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姉妹都市提携50周年記念事業中止について(2022年3月23日)

ページ番号:0000272827 更新日:2022年3月24日更新 印刷ページ表示

令和4年度(2022年度)は、ボルゴグラード市との姉妹都市提携50周年記念事業として、両都市代表団の相互訪問を計画していましたが、現在のロシア連邦によるウクライナへの侵略等の状況を踏まえ、これを中止することとし、ボルゴグラード市長に対し、書簡にて事業中止の申入れを行いました。

 

ボルゴグラード市長

 Vladimir Marchenko 様

 

拝啓 時下ますます御清祥のこととお喜び申し上げます。

本年は、我々の姉妹都市提携50周年にあたり、これまで、この節目の年を祝福する記念行事を行うべく、双方で準備を進めてきたところであり、3月18日には、貴台よりオンライン形式での開催を提案いただいたところでもあります。しかしながら、この度、ロシア連邦がウクライナへの侵略に踏み切ったことにより、関係者が行事を安心して実施することができるか確信を持てない状況となっています。そのため、本市としては、両都市の姉妹都市提携50周年記念事業を実施することは困難であるとの結論に至り、貴台に対し、本年の50周年記念事業の中止を申し入れたいと思います。

ところで、ロシア連邦はウクライナへの侵略に加え、大統領が核兵器の使用を示唆する発言を行ったとの報に接しました。貴市とは、戦争による未曾有の被害を受けた共通の経験と世界平和への強い思いを持つ都市として1972年に姉妹都市提携を結び、今日に至るまで、市民が幅広い分野で交流を積み重ねることで、ともに世界平和の推進に取り組んできました。そのような中で発生したこれら一連の事態については、被爆地ヒロシマだけでなく、平和首長会議の加盟都市でもある貴市におかれても、一日も早く終結してほしいとの思いを持っておられるものと確信しています。

本市としては、現在存在する諸問題の解決が一刻も早く成し遂げられ、これまで同様に、市民が心から楽しんで交流できる日が一日も早く戻ること強く願っています。

敬具

 

2022年3月23日

広島市長 松井 一實

 

※日本語の本書にあわせて、英訳を添付して送付しています。

 

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