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日本では約4500種類のキノコがあり、約100種類が毒キノコだと考えられていますが、全てのキノコが図鑑などに掲載されているわけではなく、食毒不明なものも多くあります。
キノコの種類により毒の作用や症状が異なり、
ブナ等の枯木に群生。傘径10~20cm。ヒラタケ、シイタケと間違えやすい。食後30分位で嘔吐、腹痛、下痢等を起こす。
広・針葉樹林の地上に生える。傘径3~8cm。食後2~3時間で腹痛、嘔吐、下痢等を起こす。
広葉樹林内の地上に群生。傘径3~8cm。シメジ類と間違えやすい。食後30分~3時間で下痢、嘔吐、腹痛等を起こす。
広葉樹・松林内に発生する白色の猛毒キノコ。傘径3~10cm。根元に袋状のつぼがある。食後10~14時間で腹痛、嘔吐、下痢、急性肝炎等を起こす。
食後30分~10時間前後で胃のむかつき、もたれ、膨満感。その後、嘔吐、下痢、腹痛、悪寒等。
重症では視力障害、体温低下、痙攣、チアノーゼ、意識不明、呼吸困難を呈し死亡することもあります。
知らないキノコは「採らない!」「食べない!」「売らない!」「人にあげない!」。
図鑑の写真や絵にあてはめ、勝手に鑑定しない(図鑑に掲載されていない毒キノコもあります)。
次のような迷信を信じない(次の説は全て誤りです)。
平成21年7月、広島市内の河川敷で採取したオオシロカラカサタケを炒めて食べた1人が嘔吐、下痢などの食中毒症状を訴えて救急搬送されました。
オオシロカラカサタケは国内に広く分布するハラタケ科の毒キノコで、夏から秋に芝生や草地などに発生します。食べると、嘔吐、下痢、腹痛などの食中毒症状を起こします。
広島市内の公園などで自生が確認されています。絶対に食べないでください。
参考 過去に死亡事例のあったキノコ
ニガクリタケ、シロタマゴテングタケ、カエンタケ
平成30年9月にニセクロハツ(推定)を誤って食べた男性が、悪心、下痢、嘔吐、首から肩にかけての痛み、呼吸困難等を呈し、入院先の病院で亡くなりました。
※クロハツ、ニセクロハツ、クロハツモドキの分類、見分けは難しい。
毒キノコによる食中毒に注意しましょう<外部リンク>(厚生労働省ホームページ)
健康福祉局保健部食品保健課
電話:082-241-7434、082-241-7437/Fax:082-241-2567