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浸水対策の取組

ページ番号:0000391644 更新日:2024年7月18日更新 印刷ページ表示

 本市の中心市街地は、満潮時に水面以下となる区域もあることから、古くから雨水排水の問題を抱えており、昭和20年代半ばから雨水排水施設の整備を行ってきました。しかし、都市化の進展に伴い雨水が地中に浸透する区域が減少したことなどにより、依然として一部の地域で浸水被害が発生しています。また、周辺市街地においても、地形的な問題などにより、浸水被害が発生している地域があります。このため、本市では以下のとおり浸水対策に取り組んでいます。

 

1 整備方針

⑴ 中心市街地

 都市機能が集積している中心市街地では、浸水に対する安全度を向上させるため、10年に1回程度の確率で降る強い雨(1時間降雨量53mm)が発生しても家屋等が浸水しないことを目標に雨水幹線やポンプ場等の整備を進めています。このうち、特に深刻な浸水被害が発生している中心市街地約2,000haの区域を優先的に進め、浸水被害の軽減を図ることとしています。

⑵ 周辺市街地

 周辺市街地では、5年に1回程度の確率で降る強い雨(1時間降雨量46mm)に対応する雨水管などの整備を進めています。

 

 

2 中心市街地の浸水対策

 中心市街地の浸水常襲地区では、1時間降雨量20mm以上の雨が降り続くと、既設下水道管が満水状態となって雨水を排水できなくなり、道路冠水や家屋等の浸水が発生するおそれがあります。既設下水道管を補う新たな雨水管を整備することにより、下の図のように雨水が排水され、道路冠水や家屋等への浸水被害を大幅に減らすことが可能となります。

雨水管

3 中心市街地の整備状況(令和5年度末時点)

 本市の中心市街地では、既存の施設を補う雨水幹線や雨水ポンプ場の整備を平成3年度から進めており、令和5年度末時点の整備状況は下の図のとおりです。

浸水対策整備図