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2017年3月23日「市政車座談義」の開催結果

概要

 「外国人観光客の受入環境づくり」をテーマに、合人社ウェンディひと・まちプラザで市政車座談義を開催しました。

 談義には、外国人観光客の誘致、異文化理解、広島の魅力発信などに取り組んでおられる方々に参加していただきました。

 市長は、「広島には原爆ドームと厳島神社という平和と歴史の象徴的な観光資源があるが、この2つに固定化してしまっています。この2つの観光資源を中心にしながらも、地域が持っている文化や伝統を磨き、堪能してもらうチャンスを増やす仕掛けをすることが大事です。そのために、皆が役割分担をして、どこを補強するかという議論をすれば、ステージアップができるのではないかと思います。」と述べ、参加者と積極的な意見交換を行いました。

車座談義の様子

結果

1 日時

平成29年(2017年)3月23日(月曜日)13時58分~16時12分

2 開催場所

合人社ウェンディひと・まちプラザ マルチメディアスタジオ(北棟6階)

3 参加者

6名(※敬称略)

  • 西日本旅客鉄道株式会社広島支社 営業課長 神田 隆
  • 広島アセアン協会 副会長 小松 節子
  • 一般社団法人日本旅行業協会中四国支部 事務局長 辻 孝和
  • ひろしま通訳・ガイド協会 会長 古谷 章子
  • 広島経済大学 助教(Get Hiroshima編集長)ポール・ウォルシュ
  • ゲストハウス・ラッピー オーナー 三戸 康子

4 テーマ

「外国人観光客の受入環境づくり」~おもてなしの充実・強化に向けて~

5 傍聴者

6名

6 会議次第

  • 市長あいさつ
  • 参加団体(者)からの取組紹介及び意見・提案
  • 意見交換

7 会議の要旨

司会(観光企画担当課長)

ただいまから、市政車座談義を開会いたします。

私は、本日の司会を担当する経済観光局観光政策部観光企画担当課長の今富です。よろしくお願いいたします。

今回は、「外国人観光客の受入環境づくり」~おもてなしの充実・強化に向けて~をテーマに、外国人観光客の誘致や滞在、移動、異文化理解、広島の魅力の発信など「おもてなしの充実・強化」に尽力されている皆さんと市長とで御議論いただきます。

それでは、本日参加の皆さんを御紹介します。

まず、西日本旅客鉄道株式会社広島支社営業課長の神田隆様です。

次に、広島アセアン協会副会長の小松節子様です。

次に、一般社団法人日本旅行業協会中四国支部事務局長の辻孝和様です。

次に、ひろしま通訳・ガイド協会会長の古谷章子様です。

次に、英国御出身で、広島経済大学助教であり、外国人向け観光情報サイト・Get Hiroshima編集長のポール・ウォルシュ様です。

最後に、ゲストハウス・ラッピーオーナーの三戸康子様です。

それでは開会に当たり、市長から一言御挨拶を申し上げます。

市長

今日は、この市政車座談義に御参加いただきましてありがとうございます。

テーマは、「外国人観光客受け入れ環境づくり」ということで、我が市、我が町の活性化を図る上で、重要な一つの政策テーマとなっておりますので、いろいろな御意見をお願いしたいと思っております。

皆さん御存じのように、海外からの訪日ブームが全国的に活性化しておりまして、我が市へも外国人の方がたくさん見えております。そんな中でも、最近オバマさんも見えたりして、ますます拍車がかかり、県も挙げてですが、大型クルーズ客船を呼び込んで多くの方に来ていただき、いわゆるまちづくりを手堅くやっていこうということで、取り組みは様々やっている状況にありますが、より充実してかつ持続するという、長続きする方策をここで考えておかないといけない。ブーム到来ということで、ブームに乗っただけで過ぎ去ってしまうと、一体何やってたんだってことにならないようにするために、改めてしっかりした対応、この時点で考えたいと思うんですね。

とりわけ広島の場合は、ブームのもっと根っこに平和を発信すると言いますか、被爆の実相を知っていただいて、平和のありがたさ尊さを知ってもらうという、平和の象徴としての土地柄を認知していただくこともうまく混ぜ合わせながら、観光行政を展開できたらと思っております。

その際、もう一つは我が市だけでなく、結果として外から来る方々の滞在日数を延ばせるようにということにもつながるんですが、それ以上に自分たちの生きているまち、地域全体を活性化させるためには、関係市町が連携して一緒のテーマ設定で、同じベクトルの下に取り組みをしっかりしていくと。その結果として、外から来た方々が、「あっ、この地域一帯なんだな。」と、いいところをみんなで見てみようではないかと。

例えば、広島の日常生活の中での平和を実感しながら、ふと目をやると歴史、文化、伝統、いろいろな形で地域に根をおろした財産があるんです。それもこの際一緒に見て、この地域の特色をちょっと勉強して、心温まる滞在ですね、この地でやって帰る。そうすると「よかったね」と、「また行ってみようか」とかですね。「あそこの地域は、他の地域と違っていいものがありますよ」と。そんなことがごく自然に口をついて出るような、そんなもてなしができるような施策と言うか、対応がいるじゃないか。

その対応をどこか一点豪華主義でやれば済むというものじゃなくて、全体の底上げをして、それぞれのステージでちょっとずつ皆が努力して、結果として今までと違った場を作るという広めのいろいろなコンセプトを込めて、そんなふうに思いを致しておりまして、そんな思いを少しでも進めるために、今日ここにお集まりの皆さん方のそれぞれの分野での活躍ぶり、問題意識なり解決策を教えていただき、これからの施策に反映していきたいと思っています。どうかよろしくお願いします。

司会

ありがとうございました。

本日の談義の進め方は、お手元にお配りした資料の次第にありますとおり、まず、御参加の皆さん方から取り組まれていることを御紹介いただき、併せてテーマの実現に向けた御意見や御提案を賜りたいと思います。それを踏まえ、市長と皆さん方で自由に意見交換をしていただきたいと思います。

それでは、御参加の皆さんから順次御発言をいただきたいと思います。なお、御発言は、それぞれ約10分程度でお願いしたいと思います。

最初に、西日本旅客鉄道広島支社の神田様、よろしくお願いいたします。

各団体の取組紹介及び意見・提案

西日本旅客鉄道(株)広島支社営業課長

私の方からはJR、弊社のインバウンドの取り組みについて、主に広島に関することを中心にお話をさせていただきたいと思います。インバウンドの取り組みといたしましては大きく3つのテーマで行っております。1つがルート開発、2つがプロモーション、3点目が受け入れ体制の整備でございます。

まず1点目のルート開発についてでございますが、弊社JRグループで従来において、全国のJRが乗り放題と言っております「ジャパンレールパス」という商品を発売しています。こちらは主に欧米のお客様を中心に御利用いただいているということで、広島にも多数お客様もいらっしゃっていると思っております。

一方で、昨今国別の訪日のお客様を見ますと、中国、韓国、台湾、香港と東アジアのお客様が多くを占めることが特徴として挙げられるかと思います。こうした国からいらっしゃる方は、リピーターで来られる方も多いことと、東京から大阪のゴールデンルートはともかくといたしまして、それ以外の観光地を探していらっしゃる方も多い。

また、あまり長距離を移動されないという特性もあるかと思っております。こうした方々に対して、全国のジャパンレールパスがちょっと高額過ぎるのではないかということで、弊社JR西日本では平成9年、1997年に西日本エリアに絞った「JRウエストレールパス」という商品も発売しております。

一昨年2015年には商品ラインナップをかなり増やさせていただいたということで、中国地方を通るレールパスも各種設定をさせていただいているところでございます。こうしたこともございまして、販売も向上しております。

そうした中で、もう一つ「瀬戸内エリアパス」という商品も設定しております。中国地方を中心に瀬戸内というエリアをPrするという意味で、JR四国さんと連携してJR四国さんの路線でありますとか、中国や四国を渡る船なども組み込んだパスも設定するということも行っております。

「海外版コナンミステリーツアー」という取り組みもしております。やはり東アジアの方を中心に、日本のアニメ文化といいますか、クールジャパンといいますか、こうした方面への嗜好が高い中で、もともと日本人向けに「名探偵コナンミステリーツアー」を15年程前から設定しておりますが、海外の方に同じようなアプローチはできないかと、これも2012年、5年前から始めた取り組みでございます。こうしたことを行いながらレールパスという切り口で、インバウンド拡大に取り組んでおります。

2点目に、地域の方と連携したプロモーションでございます。弊社単独で海外のPrに取り組むことは少ないわけでございまして、弊社、いわゆる交通機関でございますので、海外のお客様に日本に来ていただく、この地広島に来ていただくためには、地域の皆さんと一体でのPrは欠かせないということで、我々が現地に赴く際には自治体の皆さんから情報を上げていただいたり、逆に自治体の皆さんが海外に行かれるときに、我々のレールパスの情報もアクセス情報としてお持ちいただいたり、場合によりましては、一緒に海外Prを行いながら、取り組んでいるところでございます。

3点目の受け入れ体制でございますが、「ラインカラー」というものを設定しております。広島中心に我々「広島シティエリア」と呼んでおりますが、広島を中心とした地域におきましては、山陽線でありますとか、呉線、芸備線、可部線、こういった線区にそれぞれのラインカラーをつけることにより、海外からのお客様にもわかりやすい案内をしていることや、自動券売機も海外の言葉が使えるものでございます。

最近は、広島駅の構内の多言語マップを作製したり、広島駅南口には外国語の案内ができるスタッフの方に入っていただいたりと、ソフト面でも取り組みを行っているところでございます。

また、広島エリアで走り出しました新型の227系という車両がございますが、車内で英語による自動放送を導入しております。よく広島で海外、欧米の方がよく訪れているところの一つとして宮島がございます。実際に我々列車を走らせておりまして、お客様が間違われる事象が若干ございました。と申しますのが、宮島に行くときに利用するエリア、「宮島口」という駅がございまして、そこからフェリーを御利用いただくところですけれども、その2つ手前に「宮内串戸」という駅がございます。さらにその1個前が「阿品」という駅でございます。宮内串戸の「宮」という言葉を聞いて宮島と勘違いをされるお客様がいらっしゃったり、「阿品」という言葉を聞いて宮島と誤解されるお客様がいらっしゃることがわかりましたので、宮内串戸駅の英語案内をさせていただくときに、「宮島口はここから2つ先の駅です」とつけ加えて応接しています。

先ほど申し上げました外国版のスタッフも広島駅のほか、昨年からは宮島口駅も対応しておりまして、こうした外国語対応を徐々に拡大していっているところでございます。

最後に、弊社のグループ会社の取り組みも若干御紹介させていただきます。広島駅の駅ビルのアッセ、免税対応店舗でありますとか外国語の案内放送を行っているということと、グランヴィア広島というホテルではATMなどの対応を行っているということ。あと、先ほど申し上げた宮島口から宮島に渡るフェリー会社であります宮島フェリーにおきましても、2カ国語の船内放送を行っていることと、これも先ほど申し上げました「めいぷる~ぷ」を運行している中国JRバスにおきましても、多言語の取り組みを行っているということで、グループ会社を含めてインバウンド誘致に取り組んでいるところでございます。

以上、簡単ではございますが、弊社の取り組みを御説明させていただきました。

提案というところですが、今、広島にいらっしゃるお客様は、欧米の方が多いわけでありますが、一方で広島空港に入られて広島の中を巡られる方は、アジアの方が多い状況と見ております。そういったところで、今後は広島にもアジアの方の比率が徐々に上がっていくことも考えております。こうした中で我々も、徐々に多言語のサインを増やしていきますが、アジアの方に対する対応も強化していくということですね。

あと、我々JRを御利用いただくときに、海外の方にとって切符を買う行為がかなり御負担になるということで、先ほど券売機の多言語化ということを申し上げましたが、私も海外でよく感じることですけど、切符を買わないで済む方法でICカードがあります。弊社「ICOCA」というICカードを出しておりますが、ICカードを使うと改札機にピッとタッチするだけで、そのまま切符の値段も調べずに御利用いただけますので、こうしたことも含めてPrしていきたいと思っておりますし、ぜひ皆さんにももっと御存じいただきたいと申し上げまして、私の意見とさせていただきます。ありがとうございました。

司会

ありがとうございました。

続きまして、広島アセアン協会の小松様、お願いします。

広島アセアン協会副会長

皆さんこんにちは。広島アセアン協会の小松といいます。

ちょっと風邪と花粉で声が少しおかしいのですが、途中で咳が出ないようにお話させていただきます。今日はパワーポイントを持ってまいりまして、少し枚数が多いものですから、早く簡単に10分以内にできればと思っております。

アセアンという言葉、皆さんよく御存じだと思いますが、日本との暮らしに本当に身近なアセアン10カ国ということで、えびが今、日本に輸入されているのが55%、パイナップルが98%、液化天然ガスが50%、眼鏡用レンズが78%入ってきております。

アセアンの構成国ですけれども、日本が少し上の方になりまして、地図に赤く抜いてあるところです。アセアンの構成図の中でアセアン10カ国と言いましたら、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、シンガポール、インドネシアでございます。

そして、アセアンの人口ですけれども、今、実際6億人を超えておりまして、2030年には7億人を超えると言われております。日本が1億2,022万人になるんじゃないかと言われておりまして、アセアンの方はピラミッド型をしております。

アセアンの経済成長率は、毎年かなり高い成長率で5%から6%を上げております。

そして、「統計で見る日本にとってのアセアン」ということで、貿易で言いますと主な貿易のパートナーで14%を占めております。投資ですと32.1%を占めております。

広島アセアン協会設立ということで、2013年4月9日に経済、観光、学術、教育、文化などの交流をより一層深めるために、官民一緒になって設立をいたしました。産官学で設立をしております。

そして、たくさんのセミナーをやっておりますけれども、「地域としてのアセアン」ということで、第1回セミナーを行いました。イスラム社会での企業活動の注意点について講演していただきました。

そして、「もっと知ろうラオスの魅力」ということで、セミナーを開催しました。ラオスは本当に低廉な労働コストや経済特区の整備などを伴い、既に多くの日系企業が進出しております。

そして、「アセアンからムスリム観光客受け入れセミナー」ということで、第3回目を行っております。ハラルフードについて紹介しました。

それから、日本アセアンセンターに御協力を得まして、カンボジアから商業省長官を広島にお迎えし、「カンボジア産業セミナー」を行いました。

それから、これはサタケを御訪問させていただきまして意見交換を行いました。

そして、今日松井市長もおられますが、松井市長も表敬訪問をしまして意見交換を行っております。

そして、ラオスからソムディ、ラオスの経済投資の大臣をお迎えし、「ラオス経済投資セミナー」を行いました。

そして、ユニタール国連訓練調査研究所の隈元所長を表敬訪問しまして意見交換も行いました。

そして、元林議長を表敬訪問して意見交換を行っております。

そして、企業の皆さんとも一緒に親睦会を行いました。

「どうなる2015アセアン共同体」ということで、やはり日本アセアンセンターの御協力を得まして、アセアン事務局次長モクタン様と亜細亜大学教授の石川先生をお迎えしてセミナーを行いました。同時通訳で行っております。

それから、フィリピンが台風で被害を受けたときに義援金を集めまして、大使館にお持ちしました。

これは、広島インドネシア協会総会への参加をしております。

それから、広島アセアンフェスティバルを開催。毎年、アセアン10カ国から来た留学生が中心となってフェスティバルを開催しまして、食べ物を食べていただいたり、民族衣装を着てファッションショーや民族舞踊、歌なども御紹介しておりまして、市民の方にもたくさん参加していただいております。

「女性起業家シンポジウム」ということで、アセアン10カ国の企業の代表の方が東京で集まりました。私は日本を代表してモデレーターを行って、パネルディスカッションも行いました。会場の方からも質問をいただいて、最後に総括を行いました。

そして、フィリピンミンダナオの「平和構築セミナー」を行っております。

「ラオス、カンボジア視察ツアー」ということで、昨年1月末から2月にかけてラオスとカンボジア、広島県の希望の方を募りまして視察をしてまいりました。これは、カンボジアの商業省を訪問した折に企業の代表100名ほど大臣が集めていただきまして、50名が男性、50名が女性という形で意見交換を行っております。そして、日系企業も訪問させていただいて、工場の中も見学させていただきました。それから、カンボジアとラオスのマツダ車の販売店も訪問させていただきました。それから、広島ハウスを訪問しております。小学生の方たちとの会話もさせていただきました。

広島県の皆さんの要望を受けまして、黄金の国、ミャンマーのセミナーを行いました。「ミャンマー視察ツアー」ということで、今年2月22名を同行しまして、ミャンマーに行ってまいりました。下の写真がマツダ車販売店を訪問したところでございます。そして、ヤンゴンにある教育施設も訪問しました。また、ミャンマー商工会議所連合会会長との意見交換を行っております。

それから、調査対象国の訪日観光客数ということで、これは平成26年と27年ですが、年々観光客が増えております。平成27年がかなり伸びております。

そして、調査対象国の訪日観光客数の推移ですが、アセアンから6カ国を選びまして、表を作成したものですが、タイが一番多いです。その次がマレーシアとなっております。

そして、6カ国のブロック別延べ宿泊数。これは平成26年ですが、やはり関東が半数を占めておりまして、次いで近畿、中部、北海道となっております。中国は少し少ないです。

それから、県別です。中国、九州延べ宿泊数。平成26年です。やはり福岡が一番多いですが、広島の方も増えてきております。

それから訪日回数、観光レジャー目的のみということで、平成26年ですけれども、タイとシンガポール、マレーシアについては1回だけではなくてリピーターが2回~3回と増えております。

そして、宿泊数は大体6日間となっております。

それから、アセアンからの来広観光客数ということで、平成24年から27年を出しておりますけれども、平成24年は1万7,200名、平成27年はかなり伸びておりまして、5万7,700人となっております。

それから、宿泊施設アンケート調査実施状況ということで、中国経済連合会がアンケートをとりましたが、20ケースと数が少ないので、広島県の調査も含めて御紹介いたします。これは訪日回数ですが、平成24年にとった回数に比べてやはり現在は回数が増えてきております。旅行日数は大体同じ位です。広島を訪れた回数、右側の図が平成24年で、こちらが現在ですが、やはり7回が現在70%になっております。宿泊回数は、1回がやはり多かったのですが、リピーターが2回~3回と増えております。

それから、日本に関する情報源ですが、旅行事業者のサイトとか口コミ、自治体等の公式サイトを使われて、旅行会社のサイトが一番多いんですね。次いでツイッターなどが使われております。広島を訪れた目的は、原爆ドーム、平和公園が一番で宮島、それから広島の食べ物を目的に来られております。

そして、広島での行動、印象などですが、やはり原爆ドーム、平和公園、広島の食、宮島、買い物ということで、平和公園は大変よかったと。

それから、利用空港及び訪問先ということで、やはり関西国際空港とか福岡空港を使われる方が多くて、その途中に広島に寄られることが多いみたいです。

それで、これまでの活動で聞いたことですけれども、今こちらがレストラン等にあったメニューですが、これは「英語に直しているだけが多く、中に何が入っているのかわからない。素材を知りたい。」という声がありました。また、「英語対応に集中し過ぎて本来の魅力のもてなしが半減している。」、「表情が硬く笑顔が消えている。」という声がありました。また、「病気やけがの場合に対応してくれる病院を充実してほしい。」、「案内を増やしてほしい。」という声もありました。それから、「案内地図に通り名がない。」、「ピンポイントで場所を言わないといけない。」、「Wi-Fi、FREE Wi-Fiが通じないことがある。」、「休日、早朝夜間の両替所がない。」という声があります。

そして、快適に滞在していただくアイデアですけれども、メニュー表に写真とか食材、調味料、調理法、食べ方を細かく表記することによって安心して御注文いただけます。また、店員さんが外国語をしゃべる人も対応ができて、食材を明記することによってハラルやアレルギーにも対応できます。

そして、買い物や食事をする場面でおもてなしを期待する人が多くいます。言葉にとらわれることなく、心を込めたおもてなしが喜ばれます。

そして、急病やけがの際、外国語で対応できる医療機関、薬局の情報がインターネットでしか探すことができず、情報量が少ないので、充実したマップを駅やホテルなどに配布してあるととてもわかりやすいです。

移動手段の充実。先ほどお話させていただきましたけれども、地図での情報については通り名の記載、また裏路地の見どころ、詳細だけではなく、広域情報を載せていただいて広島を拠点に移動できる仕組みづくりが必要ではないかと思います。

旅行での魅力を伝える方法はSNSが非常に効果的です。外国人旅行者の利用率は非常に高く、無料の宣伝方法です。私もラインやツイッター、フェイスブックも全部やっておりますけれども、そこに入る情報は全部見ております。

また、FREE Wi-Fiの整備は着実に広がっておりますが、つながらないところもまだまだありますので、一番の関心事になってきております。

旅行で困ることはお金です。ほとんどの店ではカードが使用できますが、ちょっとした買い物や食事をするときは現金が使われます。早朝、夜間、休日と必要なときに両替できないとの声もあります。ホテルの両替、休日でも可能な両替所の充実が必要だと思います。

以上で終わります。ありがとうございました。

司会

ありがとうございました。

続きまして、日本旅行業協会中四国支部の辻様、お願いします。

(一社)日本旅行業協会中四国支部事務局長

手元に資料はありますけども、私もパワーポイントで御説明させていただきます。

私の方から、最初はJATA(日本旅行業協会)の取り組みと、それから2点目の方は提案について申し上げたいと思います。

日本旅行業協会の取り組みは、海外旅行に行くというところのプロモーションでしたが、今は海外旅行、国内旅行といろいろやっております。訪日旅行というのが2番でございます。右は国際機関との連携というのがありますけども、UNWTOとか国際観光機構とかと連携していろいろしております。

それから、私共中四国支部として何をやっているのかというところでいきますと、いわゆる海外旅行やインバウンド促進のための新規路線、空港路線の誘致活動。これに力を入れてやっています。左手の方は広島市にも関係あります各企業さんですね。先ほど小松さんから説明がありましたが、東南アジアにかなり進出しております。

特にバンコク路線につきましては、広島のマツダさんとかマツダ関連企業が出ておりますし、以前は就航していましたが、残念ながら路線が止まっていますので、2014年バンコクから広島からバンコクチャーター、これイン、アウト両方でやりました。3回予定でしたが、残念ながらアシアナ航空さんの事故で1本しか出なかったんですが、引き続きずっと広島県空港振興課については、一緒に誘致をしております。

それから、右手の方ですけど、今年、広島市と大邱市は20周年になりますし、アシアナ航空からエアソウルに変わっていますが、エアソウルと組んで今、2016年度にユネスコに対して、朝鮮通信使を世界記憶遺産として申請しておりますけど、恐らく今年2017年は世界記憶遺産に認証されるのではないかと、10日出発日を決めてツアーを1本作りまして、広島市内の旅行業者、JATAの加入の旅行業者全体で送っていこうとしております。

2つ目は「Meet Colors!台湾」。これは、広島から国際線が中国、韓国、台湾、グアムはなくなりましたが、香港、中国2路線ですから5本なんですけど、この中でやはり台湾が国際線の利用率は35%以上なんですね。今年は台湾観光協会が「Meet Colors!台湾」というキャンペーンをしていますので、広島空港から出発していただくんです。今、広島市の中区出身で女性ファッションモデル・田中里奈さんという方、読者モデルとして有名な方をお使いして、一緒に台湾に先々週行ってきまして、いろいろな台湾の新しいところを見てきております。私も1年半ぶりに行きましたが、やっぱり出ないとわかりません。

今、台湾のまちも台湾の方も、日本に来てる方など特にレベルが高くなって、お店でも言葉悪いですが、こじゃれたお店がすごく台湾市内に多い。ただ、まちの中は古い昔の日本占領下のときに使っていた、例えば大学教授の家、その日本家屋があるんですが、それを手直ししてレストランにして、その区域は昔の区域ですけど、リノベーションして、台湾の地元の人に今日本ブームですから、日本食のレストランとして地元の人が運営したりしています。

ぜひ、海外旅行に皆さん行っていただいて、「来てください、来てください。」って言うばっかりで、向こうに行ってみないと台湾にしかり、ベトナムにしかり。ベトナムもすごくこれから出てくると思うんですけど、年齢で言いますと平均年齢30歳以下ですから。すごくパワーのある地区ですから。こういうところ、先ほど言いました新規路線を竣工させるのに広島県としてやっておりますが、やはり中心の広島市としても、御助力、御協力いただきたいと思います。

それから、インバウンド関係につきましては、たくさん書いておりますけども、中国地域観光推進協議会とか広島県とかですね、広島市さんにも委員として参加させていただいて協力させていただいてます。

右にあげてますのは、これは松江観光協会に協力して、広島バスセンターから松江まで500円で外国人に向けてワンコインバスですけども、社会実験を今年度中やりまして、5,000名でした。以後4,000名位来ています。目標達成していますので来年度も続けます。これはお金が松江観光協会、それから玉造温泉の温泉協会とかみんな案分しておりますが、必ずこちらへ来ていただく。逆に言えば、これを使って広島に来ていただくというのがありますので、先ほど市長から広域連携ってありましたけれども、ぜひこういうのもどんどん進めていきたいと思います。

その広域に関しましては、今、広電様が「ビジットヒロシマツーリストパス」、これも広島に来ていただいたら今のところ3,000円で5日間バス乗り放題、電車とかも乗り放題という形で、今年度からはちょっと値段が上がって6,000円ですが、広島空港リムジンバスも使えて5日間。これは広島電鉄の椋田社長が力を入れてやっておりまして、これも当初「2日にしたほうがいいですかね、3日にしたほうがいいですかね。」って相談に来られまして、「値段はいくら位ですか。販売はどこでやったらいいですか。」という相談を受けて、御協力させていただきました。

それから、一番右にありますのは新聞に出ていますが、インバウンドビジネス、旅行会社だけじゃなしにいろいろな業者の方が算入されようとして、すごくいい話ですが、ここに来ていただいてます広島ガイド協会のガイドさんを含め、通訳外の人にはライセンスがなかったらできませんよ。ただ、ちょっと国の方としてそれを緩和しようとしておりますけども、そういうルールが、法律があるということと、乗り物や宿泊のお手伝いをすると、これは旅行業法です。違反になりますよ、これは両罰規定で両方とも本人とその会社が訴えられますよということ等も条件にしております。

それから、今度は提案の方にまいりますけども、先般、これは「広島かき海鮮食堂」。すごく喜びまして、担当課長とか部長様には、「これはもう全部台湾の方好きですから、台湾へすぐ持って行ってください。」という話もしたのですが、観光を見える化していただいた。広島で「かきがおいしいですよ、おいしいですよ。」って。シーズンはありますが、広島はかきが有名で、お好み焼きが有名で。「じゃどこで食べたらいいですか。」って言うんで、これはすごく画期的な企画だったと思います。原爆ドームと宮島の20周年事業の中の一環だったと聞いておりますが、こういう形で見える化の部分と交通インフラの整備と強化。

空港のお話はしましたけど、昨日も広島県観光立県推進会議の中で申し上げましたが、先ほどJRの神田課長からもありましたけど、今後お客様を増やすには交通インフラがきちっとしてないと来れません。JRさんもしっかり15本新幹線走らせていただいていますが、それも限度があると思いますので、航空、港湾、今日も大きな船が入っておりますけども、先週土曜日もエリザベスが入りました。1回で3,000人、4,000人という人が入ってきますので、こういうインフラ整備をしないといけない。

それから、宿泊につきましては、ゲストハウスのラッピーさんもありますが、こういうところの選択肢を多くするということが必要だと。

見える化について申し上げましたけども3点目は、今後もっとインターナショナルということで、見える形にしていただけないかなというのと、昨日広島県の観光推進会議でも、観光消費額を増やそうとしたら地元に滞在させないとだめだということで、夜の観光が必要だと思います。ですから、夜の観光でナイトショーがあったり、瀬戸内海を見るレーザーショーや他のものがあってもいいんじゃないかなと思います。

それから、先ほど市長からありましたが、オバマさんが寄贈してくれた折鶴は、ずっと朽ちるまで置いておいていただいて、1つはアメリカの大統領が来ていただいて、折鶴を折ってくれたというのは、もう画期的なことだと思います。これは観光資財としたら申し訳ないですけど、記録としてずっと飾っていただきたいなと。

それから、2つ目はですね、広島は平和都市と言われてます。国際都市とも言われてますが、寛容性のある都市にしていただきたいと。国籍とか民族とか宗教の違いによって、また言葉の違いとか食文化の違いはありますが、それがないとまだ紛争があったり、食事の案内もイスラム関係のハラルのところもありますけども、ハラルフレンドリーになるようなところとかがあればいいなと。

一つの案としては、都心活性化プラン、都心6のゾーンというのがあります。商業ゾーン、平和のゾーン、陸の玄関ゾーン、歴史文化スポーツゾーン、ボールパークゾーンがありますが、それを私の方はアジアンストリートとかアメリカンヨーロピアンストリートとかフレンチ、これは商工会議所さんがやっている都心活性化プロジェクト推進。やっぱり平和大通りをシャンゼリーゼのようなパリから広いそういうイメージで、今きれいな植栽がされておりますけど、もう少し商業的なカラフルな、来ていただいてこちら平和公園の方、すみません、平和公園は静かにしないといけないという部分はありますが、ただちょっと一歩越えると賑やかでおしゃれなところがあるという部分。こういうイメージを私自分勝手に描いております。こういうことができればなと。その他、ハラルとかコーシャーミールとかベジタリアンとかラーメンストリートがあってもいいんじゃないかなという形ですね。

今、例として既にそれをしているのが東京都港区なんですが、「とっておき港区」という形で、港区で世界を巡る取り組みを既にされていますので、ぜひこういうのも参考にされたらと思います。一つ僕が覚えているのは、東京都が逆に水の都のこちらへ10年前位に視察に来たんですね。広島市の京橋川のところにできたときに逆に先手を打っていますので、今回これは遅れをとらないようにやっていただきたいというのがあります。

それから3つ目なんですけども、やはり国際機関の誘致。国際機関が入りますと国際性が高まりますし、御存じのとおり広島市はMICE強化都市として国から選ばれておりますので、その機能を強化していただくと自然に国際性が高まるし、国際的な往来が出てくると思います。

私の方からはちょっと早口になりましたけども、以上の提案をさせていただきました。どうもありがとうございました。

司会

ありがとうございました。

続きまして、ひろしま通訳・ガイド協会会長 古谷様、お願いします。

ひろしま通訳・ガイド協会会長

皆さんこんにちは。古谷と申します。通訳案内士の仕事をして38年になります。

書類は手元にあるかどうかの確認ですが、パンフレットがあります。今日のお話の内容に関して、何かコメントとか御質問がありましたら裏にウェブサイト、Eメールアドレスがございますので、御遠慮なしにお問い合わせをください。そして1枚物のレジュメ。それからパワーポイントのデータですね。14枚、14ページございます。

大学を卒業して英語の教師をしまして、そのあと通訳案内士の試験に合格しました。某大手旅行会社のオフィス、東京からオファーがあって専属通訳の仕事を始めました。その当時は、インバウンドがこのような隆盛を迎える時代になろうとは夢にも思いませんでした。広島の国際訪日客の推移を最も長く現場で見てきたという自負があります。その経験から、広島がさらに多くの国際訪日客を迎えて、広島での時間を満足していただく環境を作るためにできることを、具体的にあとでお伝えしたいと思います。

まず、ひろしま通訳ガイド協会の歴史について簡単に申します。1989年に広島市政100年、広島城築城400年を記念して海島博覧会が開催されたのですが、覚えてらっしゃる方多いと思います。そのときに既に通訳案内士として働いておりました。広島市の姉妹都市ホノルルからのフラダンスのチームを案内したり、ハノーバーからテレビの取材チームが来たのを通訳しつつ、海島博の会場を走り回っておりました。そのときに広島県とか市の方々との面識を得ることができました。

そして、1994年に広島でアジア大会が開催されることになり、その国際コミュニケーションに働く人を束ねなさいということで、広島県から助成金をいただいてこの会が発足いたしました。発足当時の会員数は42名でした。アジア大会は、期間は32日間だったんですが、選手村のツアーデスクとか大会の通訳とかいろいろなイベントの通訳などで会員が延べ834日働きました。当時、普通のツアーの就業件数は1年に300件位だったんですね。そして、会員数は現在2017年2月で200人になりました。8カ国語に対応できます。そして、就業件数は2016年昨年で2,700件を超えています。つまり、会員数で5倍、就業数は約9倍になっています。

主なツアーですが、「サンライズツアー」というツアーがあります。英語でオペレーションします。厳島神社と平和公園を見てということで、週に月水金土4日催行されます。繁忙期、桜がきれいなとき、紅葉が美しいときには毎日になりますし、1日に大型バスを2台とかいう状況も昨今はございます。

そして、昨今増えているのがクルーズ船のガイドです。先ほど辻さんもおっしゃいましたけれども、本当に増えています。3月18日に五日市港にクイーンエリザベス2世号が着岸しました。その日は、ひろしま通訳ガイド協会から27名のガイドが出ました。そのクルーズ船が次の日は高知に着岸したんですが、高知に十分なガイドがいないものですから、広島から17名が出かけました。境港とか加賀、高松、愛媛県の宇和島、沖縄とかそういうところに出かけることもございます。

38年前はこういうふうな環境、想像だにしなかったのですが、インバウンドが発展したきっかけ、皆さんも御存じだと思いますが、少し復習をします。2003年です。その当時の小泉総理大臣が、2000年に日本から海外に出かけた人1,000万人に対して日本にやってくる国際客が500万人、これはまずいと。2010年までに日本に来る国際客を1,000万人にするということでいろいろな戦略といいますか政策をとられました。いわゆるビジットジャパーンキャンペーンです。

それは随分効果があったんですが、2008年、アメリカ発の金融恐慌、リーマンショックで800万人台になりましたし、それから2011年の東日本大震災で激減しました。しかし、その大震災のときでも略奪とか暴動が起きないで、お水の給水を列をつくって待つ日本人の正直さ。それがメディアを通じて世界中に伝わりました。

その結果、2013年には1,036万人の訪日客がありました。そして何と去年、2016年の訪日客数は1,974万人です。最初は2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでに2,000万人という目標を立てていましたが、もう既にクリアしてしまいますよね。ですので、4,000万人、2倍に上方修正されました。天災とか国際紛争がなければ、この目標は必ず達成できると信じています。

毎年いろいろなツアーをやっていますが、印象深いツアーのことを少し申し上げます。2014年、「ナショナルジオグラフィックエクスペディション」というツアーでした。ナショナルジオグラフィックというのは、世界中の美しいところの写真をたくさん載せた人気の雑誌で、2014年は弘法大師空海が88カ所のお寺を建てた1200年の記念の年にあたるんですが、その特集の記事があった。

そして、購読者たちがそれの幾つかを訪れようじゃないかという提案があって、2014年にこの人たちが来ました。11日間、23人のお客様と同行しました。大体20人を超えるツアーというと2,3人がトラブルメーカーですが、このグループは例外的でした。みんなが前世から知っていたように、家族のように打ち解けて、このまま別れるのは残念だってウェブサイトをつくりました。そこで自分たちが撮った写真とか動画をシェアしています。

このツアーの一部が四国のNHKで取材を受けまして、その番組の一部の動画もここに載っています。URLがそこにありますので、どういうことを外国のお客様が喜ぶか、関心を持つか、印象深く感じられるかを知りたいと思われる方がありましたら、ぜひご覧ください。

そして、これからが本題です。最近インバウンドと言って中国5県の他の4県が猛烈な追い上げを見せています。岡山県がすごいですね。それから鳥取、島根、山口県は去年プーチン大統領が来られて、思ったほど効果はなかったんですけど、かなり追い上げてきています。広島が2つの世界遺産、厳島神社と平和公園、原爆ドームにあぐらをかいていると広島は通過される。日帰りのお客様は減らないとは思いますが、通過されてしまう。ぜひ広島に滞在していただいて、食事を楽しみお買い物を楽しんでいただく。そのために具体的な提案があります。

その一つがひろしま神楽です。週に1回水曜日。今年は4月から始まります。4月から12月までの毎週水曜日、鯉城会館で7時から、広島県各地の神楽団が2演目を上演いたします。その豪華な衣装とかダイナミックな動き、美しいお姫様が突然鬼になったりする変身は、理屈抜きでせりふがなくても楽しめるものだと思います。その上演が終わると、舞台に上がって衣装をつけて記念撮影の時間があります。この夜の神楽を見ていただければ、もう新幹線には乗れませんから必ず広島に一泊ということになります。

そして、御案内するお客様の中に写真撮影を好まれる方が多いです。特に高齢者では、お買い物とかよりも自然、バードウオッチングを楽しまれる方が多いです。縮景園の開園時間を朝早くすることはできないでしょうか。人がたくさん入ってこないので、公園を一人占めでき、自分が好きなアングルから好きな光景、景色を撮ることができる。その写真をインスタグラムか何かに載せていただくならば、更なる縮景園の魅力発信につながると考えます。ですから、朝早く行かないといけないから、前の日に広島に泊まっていただかないといけません。

10月に「カルティエ」という宝石と時計の老舗、フランスのメーカーが日本で商談会をなさいました。実はパリで計画されていたのですが、テロがあってパリは危ないというので急遽日本になりました。世界の富裕層500人が東京に滞在されて、特別な新しい商品をご覧になる催しがありました。これは、パーティーに出かけられるときの記念撮影ですが、1週間御案内しました。この2日後にぜひ築地の魚河岸を見たいとおっしゃいました。何度も魚河岸に行ったことがありますが、これまでですと4時半までに行けば大丈夫だったので、新宿のホテルを3時45分に集合して出発しました。4時20分に築地に着いたんです。そしたら守衛さんから、「何で今ごろ来るの」って言われたんです。それは、豊洲へ移転ということがマスコミで報じられて、築地を見るんだったら今回しかないという情報が浸透していて、本当に訪れたい方が多いわけです。守衛さんが言いました。「先着120人の受付をしている」と。「今日の受付は朝の3時10分で終わったよ」って言われました。だから、3時45分にホテルを出た時点でもうだめだったわけですね。外部市場だけ見ました。それなりに楽しんでいただきましたけれども、とても残念でした。

その経験から思うのですが、広島の卸売市場の見学ができないかということです。ただの思いつきで言っていることではなくて、私の体験です。2016年5月にアラスカのサーモンを日本に輸出するビジネスを展開しておられる御家族の案内をしました。築地がお休みの日だったので、「広島でぜひ見たい、どうにかしてくれ」という御依頼を受けましたので、いろいろな手続をして早朝広島のホテルを発って行きました。マグロのせりは少し時間が遅かったので見ることはできなかったんですが、多種多様な魚介の種類、鮮度を保つ方法、運搬方法などを興味深く見学されました。このわくわく体験をしてもらうためにも、朝早く行かないといけませんから前泊が必要なわけです。広島に滞在してもらうことが可能です。

そして、1月20日に中国新聞に掲載されたんですが、広島から海外に移民として出て行った人々のいろいろな資料の展示を旧日銀広島支店の建物で行うという記事が出ました。それを見たときによかったって思いました。少し話が遡るんですけども、2002年に広島県とハワイが友好提携5周年の記念として、広島県立美術館地下の県民ギャラリーで「弁当からミックスプレート」へという展示がありました。これはロサンゼルスの全米日系人博物館が作ったものですが、サトウキビ畑で働く日本人の労働者たちが最初はお弁当だったけれども、いろいろな国からの移民が来て、自分たちのお料理を交換しあってミックスプレートになったってことから弁当トゥミックスプレートなんですけれども、日系移民の夕食から社会への同化とか地位確立に至る苦労と喜びを、彼の使っていた品々やビデオ写真で展示する内容で、1カ月の期間中に6,000人以上の来場者がありました。HIGAではそのガイドをボランティアで努めました。約30名の会員が働きました。

あと、少し話はずれますが、日系アメリカ人の方を御案内するときに、自分の先祖は広島の出身なんだと。ぜひそのルーツを確かめたいとおっしゃって、10年位前でした。日系人の女性が白人の御主人、お医者様なのですが御夫妻でみえて、そのひいおじいさんのお名前と昔の村の名前とお寺の名前があったんです。それを調べてみましたら、村は町になっていましたが、それとおぼしきお寺の名前がありました。電話で聞いてみましたら、御住職がとっても親切な方で、「その家族のお墓がうちにあります。」とのことでした。その御夫妻とお寺を訪れてお墓を見ることができたのですが、そのときの奥様のうれしそうな表情を忘れることはできません。

それ以降にも似たような問い合わせがあります。ですから、そういう広島にルーツを持つ方々が訪れていただく資料館をきちんと充実させていただきたいですし、ルーツ探しをしたいとおっしゃる方の何かお手伝いをするようなコーナーができるといいと思います。そうすれば必ず1泊はしていただくし、もしかすると親戚の方などとの再会ということで2泊3泊に滞在が延びるかもしれません。

そして、最後になりますが、昨年の5月27日は広島にとって歴史的な日でした。8年前の2009年の4月にオバマ前大統領がプラハで宣言されたこと、アメリカは原爆を使った初めての国なので核廃絶の責任があるっておっしゃって、本当に勇気づけられたものでしたけれども、アメリカの内外の状況がそれを許さずにとても残念だったのですが、任期の切れる半年前、5月27日に広島を訪れてくださいました。このことを忘れてはいけないと思うんです。絶対にきちんとはっきりと覚えておかないといけないと思います。

海外によく出かけるのですが、広島から来たっていうと、「ああ、広島。」って言われます。一つの国を除いては。中国の人に広島って言っても通じないんです。漢字で書いて見せると、「オウアノ。」って言うんです。それ以外のヨーロッパ、アメリカもそうですが、広島は日本で3番目に知名度が高い。東京、京都、広島です。これをぜひきちんと次世代にというか世界中に伝えていく。それが広島の私たちの責任だと思っています。オバマ氏の慰霊碑の前での演説にもありましたが、「私が生きている間に核廃絶という目的は達成できないかもしれないけれども、その可能性を追い求めていきたいと思う。」と。「このような破壊をもたらす核兵器の保有を減らして、この死の道具が狂信的な者たちに渡らないようにしなくてはなりません。」と。世界状況を見ると、狂信的な人たちの影がどんどん濃くなっていく恐れというかとても暗い気持ちになります。広島は核の脅威を阻止する努力を続けなければならないと思います。

2015年に4年に1度開かれる「世界スカウトジャンボリー」が山口県のきらら浜で開かれ、155カ国の国と地域から3万4,000人の青少年が集まりました。そのプログラムの一環として広島を一日当たり4,300人、約2万6,000人が平和公園を訪れました。そして、資料館見学と被爆体験記の朗読会とかを行いましたが、「ピースプログラム」と名づけられて、日本ボーイスカウト広島県連盟の要請を受けて、私たちHIGAの会員は80名がお手伝いしました。これからの世界を担っていく若者たちが広島を訪れて、人が苦難に耐えて自分自身を修復する力、その尊さを感じるお手伝いができたことをとてもうれしく思っています。このプログラムは、期間は6日間と短かったのですが、関わる会員数や、仕事の責任の重さはアジア大会に匹敵すると思います。説明会や現地研修を充実させてプログラムの成功に貢献できたと思います。

広島市がアジア競技大会やスカウトジャンボリーのような平和であるからこそ共有できるような集いの会場として、ますます世界にその存在感を増していくことを祈念しています。そのような機会が与えられれば、HIGAはこれまでの経験やノウハウを生かして貢献できる人材集団であるということをお伝えして、私の発表を終えさせていただきます。ありがとうございました。

司会

ありがとうございます。

続きまして、広島経済大学のポール・ウォルシュ様、お願いします。

広島経済大学助教(Get Hiroshima編集長)

こんにちは。ポール・ウォルシュと申します。

広島経済大学で働きながら、2000年からウェブサイトを作って広島の情報を英語で紹介し始めました。それから、2004年に「アニマルファクト」の発行をスタートして、年間5万部作っています。飲食店中心ですけど。それから、3年前2014年からもうちょっと充実した冊子の発行をスタートしました。これを季節ずつ年4回出していて、毎回1万部作って街の中のホテルや観光案内所に配布しています。「GetHiroshima」は、インバウンドやおもてなしが流行語になる10年以上前から海外から訪ねる旅行者に、我々広島に住んでいる外国人が知っている広島の日常的な魅力、広島の街の楽しさと広島人の活気を紹介するミッションに頑張ってきました。最初は、「GetHiroshima」の活動は、広島に住んでいる外国人向けにより充実した広島の生活できるための情報発信がスタートでした。

それを始めると早く気づいたのが、外国人が生活している街について理解できる情報がとれると、そのコミュニティへの帰属感や愛着感が強くなること。私もそうだったんですけど。「GetHiroshima」の活動は2000年にスタートしたんですけど、それは、1996年に広島に来て、僕は3,4年住んだらもういいって思ったんですよね。でも。引っ越す前に広島のことちゃんと調べないといけないかなと思って、奥さんと一緒にいろんなところを回っていろんなところを調べて、ああ、結構おもしろい街ですね、調べてみれば。でもそこまでしないとわからない。広島の魅力を結構頑張らないとすぐ気付かないと思います。それは外国人観光客受け入れ環境づくりの大きなヒントになると思います。でも話す前に、日本に訪ねる欧米観光客の特徴についてちょっとお話ししたいと思います。

もちろんみんな楽しく旅していますけど、3つの特徴があると思います。まずは、日本に来る観光客、外国人観光客はみんな忙しい。平均は全国旅をすると10日間位ですね。日本の方が10日間と聞くと長いなとみんな思うと思うんですけど、その10日間にできるだけ日本のベスト、全部回りたい人が多いですね。それでばたばたしていますよね。JRパスで自由に動けるからどこでも行けるんですね。北海道から九州までどこでも行けるから、全部回ろうと思っている人が多いんですね。だから忙しいと。それで、大変失礼ですけど、疲れている。新幹線で動くと最近少し変わったけど、新幹線で動くと割とまちの観光が多いですね。東京、京都、大阪。それで結構疲れるんですね、人が多いとか移動も大変ですけど。

あとは、みんな楽しんでいますけど、ある程度のストレスもあるんですね。日本では特に言語の壁があるので、何してもちょっと不安になるんですね。周りに何が行われている、よくわからないし、みんなが言っていることがよくわからないし、コンビニ入ってもおにぎり買おうと思ったら中身がわからないですね。絵がちょっと書いてあるのですが、でも謎の物が結構あるんですね。勇気を持っている人と挑戦しようと思っている人は、それも一つの楽しみと思うのですが、アレルギーを持ってる方とかベジタリアンの方、ハラールの方にとってはちょっとストレスの元になると思うんですね。私たちにとっては当たり前のことですけど、日本語が読めない人がほとんどですから、特に読めなければ、ちょっとストレスになることが多いと思います。

あとは、一番大事なのがみんな寂しいです。日本の方とコミュニケーション取りたいですね。ただ、それは日本に来るよりはそれは一番大事な理由と思います。もちろん定番のところと富士山とか見たりとか舞妓さんを撮影したりとか、もちろんそういうとこあるんですけど、でも本当は日本の方はどんな人、普段何のことを考えているとか日常生活が知りたい人が多いと思います。それは、広島に来る欧米の観光客の特徴です。

それはいろんな理由があると思いますが、一つは来る前に企画を作るときにウェブで調べて、BBSとかフォーラムとかジャパンガイド調べていろいろな人に意見を聞くんですね。自分の旅行企画はどうですかと聞く人多いんですね。大体の返事が、広島は半日でいいとか1日でいいとよく言われているんですね。広島が嫌いというわけじゃないけど、日本のベストを見ようと思ったら、広島では1日だけで頑張れば、平和公園と資料館と宮島両方見れるんですよ。

もう一つの特徴ですが、特に欧米の観光客、特に白人の方がまだまだ不安を持っています。多分、新幹線で座ってるときに広島どんなまちになってるだろう。余りイメージできないと思いますが、あとは、私がどういう受け入れになるのか、いろいろ言われるでしょう、言われなければ、いろいろ考えられてるでしょうと心配している方が多いと思います。

でも、私たちの活動の中にいろんな外国人観光客を案内すると、広島の印象を聞けば大きく2つに分かれるんですね、返事が。まず、日帰りで広島に訪ねる人ですけど、満足度がとても高いんですけど、持ち帰るイメージはすごく悲劇的なまちのイメージを持って帰るんですね。割と広島の訪問が博物館に訪問するような感じなんですけど、1泊以上泊まることで地元の方と交流ができた方は、広島の人と和解の精神を実感される外国人観光客が多い。現在の広島の活気を体験してもらう。平和のメッセージを少しでも、より深く理解することで広島に対するイメージが悲劇的なまちから希望のまちになる。そういう地元の人とのふれあいが大きな影響があると思います。まず、滞在期間を延ばすことにするからかもしれない。

戻りたくなる。せめて広島ファンになって国に帰ると、広島のお土産話をシェアしていただく。「GetHiroshima」が目指してるのがそういう地元との交流のきっかけを作ることです。だから、そういう意味で飲食の紹介が結構大事になってくると思うんですが、日常の中に皆さんが忙しい日も仕事、家族とか外国人観光客と声をかける用意がほとんどないですね、昼になると。でも夜だったら、お好み焼き屋の鉄板の隣に座ったら、少しお酒借りてみんなリラックスして、すごいいいふれあい場になると思います。

一番代表的な方なんですけど、「GetHiroshima」の創刊号の表紙になってる人ですけど、ちっちゃいバーを経営してる方ですけど、並木通りの近く。3年前、ほとんど英語ができなかったけど、外国人にすごく人気になってます。今はほぼ毎日外国人で満席になっている状態です。地元の常連さんが結構困っているみたいですね。平和公園から帰る人がたまたまバーに入って、ちょっと優しくおもてなしして、少し安心して一緒にお酒飲んで、次の日の新幹線に間に合わないことも結構多かったですね、今は。滞在期間を延ばしている効果があるんですけど、リピートもすごくいます。3回4回わざわざ広島に来る外国人が少なくはない。一番多いのは今までは15回帰って来た人がいらっしゃいます。それと、アンバサダーとして店のお客さんがオーストラリアに帰ってバーの話したら、わざわざ広島に来て、そのバーに行くために1泊2泊しています。彼はキャラがすごく明るい人なんですけど、みんなちょっとしたおもてなしができれば、広島のイメージが随分変わると思います。

今は、全国でたくさんのまちとか地域がインバウンドとかすごく力入れて、競争的な場面になってるんですね。広島に1泊すると京都に1泊少なくなる。白川郷に行けなくなる。金沢も行けなくなる。そういう考えもしないといけない。外国人観光客の立場に立ってみないといけないと思います。だから、「GetHiroshima」とか私たちのちょっと新鮮な見方を何かお手伝いできれば、ぜひ御活用ください。よろしくお願いします。

司会

ありがとうございました。

最後に、ゲストハウス・ラッピーの三戸様、お願いします。

ゲストハウス・ラッピーオーナー

こんにちは。ゲストハウス・ラッピーの三戸康子と申します。

私は大変安価な宿を経営しております。その分長くお客様に滞在していただきたいと思い、この宿を始めました。それと、1984年から広島で開かれている国際アニメーションフェスティバルのお手伝いをずっとしてきましたので、変な言い方ですけど、宿業に対しては割と手を抜ける業務なので、お客さんとお話したりいろいろ体験をしてもらえるといいなと思って今の宿を営んでおります。

それで、お好み焼きを作っていただいたり茶道体験をしていただいたりということで、お好み焼きはレシピを皆さんにお家に持って帰ってもらってホームページ上にも作り方、お客さんが作られたものを撮影した動画を載せております。ですので、ここで作っていただいて、なおかつお家に帰ってもぜひ作ってくださいねっていうことと、広島にどうしてお好み焼き屋さんがこんなに増えたのかとか、原爆でお母さんが一生懸命子供たちを育てるためにということで町中、本当に住宅街どんなところにでもあるでしょって説明しながら皆さんに作っていただいています。茶道体験も私は特別お茶を習ってはいません。なので、我流でいろんな人から教えてもらったような形で、お抹茶というのはお湯の温度でこんなに味が違うんだっていうのを実際立てていただいて、それで味わっていただいておいしいでしょうって言ってお茶のおいしさと楽しさを感じて帰っていただくのがメインで、特別な作法は教えられません。広島市内は形のあるものはほぼ失ってしまったっていうこともあって、でも人間の中に残っているものもあるんですよってことをお伝えしたくて、皆さんとお話しながら楽しくさせていただいてます。

夏になったら5年を迎えますが、今までいろんなお客様をお迎えしている中で、広島は物見遊山の観光だけではなく、やはり考えを持って皆さん来てらっしゃいます。そういう中で、例えば被爆樹木のことをお客さんから訊ねられたりとか、多分あれはアオギリのお話だったと思いますが、そういうことも勉強されてこられていたから、アオギリだけじゃなくてもっとたくさんあるんですよということで、「ピースホステルネットワーク」っていうのにうちも入らせていただいていますので、その中の資料から市内爆心地2キロ以内の被爆樹木はこんなにありますっていうことを御紹介させていただいてます。街を歩くだけでも楽しいというお客さんも結構いらっしゃるので、そういう中でポイントポイントになると思って展示、掲示させていただくことにしました。

なので、宮島と平和公園だけは皆さんわかって来られますが、せっかく宿泊されても、それこそさっきポールさんもおっしゃってた半日で帰られる方も多いんです。京都、大阪、そういう紹介の仕方をしてます、広島に対して。あそこは半日で行って帰ってこれるんだっていうことで、「私たちのところに泊まりなさい」みたいなPrをしてらっしゃるんですけれども、逆にそれだったら広島の方も「JRのパスを使えば熊本にも行けます、福岡にもラーメン食べに行けます。」みたいなのは言ってもいいかなとも思うんです。

でもやっぱり広島の県内を行っていただくのが私たちの希望でもありますので、もう一つ資料として作っているのが、うちのゲストハウスから三段峡に行くまでどんなふうに具体的に動けるかっていうことで、朝何時のバスに乗って、うちから横川駅が近いので、向こうに行かれるのは高速バスは何時だから、どの辺にバス停があって、帰りもこの時間で帰ってこれますよっていう形で。あとは、3泊4泊される余裕のあるお客様には何かプランございますかって、安芸太田町からいただいた資料などいろいろお渡ししたりしております。

うちは台所を自由に使えるようにしているので、宗教上お店だとちょっと難しい、何を食べていいのかわからない方は、スーパーに行けば素材が仕入れられるから、ベジタリアンの方、ムスリムの方も、だから来たっていう方も結構いらっしゃいます。広島はちょっと田舎に行けばおいしい野菜とか果物がたくさんあるから、たいそうな調理じゃなくても畑で取れたのをちょっと食べてみましょうかみたいな感じでお迎えしてくださったりとか、結局「じゃ北広島町に行きましょう。」って、そこからいろんなところに行くアクセスが大変難しいので、その辺りはその町の観光協会の方とか御協力できる方がいらっしゃったり、あるいは私たち自身が人数集めて、この位集まったら「皆さん、ちょっとその日御案内いただけますか。」ってことになるのかわかりませんが、車を持ってない方が広島県内いろいろ楽しめるようになれば私としては、皆さんにとてもいいことになるんじゃないのかなと思っています。

食べ物つながりでカキのことになるんですけど、時々うちはお客さん無理やり誘ってパーティーをやります。予約が入った段階で「何月何日はカキでパーティーしますからいかがですか。」ってメールを送ると、「カキはね、生で食べるものだから嫌なんだよ。」ってもう、ぱんっと言われて、どうやら料理をして食べる習慣がない方がヨーロッパの方は特に多いみたいで、カキは生で食べるものだ、もともとあちらの方は生の魚介類を食さない文化を持っている人たちなので、もうカキっていうだけでもう結構拒否反応をされるんですよ。「いやいや、そんなことない。アヒージョ作るんですよ。」とか、「こんな料理するんですよ。」って言って、「ああ、じゃあ試してみよう。」ということで召し上がっていただいてるんですけど。

Prの段階でそれぞれ国に合わせた方がいいのかちょっとよくわかりませんが、食べるっていうイメージが湧くような写真を出してカキをPrした方がいいのじゃないかなと。いつも殻付きのすごい高級なカキのイメージで、日本人からすると新鮮で「ああ、おいしそう。」って思うんですが、生で食べる習慣がない方にとっては、逆に引いてしまうことになるから、そのあたりもちょっと多少のことなので一工夫されると、もっとカキの裾野が広がるんじゃないのかなって思います。

観光客数で言うとやっぱり冬が厳しい時期なので、もちろんカキは冬の時期の食べ物ですし、柑橘も冬の時期の食べ物なので、そういうのもPrして皆さんに「田舎に行ってミカン狩りしましょう。」とか、海外の方にもっとお知らせできればいいのではないかと。

それと、今、安芸太田町では、雪を生かしたかまくらを作って明かりを灯したりとか雪遊びをされるようなことを一生懸命やってらっしゃるので、温かい地域、温かい国の直行便が就航しているところにPrされて、あの人たちはパウダースノーでスキーやったりとか、変な話スノーボード一日で出来るわけがないんです。ちょっと雪遊びができて、もう寒いから早く帰ってきたいんです、どっちかって言うと。数時間の滞在で十分に雪は楽しまれると思うので、広島はせっかくスキー場がたくさんある県ですので、雪遊びもできるんですよって御紹介をしてあげて来ていただけるようになると、もう少しこの冬季の厳しい状況が超えられるんじゃないのかなっていう私の思いです。

要は建物ではないものをPrしていこうと思うと、例えばたたら製鉄の刀鍛冶の方がいらっしゃったりとか、島根との連携も出てくるとは思うんですけれども、熊野筆なんかもそうなんでしょうけど、そういう職人さんの仕事場を見せてあげたりとか、観光資源はたくさんあると思います。すごく地味なところだとは思いますが、その分初来日ではない2回目3回目に来られた海外の方に対して、広島はもっとPrしていければブームに負けない広島になるんではないかと思っています。

あと、これが数日前に得たデータで、2016年の延べ宿泊数は前年比2%減です。日本全体で言うと。宿泊施設っていうことは、民泊に流れる方もたくさんいらっしゃるっていうのもあります。ただ、この数字を皆さんに出してないので申し訳ないのですが、旅館なんかの稼働率は広島だと39%です。まだまだ受け入れられるんです。

ちょっとこの一例がいいかどうかわかりませんが、広島で実際にあったことです。男性1人で住んでらっしゃる方が片手間に民泊やってらっしゃるんです。1つ部屋が空いているから、ちょっと小遣い稼げるからいいだろうと。そこに海外の女性のお客様が行かれたんですが、「キャー!」と言って逃げられました。たくさんのお金を宿泊料金に払いたくない方だから民泊を選ばれたんです。うちの同業者の、同じようなホステルに駆け込まれて、「実はこんな嫌な思いをしたから、私はここに来たんです。」ってことだったそうです。それだったら、足りない足りないとすごくアナウンスをされていますが、旅館だったらどういうふうにすれば外国人をちょっとでも受け入れられるようになるかとか、私たちはこういう簡易宿所ですので、海外の方はたくさん受けてます。だから、本当は受けたいんだけどおもてなししたいんだけども、外国語とかどうすればいいのかがわからないとかいうことであれば、私たちは全面的に協力します。

うちは、相部屋はパイプベッドでギシギシすごく安い変なベッドなんですけど、個室は和室です。例えば、欧米の方で2m位の身長がある方が「和室、和室、畳、畳」っていきなり電話をされるんですよ。だから、和室は本当に必要とされてます。日本人はせんべい布団だから何とかかんとか結構マイナス的なことを思うんですが、向こうの方はそれを楽しまれる部分もあるので、今ある宿泊施設で十分受け入れる施設はあるのに、体制が整っていないんです。

それと今、ホステル関係は広島市内、県内、それから瀬戸内海の人たちで交流することもあります。年に1回みんなで会ったりとかもしてるんです。2月にも会いました。せとうち交流会もやってます。だから、私たちなりのネットワークもあるし、御協力できることがあれば何でもしたいという気持ちでおります。

以上です。

司会

ありがとうございました。

皆さん方から、テーマを実現するための大変貴重な取組を紹介いただき、かつ貴重な御意見をいただきました。

それでは、これより意見交換に入らせていただきます。その皮切りとして、市長から、皆さんの御発言も踏まえたコメントをお願いしたいと思います。

意見交換

市長

それでは皆さん、取り組んでおられる自分の得意とする分野、専門の分野でのお話ありましたが、いわばその観光立国、観光を通じてまちづくりをすると言ったときに、今のお話どれも欠かせないんですよね。ただ、逆にこれだけあればうまくいくというものでもない。そういう相関関係にあるということは、まず聞きながらすごく自分なりに感じ取ったんです。すべてを満足させることでステージアップを図らなきゃいけないというのは、最後の最後の結論なんですけどもね。それで、お話聞きながら、いただいた意見をどこに組み込んでステージアップを図るかということを、ちょっと今ここでにわかに考えてみました。

自分自身は、市長という立場でまちづくりをするという宿題をいただいてると思ってる、これもう巨大なミッションですし、必要である限り初志を貫かなきゃいかんミッションなんですが、まちづくりの基本は、さっきの方の話であったと思うんですね。人がそこに住まう、住むということでまちができる。そして、そのまちに多くの方が来て賑わうと、またそのまちに住んでいいなという良循環に入るとこうしたときに、住む方についての手当てと、まちを訪れて愛でるというかいいなと感じていただく方々両方にとって、満足いく環境を設定することが次のステージの問題、要するに環境設定をどうするか、こう思ったんです。

その環境設定のときの、今度は目標なんですが、ここに住んでいただくというときには、ここにいる方々が「このまちはいいな」とか郷土愛といいますか「好きだな」と思い、かつ住むためには、そこで飯が食える、つまり、働く場所までセットしたときに定住者のための対策、ここにきて旅行者として過ぎ去っていく方々に対する対策は、もちろん郷土愛とか愛着心とか「いいな」と思いを持ってもらうんですが、働く場所までは用意しなくても、来てここで「心地よかったな」、「居心地のいい場所だな」と思っていただけるようなところまでの環境設定がいると、こう思ったわけです。

そのときの環境設定がいろいろな御要望を持ってる方がおられる。自分の趣味の世界から、ビジネスはとりあえずちょっと置いといて、観光ということでいきますから、いろいろな自らの価値観に沿ってこのまちを見て、いいかどうかを検証して素敵な刺激があったとか、自分が今まで触れたことがないものがこのまちにあったと言うことになるとすばらしいなと。そういうふうに感じてもらうものが実はこのまちにあるんだということを、まず自分たちが認識しないとアピールできないから、そこから始める。ここにおられる方は、それはもうできてると。あとはそれをどうアピールするかということを、今一生懸命言われた気がするんですね。ここまで来ました。

そうすると、アピールするときにまず人が、今度は旅行者に来ていただくために足の面が要りますから、交通公共交通、交通システムを整えるという環境整備をし、そして来るときにやはり財政、予算を考えますから、相当合理的な旅行計画が立てられるような商品セットをしっかり作っていただいて、我が広島の地を含めた少し広範囲に来ていただくような商品セットを引き続きやっていただきたい。そのセットがちゃんと機能するような公共交通体系を行政で整えて、それを確保するということをやらなきゃいかんなというふうに思ったわけですね。

そして、そのときに来る方々、観光と言いながらビジネスで来ても観光という方々がたくさんおられたはずだから、まちづくりということでこの都市と関係してる、ビジネスでいろいろ関係してる。その中で人の行き来がある。そういった方々に対する利便性も十分考えた環境設定をやるというのが、小松さんを中心にアセアンの諸国とのつながりをどうするか。

そのときには国内の公共交通体系プラス飛行機、船、そういったものについて、既にあるものを我が広島の圏域にいかにアクセスさせるか。本数を増やすのか、利用者のピークに応じて共生できるようなお願いをこれからもやっていくということで受け入れますね。ということは受け入れた後です。受け入れた後に来た方々が、今言った居心地の良さとか心地いいなとか満足いくなっていうことを感じていただくためには、目で見た情報プラス聞いたり舌で味わったりして、また別の触覚、感覚を動かして感ずるということがいるときに、人間として一番重要な情報入手ですから言語ですよね。言葉を発してみて、そしてそこでの情報がうまくとれるような形で、その方々に情報提供していくということをやると。

そのための体制もいるし、今の体制の中で気付かれたことも言っていただいて、そして実際に情報提供の場所をいろいろ言っていただきましたから、それぞれの場所できちっとした情報提供できるように、相手が納得いくようにということだと思うんですね。それをしっかりやっていくこと。

しかも、それはすべて広島固有の文化なり伝統につながるような施設群とかを整えて、そこに行ってもし興味があれば、十分丁寧な情報提供ができるようにしてもらいたい。こういうお話だと思うんですね。

そして、ポールさんの方はこれを利用するときにですね、既に広島というのが一定程度値打ちがあって、ゼロからスタートじゃなくて日本全体の、日本に来たときに10カ所位訪れなきゃいけないときのトップじゃないけど後ろの方にあってはずしちゃいかん。しかし、そんなに時間かけるほど広域な地域じゃないし、ポイント一つ厳島、歴史の象徴と平和の象徴2カ所だから半日半日で帰れるということで、ノミネートされてそれ以上の付加点がいただけてない。もっと値打ちある地域だということを誰も宣伝してないし、むしろそれが固定化するような状況にあるんじゃないかというような情報も得ましたので、ここで改めてその2つをしっかり持ちながら、今申し上げたようにこの地域が持っている文化とか伝統とかをもう一回磨きをかけていいものにして、味わっていただくチャンスを増やすような仕掛けをするということ。

その中で言われたいろんなイベントのあり方とか、例えば既に取り込んでおられる居酒屋的な方々などもこの観光資源の中に取り込んでちゃんと位置付け、役割分担を認識してもらって一緒にやりましょうという、そういう環境設定をしていくということがあると大分違うんじゃないかなというふうに思ったわけですね。

そして、多言語でっていうようなこともありましょうし、アピールしやすい仕方、しかもこういったグループができているわけですから。新たに取り込む方は、我々こんな形で応援して、来るルートから来たときの仕分けから商品セットまでこんなふうにやるグループがあるから、君たちも入って一緒に考えませんかという、そういう場を作るということが一つ、これを前進させるための手法になるんじゃないかなと思ったわけですね。

そして最後、物理的に午前午後だけでここに留まらないようにするためには、宿泊施設がいる。泊まるときにも所得階層に応じて、超豪華なとこに泊まりたい方から合理的に泊まりたい方がいたと。その需要を考えたときに様々な宿泊施設をそれごとに、やはりきちんと整理しておくということがいると思うんですね。

だから、自炊などをしてでも行きたいという方にとっては、自然食を、地元の産品などを入手したいと思われたら、自分たちがこの地域の中で生活していてどういうふうに地産地消ができるかと思うのと同じように、この方々にもこういうふうにすると入手できますよ、あるいはこういう形で入手できますよっていう、そういう仕掛けをもっともっと充実するということじゃないかと思うんですね。

朝市なんかがあったら、そこに行けるようなセッティングをもっとしてあげるとか。スーパーで売ってたら、スーパーが施設のそばにありまして、この地図こう道行ってここ行ってここのスーパーで、こういうふうな言い方するとこれが買えるんですよとか、もう少し微に入り細に入り使いやすいような情報提供してあげるというようなことも工夫できれば、今言われたような話もできます。

それと実際ここに長期宿泊してもらいたいときに、近隣の市町と連携するときに、割と三段峡とか例えば神楽の話でも市内だけじゃなくて、安芸高田市は神楽のための施設も作っていますから、そこに手を挙げた人どどっと運び込んで、それこそ半日往復かけてそこで神楽見なきゃいけないようなコース設定して、そこに乗せてあげる。三段峡に行って、三段峡の温泉に入ってもらってもいいです。半日歩いてしまうともう結構10キロ以上ありますからね。歩くというその中で自然を愛でてもらうようにする。

そして、それを我が市と近隣の市町が一緒になって、行政的にもそれをカバーするような仕掛けを作っていけば、日本に来る客の中で1番から10番の順位の中で1,2,3番を蹴飛ばしてうちが取るというふうなそういう競争意識、いやらしい競争意識を持つことになるんで、自らのいいところをしっかりと磨きをかけて売り出すんだと。それだけでいきたいんですね。

そうじゃなくても、閉鎖的な社会へとか排他的なことでやろうとかってけんかを煽っている某国の大統領がいるわけですから、こんなところにけんかを売るなんていうのはとんでもないと。我が市は今言ったような居心地のいい環境設定プラス、広島に来るとみんな哲学できますよと。平和について考えることができる唯一世界で唯一のまちですよと。自然を愛でながらいろんなもてなしを受けながら、でもあの悲惨な状況を被爆の実相を見ることによって自分自身で直接体験して、平和の世界とあの惨憺たる世界を間近に見ながら、1日でも2日でも考えることで自分の人生カタルシスできますよとか、そんな宣伝文句をつくってもう少し広域的に観光を売り出していくってことはどうかなと思ったんですね。

だから、コンセプトの確立とそれを実現するための手段をみんなが連携して、役割分担して、どこを補強するかという議論をもう一回丁寧にやると、最初申し上げたステージアップができるんじゃないかなと思ったわけであります。

いずれにしても、これだけ聞いてこれだけの問題意識ができるわけですから、もっと事務的にもお話進めさせていただいて、目標設定を正確にして、さらに積み上げた議論を、あるいは手当てをするというきっかけになればと思いました。

以上でございます。ありがとうございました。

司会

本来ここで、皆さんと自由な意見交換という予定であったのですが、随分ちょっと冒頭、皆さんの思いが強いのがよくわかりました。時間押しております。可能でございましたら、5分少々延長したいなと思っているのが1点。

それから、今から市長の発言、あるいは皆さんの御発言を踏まえまして、御質問等々でも結構ですので、短目に御発言、御順にいただけたらと思います。いかがでございましょうか。では、小松さん。

広島アセアン協会副会長

先ほど辻さんの方からも話がありましたけれども、国際機関の誘致ということですが、私いろんなところでお話をさせていただいておりますけれども、広島空港をいかに活用していくかということで、直行便をもっともっと増やしていけば、広島に観光客がたくさん来るんじゃないかという話をさせていただいてるんですが、広島に国際貿易センターを作ったらどうかという提案をさせていただいております。

そして、香港とか台湾の国際貿易センターにも何十回も行っておりまして、国際貿易センターの中にテナントがたくさんあって、そこに各国の方に入っていただいて、特産物とか技術などをそこへ持ってきていただいて、1年間にかなり展示会を行いますから、世界各国から来られるんです。そうすることによって広島空港を使っていくと。人数が増えれば直行便も増えていくのではないかと考えております。

先ほど市長の方からも平和の地ということでありましたし、海外からやはり広島は平和の地なんだというふうに思っていただいておりますから、そういう場所に国際貿易センターをぜひ作っていただきたいと考えております。

先日カンボジアからソピア大臣が来られまして、ぜひ原爆資料館を見たいということで、おりづるタワーに行きまして、最上階に行ったり1階で食事をしていただいたり、原爆ドームを見ていただいたりして、通訳の方にいろいろ説明していただいて原爆資料館にも見に行ってまいりました。とても喜んでいただいておりました。

司会

では、神田様。

西日本旅客鉄道(株)広島支社営業課長

先ほどからの日帰りじゃなくて泊まっていただくために、広域連携という観点でお話がありましたけど、ちょっと感じてること2点申し上げさせていただきたいと思います。

1つは「ジャパンレールパス」でございますが、この御利用の最近の流れというのは、私、広島県と山口県を担当しておりますが、その地元で見てる感覚で、さっきポールさんも日本のベストを見に行くという話をされていましたが、それで何が何でもここに行きたいということで向かわれているんじゃないかという話も2つありまして、1つが大久野島です。うさぎの島。新幹線を三原駅で降りられて、呉線が昨年豪雨の影響で一時期代行バスが走っていたことがありますが、その代行バスに海外の方が乗られて、大久野島に向かわれることがあったようです。もう1つが山口県の元乃隅稲成神社です。CNNで絶対に訪れたい場所というのに出てから、かなりローカル線を乗り継いで行く行程なんですけど、調べて行かれるお客様がいらっしゃる。まだまだ中国地方も広島からさらに延長して行けるところは出てきていると。あと、地元の取り組みとしましては、宮島口から20分ほど電車に乗りますと岩国に着きまして、錦帯橋という観光地もあって、岩国市さんなんかは結構宮島からもうちょっとこっちに来てほしいというようなアプローチをされてますので、広がりっていうのはそういったところもあるんではないかというのが1つ。

もう1つが、先ほど申し上げたアジアの方がこれから増えていくということですが、アジアの方、やはり個人より団体で動かれることが多いかと思っています。そうなると、高速道路を使って県の北部の方、我々の電車だけではちょっと行きにくいエリアにも可能性は出てくると思うんですけど、市長がおっしゃっていた神楽を現地に見に行くとか、庄原の桜を見に行くとかいうことで、今後アジアの方が増えることが現実的になっていくんじゃないかということも含めてエリアの広がりがより出てくるのではないかという、その2つ気付いたこととして申し上げます。

司会

ありがとうございました。

他にございますでしょうか。では、辻様。

(一社)日本旅行業協会中四国支部事務局長

時間もないので手短に。

先ほども申し上げましたけど、やはりMICEも含めて今どういう状況になっているのか。例えばタイからのMICEかなり増えています。市長を初め市の職員の方も、現場を見てもらわないと、来てくださいばかりじゃわからないので、インバウンドとかMICEとか担当しておられる市の方はぜひ相手の国へ行ってください。これは、県の方にも言ってます。中国地域観光推進協議会の方にも言ってますが、私共が思っているよりスピードが速いです。変化は。だからその辺はもう身をもって感じてもらわないと付いていけないと思いますので、市のスタッフの方に出張、海外出張命令を出したいと。

司会

ありがとうございます。

では、ポールさんお願いします。

広島経済大学助教(Get Hiroshima編集長)

たくさん言いたいことあるんですけど、2つに絞って言います。

さっき神田さんが言った大久野島と山口の神社ですが、その2つ両方は先に外国のメディアで報道して、注目が集まって人気になったんです。そういう多分ちょっとフレッシュな外国人目線が必要かなと思っています。そういう資源を見つけるのが大事なことなんですが、今日市長さんが話した哲学できるまち、平和の勉強できるまち、それが広島の一番、言い方は悪いですけど「売り」になると思うんです。そのためにみんな来るんです。私はずっと前から迷ってたんですけど、なぜ広島では一般の人が平和のことを勉強できないのか。

例えば、広島の歴史とか広島であったことももちろんなんですけど、紛争解決する講座とか1日でも2日でも、1カ月とかいろんな講座作れば、市立大学の平和研究所とか使ってこういう講座作ってみて、それはもちろん1週間の講座だと1週間宿泊しないといけないんです。平和学と紛争解決する勉強とかも。

それにプラス言葉が一番壁になってるんですね、充実した対応するために。多分京都以外は全国的に、外国観光客が勉強できる日本語講座がほとんどないと思います。ただ、広島の一つの弱点が最後の方に来るんですよね。広島で日本語の勉強ができれば、先に広島に来ていただいて、2日間とか3日間日本語を勉強して旅を出る形にすれば、すごい大きなチャンスと思います。

日本は特に、外国人観光客はナーバスになるんですけど、受け入れ側もすごくナーバスになって、外国人パニックにすぐなるんですね。特に田舎の方ですね。英語できない、できないと思っている。だから、日本の方はみんな英語を勉強してもらうより、外国人に日本語を教えた方が効率的。それ、みんな両方すごい充実した体験になると思います。特に日本ではあいさつぐらいマスターできれば、日本の生活が全然よくなるんですね。すごくよくなります。

司会

ありがとうございました。

それでは全体を通じましてのコメントを市長よろしくお願いします。

市長

私が申し上げたことプラス今の御発言を受けてなんですけれども、貿易センターですね。私はセンターとかビジネス関係の人の交流を通じて観光というだけではなくて、人の行き来をするという、その拠点としてとても重要だと思うんですね。

もう一つよく言われるのは、国際機関を誘致してるんですよね。これは、ビジネスかあるいはそういう行政。それで、こういった施設の誘致というのは、多分1自治体ではなかなか難しいというか、難しいのはある意味で財政規模的なものもあるんですね。

国際機関、特に国連などのルールは、国家として誘致したときの費用弁償は余りみなくて、ローカルな自治体が支弁するという基本ルールなんですね。なぜかというと、国際機関全体については、各国が運用資金を出してますでしょう。要するに、国内総生産の割合においてアメリカが1番、中国が2番。その国際機関全体の運営費は国家が役割分担して出していますから。その施設をどこかに置いたときには、その施設がある基礎自治体が、大体いろいろな利便性を享受できるような施設を造ってあげろと。ジュネーなどそうですから、ジュネーブ市がほとんどお金出すんですね。そうすると、それを賄えるだけの財政規模が先にないと、相当長いとあるんですけど。かつ導入するときに国家的な規模でどんどんやるというかあればいいんですけど。そして、交通の利便性、交通体系全部セットしないと。

そんな中で、そこまで行かずに飛行場があるから、貿易センターってことなんです。そうすると、貿易センターを置いたときにはセンターですから、まさに物流の行き来をする調整ですから、そういう注文がついたときに、多分広島市だけだと非常に狭いですからね。中四国全体とか西日本全体くらいの範囲までその商売の領域を設定して、そこへの物流ルートができるくらいの仕立てがあって初めてセンターになると思うんですね。

だから、大幅な市場の組み換えみたいなことも同時並行でやらないといけないから、建物を造れば済むという話ではないということで、なかなか問題意識はあっても課題が多いということじゃないかなと受け止めたんです。

ですが、今言われたようなことを本当にこの中四国の雄となって圏域全体を引っ張っていくのであれば、少なくともそういった取り組みにチャレンジするということですね。そういういろんな会議のあと、今飛行場近くにある施設を使った様々な国際会議、ビジネス会議をなるべくして、その実績をつなげるということでアプローチするのがいいんじゃないかなと受け止めてます。

広島アセアン協会副会長

前ですね、中国財務局の会議とそれから関税局の方にも話をしてほしいということで話をしたことがありまして、そこの国際貿易センター自体を経済特区としたらどうかという話をしたものですから、関税局の方で検討していただいたんじゃないかと思いますが、いろんなところで言ってますけれども、やはり市長の言われるようにいろいろ手を打ってやらないと。

市長

関西の経済圏域と国家の経済圏域と調整して、ここに寄せるってあるでしょ。既得権も出てきまして、なかなか一枚でいかないんです。だから、積み上げていくっていうこと、これは広域自体県の方の仕事なんで、直接という感じじゃないですけど、そんなことですね。

それと、日本語の勉強をまず広島の地でやるっていうのは、先ほど言われたブラックツーリズムとかっていうのがあって、それぞれの地域にある財産をまず自分たちがしっかり確認して売り出す。売り出すやり方は多分、外に発信して海外のメディアが「いいよ」と言ってくれるというのは、今までの経験値から一番効果的だというふうに思ってるんですね。

だから、これをどうするかっていうことを工夫しながら日本人の目で見たよさ、海外の方の目で見てどうだっていうふうな評価をしてそれを売り出すと。それは外の、とりわけ海外のメディアにどう取り上げていただくかということを頭に入れて対応した方がいいなと思っております。

それは、既存の資源、文化、歴史を紹介することも一つなんですが、先ほど言われた中に抽象的なっていうか文化的な売り出しもあるんですね。つまり、広島に来たら、これはできないですよと言われたことを実現するための方法として。広島に来たら、広島の大学はオープン講座を持っていて、そこでは即席に1日2日位で、平和についての広島流の基本的なお勉強もできますよ。そのお勉強のときに必要な日本語と生活に密着した日本語も合わせてお勉強できる講座を持っていて、こちらの方から日本に入ると、あと日本の他の観光地に行ったときには、平和についてのベテランのような顔をしながら、下手な日本語でいい接遇を受ける、そういう場所ですよと売り出してね。それでちょっとコースを変更してみようかっていうのを外で発信してもらうとか。もしできれば、言われたような問題提起を一気に解決する。

そして、広島は平和というテーマでのお勉強と例えば山の文化。三段峡とか中山間地に行くというコースで、山の文化と平和を広島で日本語的に勉強して国内を探索する。あるいは海の文化。瀬戸内海の島々に行って、海の文化と平和をちょっと日本語プラスで学んで、そして日本中を回ってもらうのもありかなと思っています。

いずれにしても、これは言うだけじゃなくてそういう売り出しをしっかりして、そのコース設定とオープン講座を作ることをまず先行しないといかんなと。

そして、そのための宿泊施設も今、ホテルなどできて1万人位入れるキャパがありますが、ホテルばっかりですからね。自炊できるところとか民泊とか多様な宿泊施設を整えることを、同時進行でやるということで臨めばどうかなと感じました。

いただいたアイデアを生かすべく頑張りたいのですが、そのほとんど皆職員に宿題が下りるので、覚悟召されと。

司会

ありがとうございました。

以上で意見交換を締めさせていただきたいと思います。

皆さん本日は本当に様々な、そして貴重な御意見を賜りまして、ありがとうございました。

それではこれをもちまして、本日の「市政車座談義」を終了とさせていただきます。ありがとうございました。

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