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アスベスト関連製品を製造または使用する業務に従事していた方々や工場周辺住民に、アスベストが原因とみられる肺がん、中皮腫等の健康被害が多発していることが関係企業から相次いで公表され、その被害の深刻さが問題となっています。
こうしたことから、広島市では、アスベスト問題について、市民の皆さんの不安に対応し、安全を確保するために、関係部局が連携し以下のような調査を行っています。
広島市が管理する建築物については、アスベスト被害が社会問題となった昭和62年以降、教育関連施設をはじめ、施設のアスベストの使用状況を把握し、すべての施設を調査・点検し、必要な対策を講じています。
(お問い合わせ) 環境局 環境保全課 中区国泰寺町一丁目6番34号 Tel:082-504-2187
民間建築物の所有者または管理者に対して、この建築物(対象:昭和31年から平成18年施工)の吹付けアスベスト(石綿)の使用実態の調査及びその結果の報告を依頼するとともに、その適正処理を要請していきます。
(お問い合わせ) 都市整備局 指導部 建築指導課 中区国泰寺町一丁目6番34号 Tel:082-504-2288
広島市には、過去に2工場が稼動していましたが、現在、アスベスト製品の製造工場はありません。
(お問い合わせ) 環境局 環境保全課 中区国泰寺町一丁目6番34号 Tel:082-504-2187
項目 |
渡辺工業(株) |
(株)万年パイプ |
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操業時の状況 |
操業内容 |
ジョイントシートの切断 |
カナダ産石綿とセメントを混錬・成形 |
粉じん発生 |
ゴムなどでコーティングして切断するため、粉じんの発生なし |
成形品の切断時に粉じん発生 サイクロンによる集じん・産廃処分 |
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製品 |
各種石綿パッキン |
煙突 |
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解体時の状況 |
解体時期 |
平成4年9月頃 |
平成12年12月上旬 |
業者及び処分 |
D建託に解体委託(書類不明) |
M興業に解体委託 |
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工場・建物における 吹き付け石綿の使用 |
なし |
なし |
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生産装置・機械 |
関連会社H社に無償譲渡 |
解体業者による処分 |
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廃業時の原料等取扱 |
原料 |
中間製品の仕入れのため、原料の保有なし |
同業者A社に無償譲渡 |
中間製品 |
本社工場に移転(移転量:不明) |
計画的廃業のため、中間製品の保管なし |
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製品 |
計画的閉鎖のため、製品の保有なし |
取引会社にすべて売却 |
広島市内で、昭和63年度から一般環境やアスベスト製品を製造していた工場周辺で大気中のアスベスト濃度の測定を行っています。