令和7年度第1回広島市安全なまちづくり推進協議会会議要旨

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1040952  更新日 2025年6月6日

印刷大きな文字で印刷

1 会議名

令和7年度第1回広島市安全なまちづくり推進協議会

2 開催日時

令和7年5月26日(月曜日)10時00分~11時15分

3 開催場所

広島市役所本庁舎2階 講堂(広島市中区国泰寺町一丁目6番34号)

4 出席者

(1) 協議会委員(五十音順、敬称略)

池田ゆみ、稲村勝樹、狩谷あゆみ、香取善文、末本太、竹重幸司、堂本澄子、富田守、西田英治、山﨑俊恵、山重憲三、和田高明(計12名出席、髙橋直嗣、原田修治、2名欠席)

(2) 事務局

市民局長、市民局次長、企画総務局情報政策課長、市民局市民活動推進課長、市民局市民安全推進課長、市民局消費生活センター所長、市民局人権啓発部男女共同参画課長、健康福祉局高齢福祉部高齢福祉課長、こども未来局幼保企画課保育園運営指導担当課長、こども未来局こども青少年支援部青少年育成担当課長、こども未来局こども青少年支援部非行防止・自立支援担当課長、都市整備局緑化推進部緑政課長、道路交通局自転車都市づくり推進課長、道路交通局道路管理課長、道路交通局道路部道路課長、中区役所市民部地域起こし推進課長、東区役所市民部地域起こし推進課長、南区市民部地域起こし推進課長、西区役所市民部地域起こし推進課長、安佐南区役所市民部地域起こし推進課長、安佐北区役所市民部地域起こし推進課長、安芸区役所市民部地域起こし推進課長、佐伯区役所市民部地域起こし推進課長、教育委員会学校教育部健康教育課学校安全対策担当課長(計24名出席:代理あり)

5 議題

  1. 新任委員紹介及び会長・副会長の選出について
  2. 広島市安全なまちづくり令和6年度行動計画実施結果について
  3. 広島市安全なまちづくり令和7年度行動計画について
  4. 市民及び地域防犯活動団体アンケート調査結果について
  5. 「広島市安全なまちづくりの推進に関する基本計画」の改定スケジュールについて
  6. その他

6 公開・非公開の別

公開

7 傍聴人の人数

なし

8 会議資料名

  • 資料1:広島市安全なまちづくり令和6年度行動計画実施結果
  • 資料2:広島市安全なまちづくり令和7年度行動計画
  • 資料3:市民及び地域防犯活動団体アンケート調査結果について
  • 資料3-1:広島市安全なまちづくりに関する市民アンケート調査報告書
  • 資料3-2:広島市安全なまちづくりに関する地域防犯活動団体アンケート調査報告書
  • 資料4:「広島市安全なまちづくりの推進に関する基本計画」の改定スケジュールについて

9 会議の要旨

(1)開会(10時00分)

事務局から会議成立について報告等

(2)あいさつ

市民局長

(3)議題

議題1 新任委員紹介及び会長・副会長の選出について

会長は狩谷委員、副会長は稲村委員とすることで決定。

議題2 広島市安全なまちづくり令和6年度行動計画実施結果について
議題3 広島市安全なまちづくり令和7年度行動計画について

市民安全推進課長が会議資料1及び2により説明。

《質疑応答》

稲村副会長

広島は観光が盛んで、近年、県外からいらっしゃる方が多く、テレビ等で報道されることもありますが、県外の方が被害に遭う、もしくは県外の方が加害者になるというケースが増えていると感じています。
何か対策を考えているのか、質問させていただきたい。

市民安全推進課長

県外の方が被害者もしくは加害者になるケースはあると思います。県外の方、県内の方問わず、犯罪自体を減らしていこうと考えておりますので、県外の方に特化した対策は現在のところ考えていません。

稲村副会長

例えば、紙屋町周辺などに防犯カメラを設置するということは考えていますか。

市民安全推進課長

紙屋町周辺などに、市が防犯カメラを設置することは現時点では考えていませんが、防犯活動を行っている町内会や商店街の方が防犯カメラを設置されるということであれば、当課が実施している地域防犯カメラ設置補助制度を活用し、防犯カメラの設置費用の一部を補助できる可能性があると考えております。

稲村副会長

ありがとうございます。続いて2点目の質問ですが、先ほど、資料1の35ページにもありましたとおり、様々な特殊詐欺対策を実施している中で、特に防犯機能付き電話機設置等補助事業については、一定の効果が出ていると思われますが、最近はSNS型詐欺の被害が増えています。
そうなってくると、固定電話よりも、例えば、皆様が持っている携帯電話やスマートフォン、あるいはインターネットサービスなどから被害に遭う方が、増えてくると予想されます。
今後、この件に対して、何か対策や講習会の実施などを考えていることがあるのか、教えていただければと思います。

竹重委員

広島県警の竹重と申します。現在、特殊詐欺やSNS型詐欺については、固定電話と携帯電話にかかってくる割合が五分五分程度となっています。
固定電話に対しては、被疑者がほとんど国際電話で掛けてくるため、国際電話の契約を休止してもらうという措置をとろうとしています。
携帯電話についても、携帯電話会社各社と協議し、国際電話がかかってくることは中々止められないようですが、折り返しかけることは止められるということで、国際電話の利用休止のお願いに力を入れています。
また、携帯電話については、国際電話や迷惑電話を止めるアプリがあることから、アプリの使用を推奨するとともに、県警のアプリでもこのような機能を持てないか検討しています。
これらの対策については、広島市とも協力して実施しています。

末本委員

刑法犯の発生状況について、令和3年と比べると、約2,000件増えていますが、その内訳を教えてもらえますか。

市民安全推進課長

令和3年と比べますと、自転車盗が約900件、車上狙いが約100件増加し、反対に器物損壊は約70件減少しています。やはり、自転車盗の増加がネックになっています。

議題4 市民及び地域防犯活動団体アンケート調査結果について

市民安全推進課長が会議資料3により説明。

《質疑応答》

狩谷会長

団体アンケートは郵送配布郵送回収で、有効回収率が90%と聞いたことがないような回収率なので、普段調査等でアンケートを行う立場としては羨ましいぐらいの回収率だなと思います。
もう一つの市民アンケートの方も、前回の調査と比べて回収率があまり変わってないので、これはこれですごいことだと思います。
市民アンケートについて、郵送の回収とインターネットの回収を併せて行ったということですが、割合としてはどちらが多かったか教えてください。

市民安全推進課長

これまでは、調査票対象者に郵送し、郵送のみの回収を行ってまいりましたが、今回は、回収率の向上を図るため、市民アンケートについては、インターネット回答による回収も行いました。
その結果、市民アンケートの回収数が1,348件、そのうち、郵送による回答が1,029件で割合は76.3%、インターネットによる回答が319件で割合は23.7%となっており、全体の約4分の1がインターネットによる回答でした。

狩谷会長

ありがとうございます。今後も引き続き、インターネットでの回収も増えていくとよいと思います。

山﨑委員

2点質問があります。1点目は、不安に感じる犯罪について、8罪種が提示されていますが、それに対して、アンケートの問5を見ると、日常生活において自分や身近な人が犯罪に遭うかもしれないと不安を感じることは何ですかという設問に関する回答の選択肢と、8罪種がぴったり一致してないように思います。
例えば、器物損壊等については、それなりの件数があると思いますが、どのような理由から、回答の選択肢に入れていないのでしょうか。
2点目は、アンケートのまとめの最後に記載されている、犯罪被害者等への支援体制づくりについて、犯罪被害者等への相談窓口が設置されているにもかかわらず、その認知度が前回調査と比較してほぼ変わっていないということで、今後も積極的な広報が必要だと私も考えています。
ただ、従来どおりのやり方では限界があると思っています。従来と異なる方法で広報を行っていくなど対応策についてお考えがあれば、お聞かせ頂きたいと思います。

市民安全推進課長

1点目の質問については、前回アンケートとの比較をするため、基本的に回答の選択肢を変えていません。器物損壊等は、前回アンケートの回答の選択肢に入っていなかったため、入れていないというのが現状です。
2点目の犯罪被害者等への支援体制づくりに関する質問については、これから新たな広報媒体が出てくる可能性もありますし、SNSなどでも、広報啓発に努めていきたいと考えています。

末本委員

刑法犯認知件数が、5年間で約2,000件も増えていますが、やはり詐欺ですよね、特殊詐欺。これはかなり絡んでいるんじゃないかと私は常々考えていました。
先日送っていただいたアンケートの結果を見ましたら、1番不安に感じるのはやはりネット上の問題だと思います。私自身もあまり詳しくないですから、被害に遭う可能性があります。
これは要望ですが、令和7年度の行動計画の最後に、特殊詐欺対策の推進があります。特殊詐欺対策については、まだ長年の積み重ねのある分野ではないので、どのように対策を推進すればよいか難しいと思いますが、市民に対して「身近にこういう危険性がある」という具体的なことを教えるような、市政出前講座のような場を、警察もずっと取り組んでいると思いますが、そういうものを増やすような活動をして頂きたいと考えています。

議題5 「広島市安全なまちづくりの推進に関する基本計画」の改定スケジュールについて

市民安全推進課長が会議資料4により説明。

議題6 その他

令和7年の県内の犯罪情勢について
竹重委員

特殊詐欺と安全安心鍵かけ月間について、説明とお願いを申し上げます。
特殊詐欺については、県内での被害額が4年連続で増加しており、本年4月末現在、被害総額は約6億8,000万円、昨年同時期の被害額から5億円以上増加しており、極めて憂慮すべき情勢にあります。
また、SNS型投資・ロマンス詐欺についても、さらにこれを上回る被害となっておりまして、引き続き脅威となっています。
手口別では、オレオレ詐欺の被害額が最も多くなっており、特殊詐欺の被害額のおよそ半分を占めています。特に、警察官を名のる手口が増えています。そこでお手元の「警察官や警察本部になりすました電話に注意」と書いてあるチラシをご覧ください。
この手口については、警察官を名のり、新たに犯罪の容疑がかかっている、身の潔白を証明するためにお金を調査する必要があるなどと言って、巧みにだましてお金を要求する手口になります。
中にはSNSのビデオ電話で、警察手帳や逮捕状のようなものを見せてくることもあります。警察官を名のる者から連絡があった場合、被害に遭わないために、皆様にお伝えしたいことが2点あります。
1点目は、警察が電話で捜査対象となっているなどということを伝えることはないということです。もし、今お話しした内容の電話がかかってきましたら、電話をかけてきた警察官に階級、氏名、警察署などの名称をよく確認していただき、一度電話を切ってください。そして、最寄りの警察署、警察安全相談電話に、ご相談していただくようお願いします。相手から言われた電話番号には決して電話をかけないようにお願いします。
2点目は、警察官がSNSで連絡をすることはないということです。さらに警察官がSNSを使用して、警察手帳、逮捕状などの画像を送ることは絶対にありません。そのような連絡は、全て詐欺に関するものですので、注意していただきたいと思います。
次に、特殊詐欺の電話を受けないための、方法について、現在、取り組んでいるものをご紹介します。「末尾0110からの国際電話に要注意」と書いてあるチラシをご覧ください。
詐欺の多くは、「+1」「010」などから始まる国際電話を使っております。中には警察と同じように、下4桁が0110で終わる電話を使ってくることがあります。
固定電話については、国際電話不取扱受付センターへ申込みをすれば、国際電話の発着信を無料で止めることができます。警察で申込み支援を行っていますので、お近くの警察署へご確認ください。
携帯電話については、現在、各キャリアの迷惑電話拒否サービス、国際電話の着信規制が可能なアプリがございます。また、県警のホームページに、QRコードでご自身の手続もできるような、項目を紹介しておりますので、それらの利用について、お伝え頂きたいと思います。
最後に、安全安心鍵かけ月間について、お知らせします。「安全安心鍵かけ月間」と書いてあるチラシをご覧ください。
空き巣などの侵入窃盗、自転車盗や車上狙いの被害は、毎年、6月以降に増加する傾向にあります。また、被害状況を分析すると、侵入窃盗の約4割、車上狙いと自転車盗は約7割が鍵をかけていない状態での被害となっています。
そこで、県警としては、6月を安全安心鍵かけ月間と名づけて、住宅、自動車、そして自転車等の鍵かけを重点的に呼びかけることとしています。
短い時間であっても、住宅や自動車、バイク、自転車、全てのものに鍵をかけて、ご自身が被害に遭わないようにするのはもちろんですが、今ご説明しました内容を、皆様の所属団体で共有していただきまして、誰も被害に遭われることがないよう、ご配慮を頂ければと思います。

(4)意見交換

意見なし。

(5)閉会(11時15分)

ダウンロード

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

市民局 市民安全推進課
〒730-8586 広島市中区国泰寺町一丁目6番34号 12階
電話:082-504-2714 ファクス:082-504-2712
[email protected]