年1回の会議を実施をしています。

市内の保健・医療・福祉関係者が一堂に会することで、日頃の活動ではなかなか関わることが少ない支援者同士が顔の見える関係を作るきっかけとなっています。

区「話し合いの場」担当者会議

区「話し合いの場」の「にも包括」事業担当者による合同会議です。

区「話し合いの場」での協議事項について、情報共有や意見交換を行い、その中で抽出された区の課題から、市の課題について整理をしています。

また、各区の取組の進捗状況や困りごとを共有できる場でもあり、区の取組を推進するためのヒントを得られる場としています。

区「話し合いの場」

市の「協議の場」同様、区の保健・医療・福祉関係者による「にも包括」構築のための話し合いを行っています。

主に、精神障害に関わる地域課題の整理や、課題解決に向けた取組の協議、顔の見える関係づくりを行っています。

広島市が実施している「にも包括」構築に向けた具体的な取組内容

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このページに関するお問い合わせ

健康福祉局障害福祉部 精神保健福祉課
〒730-8586 広島市中区国泰寺町一丁目6番34号
電話:082-504-2228(代表) ファクス:082-504-2256
[email protected]