ひろしま八区ぐるっと散策「みち」めぐり 都志見往来(岡岷山絵巻)

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ページ番号1018371  更新日 2025年2月16日

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都志見往来(岡岷山絵巻)

広島藩士で名絵師であった岡岷山(おかみんざん)は、1797年(寛政9年)に芸北山県郡都志見(現北広島町都志見)にある名瀑の駒ヶ瀧を見物する旅に出ました。彼は道中記として『都志見往来日記』をしたため史跡や風物に独自の解釈を著しました。さらに当時の各地の風景を『都志見往来諸勝図』に描いています。往路は佐伯区の八幡川沿いを遡り、帰路は太田川を下り可部宿に至るルートを行脚しています。

多田村温泉図

写真:多田村温泉図

温泉大名神社と宿屋が数件描かれています。
現在の湯来温泉東の打尾谷川沿いの光景です。

水内図(一部)

写真:水内図(一部)

水内川の北側には湯ノ山明神と湯治場があり、宿屋も軒を並べていました。

八幡川図

写真:八幡川図

川船の浮かぶ八幡川。
遠くに極楽寺山を望み、橋から西へは西国街道が延びています。

駒ケ瀧図

写真:駒ケ瀧図

画聖岡岷山の旅の目的は、名勝のこの滝を殊細かく描くことでした。

野風吹(のかずき)図

写真:野風吹(のかずき)図

帰路は太田川の中流の瀬と淵を、川船で下りゆったりと船旅を楽しみました。

河戸やな図

写真:河戸やな図

可部の河戸には太田川特産の川鮎のやな場があり、岷山の通過時はやな漁の最盛期でした。


『都志見往来諸勝図』より 広島市立中央図書館浅野文庫蔵

【散策指南】各区で制作した散策ガイドマップには、歴史街道の一部が含まれています。

佐伯区

写真:各区が発行するマップ

「探す 見る 八幡川ウオーキングマップ」
「歩こう 探そう やはた再発見 やはた 歴史散策地図」
(佐伯区役所地域起こし推進課にて貸出 電話082-943-9705)
活動団体:やはたがわまっぷくらぶ、やはた歴史探訪


  • ※活動団体は「みち」をテーマとしたイベントを主催するなどの活動を行っています。
  • ※各区の公民館で活動する郷土史の会などの活動もあります。

このページに関するお問い合わせ

企画総務局地域活性化調整部 コミュニティ再生課
〒730-8586 広島市中区国泰寺町一丁目6番34号
電話:082-504-2125(代表)  ファクス:082-504-2029
[email protected]