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市民による救命事例の紹介
一般的に、救急車が救急現場に到着するまでおよそ8~9分程度かかると言われており、救急車が到着するまでの間に、バイスタンダー(その場に居合わせた人)が、すばやく適切に応急手当を実施することで、倒れた人の命が助かる可能性が大きく上昇すると言われています。
ここでは、市民の皆様の勇気ある行動により救われた命の一例を紹介します。
市民の皆様の勇気ある行動に深く感謝申し上げますとともに、今後とも感染防止に留意のうえ、救急救護活動へのご協力をお願いいたします。
事例1.運動中に 
広島市佐伯区のテニスコートで運動中に心肺停止となった人に対し、近くでテニスをしていた人たちなど6人が協力して、119番通報、胸骨圧迫、AEDによる電気ショックを行ったことで、救急隊が到着した時には心拍と呼吸が再開していました。
事例2.勤務中に 
広島市佐伯区の会社で勤務中に心肺停止となった人に対し、近くで勤務していた人たち7人が協力して、119番通報、胸骨圧迫、AEDによる電気ショックを行ったことで、救急隊が到着した時には心拍と呼吸が再開していました。
事例3.歩行中に 
広島市南区を歩行中に倒れ、その後、心肺停止となった人に対し、付近を通行していた人たちなど5人が協力して、119番通報、胸骨圧迫、AEDによる電気ショックを行ったことで、救急隊が到着した時には心拍と呼吸が再開していました。
事例4.自転車走行中に 
広島市中区を自転車で走行中に心肺停止となって倒れた人に対し、付近を通行していた人たちなど3人が協力して、119番通報、胸骨圧迫、AEDによる電気ショックを行い、救急隊に引継ぎました。
その後、救急車が病院に到着するまで間に心拍と呼吸が再開しました。
救命につながった理由 
なぜ、この方たちは救命されたのでしょうか。
この救命事例には、共通点があります。
救命された方達は、バイスタンダー(その場に居合わせた人)が119番通報を行い、心肺蘇生法やAEDなどの応急処置をしていました。呼吸や心臓が止まった人は1分1秒でも早く応急処置をすることにより、救命される可能性が高くなります。
みなさんも119番通報、胸骨圧迫、AEDの使用方法などを学ぶことができる救命講習を受講してみませんか?
広島市救急教育センターでは年間を通じて救命講習を開催しておりますので、ご参加をお待ちしております。
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