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・「トコジラミ」はどんな虫?
・トコジラミによる被害
・トコジラミの生息場所
・トコジラミが発生したら
・トコジラミ対策
・カメムシの仲間で、ナンキンムシとも呼ばれています。
・成虫の体長は約5~8mmで、褐色で扁平な形をしています。
・卵は乳白色の楕円形で、大きさは1mm程度です。幼虫も成虫をそのまま小さくしたような体型ですが、色は成虫と異なり淡黄色をしています。
・メスは、1日に5∼6個(生涯で200~500個)の卵を産み、2週間もすると幼虫になり1~2ヶ月で成虫になります。
・飛ぶことはできません。
トコジラミの写真
出典:厚生労働省(旅行・帰省時にはトコジラミに注意!)
・夜間、部屋の隙間等から出てきて活動し、主に皮膚が露出している手首や首、顔を吸血します。吸血する際に唾液が注入され、それに対するアレルギー反応により強いかゆみが生じます。
・アレルギー反応のため、これまでトコジラミに刺されたことがない人はかゆみが出ず、吸血されたことに気づかないことがあります。
・感染症を媒介したという報告はありません。
・清潔、不潔に関係なく外から持ち込まれることで繁殖します。
・暗く狭い隙間を好みます(畳の隙間や裏側、家具の内部や床との隙間、ベットマットレスの隙間、ソファーの隙間、壁掛けカレンダーや鏡の裏側、カーテンのひだや折り返し部分など)。
・生息している場所には、血糞(けっぷん)という黒いしみが多く見られます。
・卵や幼虫が、荷物や衣服の裏、ポケットなどに付着して、外から持ち込まれることがあります。
生息しやすい場所に血糞があったり、トコジラミを見つけた場合は、被害の拡大を防ぐため早急に駆除する必要があります。早期発見・早期駆除が大切です。
出典:厚生労働省(旅行・帰省時にはトコジラミに注意!)
・被害の拡大を防ぐため、早期発見・早期駆除をすることが大切です。
・駆除の際は潜んでいる場所を的確に把握することが重要です。従来のピレスロイド系や有機リン系の殺虫剤に抵抗性を示す薬剤耐性トコジラミが増えています。こうしたトコジラミには、テネベナール(一般名:ブロフラニリド)、メトキサジアゾン、プロポクスル等の殺虫成分を含んだ殺虫剤を使用することで効果が期待できます。
・被害状況に応じて、技術、知見を持つ専門業者に調査、防除を依頼することも検討してください(依頼する際は、複数の業者に費用や作業内容等の確認をするようにしてください)。
参考:一般社団法人広島県ペストコントロール協会<外部リンク>
本市とアース製薬株式会社は、緊密な相互連携と協働による活動を推進し、地域の諸課題に迅速かつ的確に対応し、市民サービスの向上及び地域の活性化等を図るため、包括的連携に関する協定を締結しています。
協定の取組みとしてアース製薬株式会社の監修により、リーフレットを作成しましたので、トコジラミ対策にご活用ください。
【参考】