感染性胃腸炎の流行状況(最新)

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ページ番号1008414  更新日 2025年4月23日

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感染性胃腸炎

感染性胃腸炎とは

感染性胃腸炎とは、ウイルス、細菌などによって引き起こされ、おう吐、下痢を主な症状とする胃腸炎のことです。胃腸炎を起こすウイルス、細菌にはいろいろな種類がありますが、その中でも多くの原因となっているのがノロウイルスです。

潜伏期間と症状(乳幼児は特に注意)

ノロウイルスによる感染性胃腸炎の場合、潜伏期間は1~2日で、下痢とおう吐が主な症状で、そのほか、発熱、吐き気、腹痛、頭痛などの症状がみられます。発熱はあまり高くならないことが一般的です(38℃以下)。また、小児ではおう吐が多く、成人では下痢が多いことも特徴の一つです。
一般的には数日で軽快し、後遺症もありませんが、免疫力が弱い乳幼児や高齢者は、脱水症状を起こして重症化する場合がありますので注意が必要です。

ロタウイルスによる感染性胃腸炎は、通常2日間の潜伏期間をおいて発症し、ノロウイルスに比べると、患者の年齢層がやや低く(6か月~2歳ぐらいの乳幼児に多い)、症状が少し重い傾向にあるといわれています。

流行時期

ノロウイルスによる感染性胃腸炎は、晩秋から冬季にかけて、特に多くなりますが、それ以外の季節でもみられます。
ロタウイルスによる感染性胃腸炎は、3月から5月ごろが多くなります。

予防方法

予防方法して最も基本的なことは、手洗いの励行です。(特にトイレの後、便や吐物を処理した後、調理の前、食事の前など)手洗いは石けんを使用し、しっかりと流水で洗い流してください。

届出基準と届出様式

関連情報(感染経路や予防方法など)

ノロウイルスについて

ロタウイルスについて

その他

広島市の流行状況

感染性胃腸炎

小児科定点医療機関からの報告

グラフ:感染性胃腸炎の定点当たり報告数の推移


※感染性胃腸炎のシーズンは第36週~翌年第35週までとします。2024年第36週より2024/2025シーズンとなります。

感染性胃腸炎の集団発生事例

グラフ:感染性胃腸炎の集団発生件数


※グラフの更新は感染症週報発行日(原則水曜日)です。

速報は以下のリンクをご覧ください。

ノロウイルスやロタウイルスは感染力が強く、少量のウイルスでも感染しますので、集団発生を引き起こしやすいといわれています。福祉施設・保育園・学校などの集団生活の場では特に注意が必要です。手洗いの徹底や糞便・吐物の適切な処理等の感染予防対策に努めましょう。

ロタウイルスによる感染性胃腸炎

基幹定点医療機関からの報告

迅速診断キット検査結果

グラフ:迅速診断キットによるロタウイルス検出状況


※市内2か所の基幹病院等に協力していただき、検出状況を集計したものです。

参考

このページに関するお問い合わせ

健康福祉局衛生研究所 生活科学部
〒733-8650 広島市西区商工センター四丁目1番2号
電話:082-277-6575(生活科学部)  ファクス:082-277-0410
[email protected]