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「都心居住ガイド」 第3章 豊かで魅力ある都心居住の実現(3)

ページ番号:0000006304 更新日:2023年9月20日更新 印刷ページ表示

3 「賑わい」の創出とは?

(1) 建築物の低層部に商業施設が整備されていること

 街を歩く時に、店舗のディスプレーを見るだけでも楽しいものです。マンションの1階や2階部分には商業施設を整備し、街並みに楽しさを演出することが望まれます。

 通りに面して商業施設が連続することで*30界隈性が生まれ、*31回遊性が高まり、多くの人が集まり、街が活性化します。
 また、壁面後退の空間を商業施設が一体的に利用することにより、楽しく、開放的な空間が生まれるとともに、歩きやすい歩行者空間が創出されます。
 都心部において、商業施設を誘導し、土地の合理的かつ健全な高度利用を促進し、魅力ある都市空間の形成を図るため、「都心コア商業地区地区計画」が定められています。また、良質で高密度な景観に配慮した都市型住宅の供給を誘導し、商業・業務施設との適正な複合化を図るため「都心コア住居地区地区計画」が定められています。

賑わいの事例の画像1賑わいの事例の画像2

(2) 賑わいのある共有空間が創出されること

 壁面後退した空間やポケットパーク等を共有空間として有効に利用し、賑わいを演出することが望まれます。

 近年では、歩行空間に面したオープン・カフェ等のある建築物が見受けられます。
 このような賑わいのある共有空間を創出するための手法として、容積率を緩和する総合設計制度や*32高度利用地区内で行われる市街地再開発事業があります。
 また、敷地の前面と後面が道路に面している場合には、相互の道路を行き来できる通り抜け通路を確保することで人の回遊性が高まり、街に賑わいが生まれます。
 京橋川右岸では、河岸緑地を利用したり、建築物の敷地と一体的に整備されたオープン・レストランやオープン・カフェが開設され、賑わっています。
 広島市では、「ひろしま都心ビジョン」の中で、「賑わい・交流する都心づくり」を基本方向の一つに定め、公共空間の有効活用や再開発の促進等による新たな賑わい空間の創出を図ることとしています。

通り抜けの事例オープンレストランの事例

関連情報

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都心居住ガイド(第3章(3)のみ)(1.7MB)(PDF文書)

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