令和7年第9回教育委員会議(6月定例会)議事録

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ページ番号1044163  更新日 2025年11月4日

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令和7年第9回 広島市教育委員会議議事録

令和7年6月27日(金曜日)、令和7年第9回広島市教育委員会議(定例会)を教育委員室において開催した。

1 開会及び閉会に関する事項

  • 開会 午前9時30分
  • 閉会 午前10時47分

2 教育長及び委員の出席者

教育長 松井 勝憲
委員 秋田 智佳子
委員 伊藤 圭子
委員 西 敦子
委員 一橋 信之
委員 砂橋 昌義

3 事務局等の出席者

  • 教育次長 木村 滋宏
  • 総務部長 中川 治昭
  • 学校教育部長 宅見 雄二
  • 指導担当部長 星野 和敏
  • 教育センター所長 森田 健嗣
  • 総務課長 田尾 雅之
  • 教育企画課長 原 修太郎
  • 教育企画課情報化推進・学校支援担当課長 丸山 真司
  • 学事課長 成田 万里子
  • 施設課長 井上 久也
  • 教職員課長 高田 尚志
  • 教職員課服務・健康管理担当課長 中田 晋介
  • 健康推進課長 藤谷 誠之
  • 指導第一課長 西村 智由紀
  • 指導第二課長 土居 達司
  • 特別支援教育課長 堀川 淳子
  • 生徒指導課長 菅川 雄二
  • 生徒指導課指導主事 上薗 貴史

4 傍聴者等

1人

5 議事日程

議題1 広島市立学校児童生徒数等(令和7年5月1日現在)について(報告)
議題2 市長が作成する議会の議案に対する意見の申出について(代決報告)
議題3 訴訟について(報告)【非公開】
議題4 教職員の人事について(議案)【非公開】

6 議事の大要

松井教育長

 ただ今から、令和7年第9回広島市教育委員会議定例会を開会いたします。
 本日は傍聴の方もいらっしゃいますが、お手元にお渡ししております注意事項をよくお読みいただいて、静粛に傍聴していただきますようお願いいたします。
 本日の議事録署名者は、伊藤委員と西委員にお願いいたします。
 これから日程に入ります。本日の議題はお手元の議事日程のとおりです。なお、本日審議予定の議題3につきましては、広島市教育委員会会議規則第5条第1項第7号「訴訟及び審査請求等に関すること」に該当し、議題4につきましては、同項第4号「事務局及び教育機関の職員の分限及び懲戒に関すること」に該当することから、会議を非公開としたいと思いますが、御異議ございませんか。
 (異議なし)
 異議なしと認め、議題3及び議題4については、非公開として審議することに決定しました。
 それでは、議題に入ります。発言者は簡潔明瞭に、全員に聞こえる声で発言をお願いいたします。
 まず、議題1「広島市立学校児童生徒数等(令和7年5月1日現在)について」を議題といたします。
 本件は報告案件です。内容について、総務課長から説明をお願いいたします。

総務課長

 それでは、議題1「広島市立学校児童生徒数等(令和7年5月1日現在)」について、集計結果の速報値を御説明させていただきます。
 資料の2ページをお開きください。まず、1、幼稚園についてです。令和7年5月1日現在の園数は18園、園児数は281人、学級数は37学級となっており、昨年に比べ、園数は1園、園児数は118人、学級数は3学級、それぞれ減少しています。園数の減少は、落合東幼稚園を廃止したことによるものです。
 また、園児数の減少については、令和6年度修了児、5歳児になりますけども、228人に対して、令和7年度の入園児が122人であることによるものです。また、学級数の減少については、落合東幼稚園を廃止したことに加え、大町幼稚園及び矢野幼稚園において、園児数の減少のため、4歳児学級と5歳児学級を複式学級にしたことによるものです。
 次に、2、小・中学校についてです。小学校については、学校数は140校、児童数は5万9,102人、学級数は2,608学級となっており、昨年に比べ児童数は1,565人減少しましたが、学級数は12学級増加しています。
 児童数の減少は、昨年度の6年生1万566人に対し、今年度の1年生が9,112人と1,454人下回ったことなどによるものです。なお、学校数140校のうち、児童数が増加した学校は28校、減少した学校は106校、増減なしが6校となっています。また、児童数1,000人以上の学校は、昨年度の6校から今年度は4校、春日野小、牛田小、川内小、宇品小となっています。
 次に、学級数については、通常の学級が児童数の減少などにより44学級減少した一方で、特別支援学級の在籍児童数が368人増加したことにより56学級増加したため、全体としては12学級の増加となっています。
 中学校については、学校数は63校、生徒数は2万7,988人、学級数は1,017学級となっており、昨年に比べ生徒数は329人減少しましたが、全体としては6学級の増加となっています。生徒数の減少は、昨年度の3年生9,439人に対して、今年度の1年生が9,103人と336人下回ったことによるものです。なお、学校数63校のうち、生徒数が増加した学校は20校、減少した学校は40校、増減なしが3校となっております。また、生徒数が1,000人以上の学校は、昨年度と同様に1校、祇園中学校となっています。
 次に、学級数ですが、小学校同様、通常の学級が生徒数の減少などにより12学級減少した一方で、特別支援学級の在籍生徒数が86人増えたことにより18学級増加したため、全体としては6学級の増加となっております。
 次に、3、高等学校についてです。全日制については、学校数は6校、生徒数は4,958人、学級数は133学級となっており、昨年に比べ生徒数が32人減少しています。生徒数の減少は、令和7年度入学者選抜において、広島商業高等学校及び広島工業高等学校が定員割れとなったことなどによるものです。
 定時制については、学校数は広島みらい創生高等学校の1校で、生徒数は823人となっており、昨年に比べ生徒数は42人増加しています。なお、同校は学級単位の編成を行っていないため、学級数の計上はありません。通信制については、学校数は広島みらい創生高等学校の1校で、生徒数は1,332人となっており、昨年に比べ生徒数は91人増加しています。なお、定時制同様、学級単位の編成は行っていませんので、学級数の計上はありません。
 次に、4、中等教育学校についてです。学校数は広島中等教育学校の1校で、生徒数は691人、学級数は24学級となっており、昨年に比べ生徒数は4人増加しています。
 最後に、5、特別支援学校についてです。学校数は広島特別支援学校の1校で、このうち小学部については、児童数は220人、学級数は51学級となっており、昨年に比べ児童数は27人増加し、学級数は4学級増加しています。児童数の増加は、昨年度の6年生29人に対して、今年度の1年生が57人と28人上回ったことなどによるものです。なお、学級数については、単一障害学級では児童数の増加により6学級増加し、重複障害学級及び訪問学級では児童数の減少によりそれぞれ1学級減少したことにより、全体としては4学級増加しています。
 中学部については、生徒数は123人、学級数は29学級となっており、昨年に比べ、生徒数が17人、学級数は4学級それぞれ増加しております。生徒数の増加は、昨年度の3年生24人に対して、今年度の1年生が43人と19人上回ったことなどによるものです。なお、学級数は、生徒数の増加により、単一障害学級が3学級、重複障害学級が1学級それぞれ増加したことで、全体として4学級増加しております。
 高等部については、生徒数は245人、学級数は40学級となっており、昨年に比べ、生徒数が33人、学級数は5学級それぞれ減少しています。生徒数の減少は、昨年度の3年生92人に対して、今年度の1年生が61人と31人下回ったことなどによるものです。なお、学級数は、生徒数の減少により、単一障害学級が3学級、重複障害学級が2学級それぞれ減少したことにより、全体で5学級減少しています。学校全体では、児童生徒数は588人、学級数は120学級で、昨年に比べて児童生徒数は11人、学級数は3学級それぞれ増加しています。議題1の説明については以上となります。よろしくお願いいたします。

松井教育長

 ただ今の説明つきまして、御質問等がございましたらお願いいたします。

伊藤委員

 ただ今、小・中学校の特別支援学級数は増加していると御説明をいただきました。また、特別支援学校は生徒数がだんだんと増加しているという認識があったのですけれども、高等部では生徒数が33名減となっております。全体的には特別支援学級が増加し、特別支援学校全体としては増加傾向にあるのに、高等部が33人減少しているのはどう理解すればよろしいでしょうか。

特別支援教育課長

 高等部の入学者につきましては、特別支援学校の中学部から入学している内部生と、域内の中学校から入学する生徒がおります。これを見てみますと、例年に比べて元々内部生が少ないことに加えまして、域内の特別支援学級、中学校の特別支援学級に在籍している生徒のうち、療育手帳を所有している高等部の対象者となりうるものが、そもそも少なかったということがあります。また、これに加えて、通常の学級の在籍者で高等部に入学するものも毎年数名いるわけですけれども、全てにおいて例年に比べて数が少なかったというような、様々な要因が複合していると考えています。

伊藤委員

 特別支援学校の生徒数が増加しているという認識を持っていたのですけれども、今回のような減少は、今年度に限ってのことでしょうか。

特別支援教育課長

 これは、毎年増加傾向ではありますけれども、減少や増加を繰り返す中での右肩上がりということを認識しておりまして、今年度については、そもそもの母数が少なかったと考えています。

伊藤委員

 今回の人数を見ると、小・中学校において特別支援学級数が増加したということですので、これからまた来年、再来年等においては増加する傾向も考えられるということですか。

特別支援教育課長

 増加している特別支援学級については、知的障害の特別支援学級と自閉症・情緒障害の特別支援学級がありまして、大幅に増加しているのは知的障害のない自閉症・情緒障害の特別支援学級の方です。そのため、市立特別支援学校の対象となる知的障害については対象者が大幅に増加するとは見ておりませんが、内部の児童生徒も増加していることも考えまして、微増と見込んでおります。

伊藤委員

 はい。分かりました。ありがとうございました。

砂橋委員

 今の御説明で確認ですけれども、小・中学校の特別支援学級にいる生徒さんは、高等学校には特別支援学級がないので、特別支援学校の高等部に進学するという流れになるのでしょうか。

特別支援教育課長

 高等学校には特別支援学級はございませんが、知的障害のない生徒で中学校の特別支援学級に在籍している生徒については、高等学校に進学しているケースも増えてきております。

砂橋委員

 そうなると、受け皿としては特別支援学校の高等部だけではないという理解でよろしいですね。

特別支援教育課長

 はい。

砂橋委員

 はい、分かりました。
 もう一つ特別支援学級に関して、各学校の支援学級数が増えるということは、それに対応する先生方も通常の学級からシフトされるのでしょうか。何が言いたいかというと、支援学級担任を持とうと思ったら、それなりの知識とか技能がないとなかなか難しいと思うのですが、支援学級が増えるということは、そのための人材を教育することになりますよね。その辺りがうまくいっているのかとか、こういう流れがあるので、ちゃんと人材を積んできていますという理解で良いかという質問なのですけれども。

教職員課長

 今回の小学校でいうと50近く、中学校でも20近く学級が増えている中で、当然特別支援の教育に長けている方は、もう既に担任としてやってくださっていますが、このような増加傾向なので、新たに特別支援学級を持たれるということも当然出てきます。そこに関しては、教育センターがその新規の担当教諭の研修を準備しておりまして、もちろん、校内でもそういう研修をやりながら、人材育成もしていくというような状況は生じています。

砂橋委員

 分かりました。ありがとうございました。

松井教育長

 それでは、本件についてはこの程度にしたいと思います。
 続きまして、議題2「市長が作成する議会の議案に対する意見の申し出について」を議題といたします。本件は代決報告案件が3件となっております。
 まず、代決報告第12号「財産の取得議案に対する意見の申し出について」、教育企画課情報化推進・学校支援担当課長から説明をお願いいたします。

教育企画課情報化推進・学校支援担当課長

 代決報告第12号「財産の取得議案に対する意見の申し出について」、説明をいたします。
 資料4ページを御覧ください。パーソナルコンピュータの買入れに係る財産の取得議案を市長が作成するに当たり、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定に基づき、5月22日に市長から教育委員会に意見の申出の依頼がありました。これに対しては、議案の作成日程が迫り、意見の申出に当たり教育委員会議に諮る時間的余裕がなかったことから、広島市教育委員会事務決裁規則第6条の規定による教育長代決により異議ないものと認め、その旨市長に申し出ましたので、代決報告をするものです。
 資料5ページを御覧ください。この度の議案は、小学校、高等学校、中等教育学校及び特別支援学校の教員の職務の用に供するため、パーソナルコンピュータを2,130台買い入れようとするもので、6月11日から開会している市議会定例会に上程し、同月26日に議決されています。
 本市では、平成30年度及び令和元年度に購入したパーソナルコンピュータが導入から約5年経過し、起動に時間を要するなど、日常業務での利用に支障が生じています。さらに、これらのパーソナルコンピュータの基本ソフトウェアであるOSはwindows10を搭載しており、セキュリティサポートが令和7年10月14日で終了することから、最新のOSであるwindows11に更新する必要があります。令和6年度及び7年度の2年間で、教員のパーソナルコンピュータを更新することとしており、次のとおり取得するものです。
 まず、1、品名はパーソナルコンピュータです。2、数量は2,130台です。3、取得の方法は、買い入れです。4、買入価格は、税込みで1億6,283万8,500円です。5、買入先は、西日本電信電話株式会社です。一般競争入札として4月3日に入札公告し、5月15日に開札したところ、応札した3者のうち最も安い価格を提示した者であり、同日付けで仮契約をし、市議会定例会での議案議決後、6月26日に本契約をしています。説明は以上となります。

松井教育長

 ただ今の説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、お願いいたします。
 本件については、この程度にしたいと思います。
 続きまして、代決報告第13号「令和7年度6月補正予算議案に対する意見の申出について」及び代決報告第14号「令和7年度6月補正予算追加提出分議案に対する意見の申出について」、2件の内容につきまして、総務課長の方から一括して説明をお願いいたします。

総務課長

 それでは、代決報告第13号「令和7年度6月補正予算議案に対する意見の申出について」及び代決報告第14号「令和7年度6月補正予算追加提出分議案に対する意見の申出について」の2件について御説明いたします。資料は6ページから8ページとなります。
 6月11日開会の市議会定例会に提出いたしました、令和7年度6月補正予算議案及び6月補正予算追加提出分議案のうち、7ページ及び9ページの内容による教育に関する予算を市長が作成するに当たり、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の規定に基づき、市長から教育委員会に意見の申出の依頼がありました。これに対しまして、議案の作成日程が迫り、意見の申出に当たって教育委員会議に諮る時間的余裕がなかったことから、広島市教育委員会事務決裁規則第6条の規定による教育長代決により、異議ないものと認め、その旨を市長に申し出ましたので、報告するものです。
 それでは、7ページをお開きください。まず、北部地区学校給食センター(仮称)等の整備についてです。資材価格の高騰などに伴い事業費を増額するもので、補正額は1億8,774万8千円です。
 次に、9ページをお開きください。物価高騰に伴う学校給食に係る保護者等への支援についてです。物価が高騰する中にあって、保護者等の負担を増やすことなく、小・中学校等において栄養バランスや量を保った給食が提供できるよう、食材購入に要する経費を追加措置するもので、補正額は1億8,834万8千円です。以上で説明を終わります。

松井教育長

 ただ今の説明につきまして、御質問、御意見等がありましたら、お願いいたします。
 それでは、本件についても、この程度にさせていただいきたいと思います。
 次の議題3及び議題4については、冒頭でお諮りいたしましたとおり、非公開となりましたので、傍聴人の方は退席していただきますようお願いいたします。

 (非公開部分省略)

松井教育長

 以上で議題は全て終了いたしました。これをもって、令和7年第9回広島市教育委員会議定例会を閉会いたします。

7 議決事項

議案番号

件名

議決結果

23

教職員の人事について 原案可決

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