荒谷川及びその支川近傍地下水に係る有機フッ素化合物の調査結果について(令和8年5月~6月調査分)
Press Release 報道資料 広島市 The City of HIROSHIMA
令和8年(2026年)7月23日(木曜)
環境局環境保全課
課長:小田
電話:504-2186(内線:3240)
健康福祉局保健部環境衛生課
課長:吉岡
電話:241-7622(内線:80-204)
1 概要
⑴ 令和8年3月中旬、本市において荒谷川及びその支川の水質調査(別図⑴~⑸の地点)を実施したところ、複数の地点で国が定める指針値(PFOS等の合計値で50ng/L※)を超過していました。
⑵ これを受け、3月下旬、河川水について範囲を拡大(別図⑹~⑼の地点を追加)して水質調査を実施するとともに、指針値の超過が確認された上記⑴の河川区間の近傍地域での地下水の利用状況及び水質の調査を実施しました。その結果、河川水については、下流地点(別図⑺の地点)で指針値を超過していましたが、地下水については、利用が確認された7軒を対象に水質調査を実施したところ、いずれも指針値を下回っていました。
⑶ その後、4月から5月にかけて、上記⑵の新たに指針値超過が確認された河川区間(別図⑸から⑺の区間)の近傍地域での地下水について、利用が確認された24軒を対象に水質調査を実施したところ、13軒で指針値の超過が確認されました(飲用水10軒、生活用水3軒)。
⑷ このたび、上記⑶の地下水の指針値超過地点の近傍において、地下水の利用状況及び水質の調査を実施するとともに、これまで訪問時に不在のため投函により調査依頼を行った住宅等のうち新たに地下水の利用が確認された住宅等においてその水質の調査を実施したところ、複数の地点で地下水の指針値超過が確認されました。
※ 「指針値」:体重50キログラムの人が1日当たり2Lの水を一生涯にわたり摂取しても健康に対する有害な影響が現れないと考えられる値として国が設定したもの。
2 調査結果
上記1の⑶の地下水の指針値超過地点の近傍に位置する143軒(投函により調査依頼を行った80軒を含む。)を対象に地下水の利用状況を調査した結果、11軒で地下水利用が確認されました(飲用水5軒、生活用水6軒)。
また、これまで投函により調査依頼を行った住宅等において、新たに3軒の地下水利用が確認されました(飲用水1軒、生活用水2軒)。
これら14軒の水質調査の結果は、以下のとおりでした。
|
調査日 |
調査地点 |
濃度(ng/L) |
指針値 |
|
|---|---|---|---|---|
|
R8.5.25~6.19 |
指針値以下 |
10軒 |
1.0~49 |
50ng/L (PFOS等の合計値) |
|
指針値超過(飲用水) |
2軒 |
62~94 |
||
|
指針値超過(生活用水) |
2軒 |
75~220 |
||
なお、指針値の超過が確認された飲用井戸の利用者(2軒)に対しては、国が定めた「PFOS及びPFOAに関する対応の手引き(第3版)」(令和8年6月 環境省)に基づき、飲用を控えるよう注意喚起済みであり、適宜相談等に応じることとしています。
3 今後の対応
本市としては、
⑴ 今月下旬に行う予定の「令和9年度主要事業に関する国への要望」において、国に対し、PFASに関する科学的知見の更なる集積を早急に進め、健康影響等を踏まえた対策や、濃度低減のための対策技術等を具体的に提示するほか、必要に応じて環境保全を担保するための法整備等を行うとともに、地方公共団体が行う河川・地下水の水質調査等に対する財政措置を講ずるよう求めていきます。
⑵ 上記2の地下水の指針値超過地点の近傍において、地下水の利用状況及び水質の調査を実施します。
なお、これまで投函により調査依頼を行った住宅等については、地下水を利用されている場合、申出に応じて水質調査を実施します。
⑶ 地域住民への調査結果の周知については、個人情報(地下水の調査地点)を除いた調査結果の概要の周知に関して、町内会の回覧板の活用などについて地域の町内会長と相談しながら進めます。
なお、今後の追加調査の結果の公表については、本市ホームページによることとし、状況に応じてプレスリリース等を行います。
⑷ 荒谷川及びその支川並びに近傍の地下水に係る継続的な監視調査については、調査結果の推移や地元の意見を踏まえつつ、当面の間、定期的に実施します。
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