インフルエンザ流行状況(2023/24シーズン)

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ページ番号1030576  更新日 2025年2月24日

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※2023/24シーズンは、2023年第36週(9月4日~9月10日)~2024年第35週(8月26日~9月1日)です。
週と対応する期間の日付との関係については、国立感染症研究所ホームページ「報告週対応表」を参照してください。

※インフルエンザは、広島市内37か所のインフルエンザ/COVID-19定点医療機関から毎週報告されています。
「定点当たり報告数」とは、定点医療機関からの報告数を定点数(37)で割った値のことで、1医療機関当たりのインフルエンザ報告数を表しています。

流行の推移

2023/24シーズンは、昨シーズンから流行開始の目安とされる定点当たり1.00人を超える報告が続いており、シーズン開始週の2023年第36週(9月4日~9月10日)は定点当たり1.56人の報告がありました。

その後、報告数は増加し、第42週(10月16日~10月22日)に定点当たり14.57人と注意報レベル(定点当たり10.0人)を超え、第49週(12月4日~12月10日)に定点当たり42.69人と警報レベル(定点当たり30.0人)を超え、流行のピークとなりました。

その後は減少し、2024年第1週(1月1日~1月7日)には定点当たり9.31人となりましたが、第3週(1月15日~1月21日)に定点当たり13.14人と注意報レベルを再び超え、第6週(2月5日~2月11日)に定点当たり34.00人と警報レベルを再び超えました。第7週(2月12日~2月18日)以降は減少傾向となり、第16週(4月15日~4月21日)に定点当たり1.00人を下回りました。

2023/24シーズンは、過去10年間で最も早く注意報レベルを超えてピークを迎えました。年末から年始にかけて一旦減少したものの、再び感染が拡大し、過去のシーズンと比べると大きな流行となりました。

年齢階層別報告数

インフルエンザウイルス検出情報

広島市衛生研究所では、 2023年24シーズンに、感染症発生動向調査等の検査で延べ13人の患者からインフルエンザウイルスを検出しました(※)。型別内訳は、インフルエンザウイルスA(H1N1)2009が4件、 インフルエンザウイルスAH3が4件、インフルエンザウイルスB型(ビクトリア系統)が5件でした。

また、基幹病院等2か所による迅速診断キット検査結果では、インフルエンザウイルスが4,871人から検出されました。型別内訳は、A型陽性が3,555人、B型陽性が1,316人で、A型陽性が73%でした。

※ウイルスの検査結果は、感染症発生動向調査における病原体定点医療機関においてランダムに採取された検体の他、インフルエンザ様疾患による学級閉鎖等の患者から採取された検体を検査した結果も含んでいます。

インフルエンザ様疾患による学級閉鎖等(集団かぜ)の状況

広島市では、9月7日(第36週)に2023年24シーズン初めてのインフルエンザ様疾患による学級閉鎖が報告されました。
10月中旬までは1週当たり10件未満の報告が続き、10月下旬から12月中旬まで20件を超える報告が続きました。その後一時減少しましたが、1月中旬に再び10件を超え、1月下旬から3月中旬まで20件を超える報告が続きました。ピークとなった第6週(2月5日~2月11日)は一週間当たり66件の報告がありました。それ以降は減少し、3月末以降の報告件数は0件でした。

2023/24シーズンの累計は813件となり、1999/2000シーズン以降では、新型インフルエンザが流行した2009/10シーズン(1,182件)に次いで2番目に多い報告数となっています。

このページに関するお問い合わせ

健康福祉局衛生研究所 生活科学部
〒733-8650 広島市西区商工センター四丁目1番2号
電話:082-277-6575(生活科学部)  ファクス:082-277-0410
[email protected]