広告物の管理責任
屋外広告物は、常時継続して屋外で表示されるため、表示又は設置後相当の期間を経過すると、老朽化・退色・塗料の剥離などによる美観上の問題が生ずるとともに、材料の腐食、ボルトの緩みなどにより、倒壊・落下がおこり、公衆に危害を及ぼすなどの惨事につながるおそれがあります。
このような事態を予防するため、許可に係る広告物のうち、建築確認を要する物件等一定規模以上のものについては、以下のことが必要です。
(1) 管理者の設置(広島市屋外広告物条例第20条第1項)
許可に係る広告物のうち、以下の広告物等には、資格を有する管理者を設置しなければなりません。
ア 対象広告物(広島市屋外広告物条例施行規則第7条第1項)
- (ア) 広告塔・広告板でそれ自体の高さが4メートルを超えるもの
- (イ) 広告塔・広告板で表示面積が10平方メートルを超えるもの
- (ウ) アーチ看板
なお、建物の壁面やガラス面に、直塗りしたもの及びシール類を張ったものは除かれます。
また、建築物の壁面に文字又は記号を貼り付けたもの(いわゆる箱文字)については、一文字(記号)あたりの高さ又は表示面積が基準を超えるものが対象となります。
イ 管理者の資格(条例施行規則第7条第2項)
下記の資格のうち、いずれか一つが必要です。
- (ア) 建築士法に規定する建築士(一級・二級・木造)
- (イ) 電気工事士法に規定する電気工事士(第一種・第二種)
- (ウ) 電気事業法に規定する主任技術者の免状の交付を受けている者(第一種~第三種)
- (エ) 屋外広告士
(2) 広告物等安全点検報告書の提出
ア 対象広告物
管理者の設置が必要な広告物
イ 提出時期
広告物の構造体の設置後、5年を経過したもの。
- 新規に施工した物件であれば、6年目の継続許可申請から
- 5年以上経過した構造体を利用した広告物であれば、新規許可申請時から広告物等安全点検報告書の添付が必要です。
この報告書は、一度提出していただくと、続く2年は提出が免除されます。(3年に一度の提出)
ウ 点検者
届出をされている資格を有する管理者
エ 報告者
広告物の申請者者(設置者等)
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このページに関するお問い合わせ
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〒730-8586 広島市中区国泰寺町一丁目6番34号 11階
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