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平成29年3月に策定した「比治山公園『平和の丘』基本計画」(以下「基本計画」といいます。)に基づき、第Ⅰ期、第Ⅱ期、第Ⅲ期の三つの期間に分けて段階的に整備に取り組むこととしており、現在、第Ⅱ期の整備に取り組んでいます。
こうした中、令和5年1月に、放射線影響研究所(以下「放影研」といいます。)の広島大学霞キャンパスへの移転が決定したことから、放影研移転後の敷地等を活用した第Ⅲ期の整備に向けて、公園を回遊する魅力を更に高め、訪れる人を増やすため、令和5年度に市民等との協働によるワークショップを計4回開催し、公園内の既存施設や園路沿いの未利用地の利活用、公園内及び公園の内外の回遊性を高める取組などの検討を行いました。
この回遊性向上策は、ワークショップの検討結果等を踏まえつつ、第Ⅲ期の整備に着手する令和10年代初頭までの完了を目指し、第Ⅱ期の整備を更に加速させるため、基本計画の第Ⅱ期のアクションプランとして取りまとめたものです。
なお、第Ⅲ期については、基本計画に沿って、放影研移転後の敷地を「平和・芸術文化ゾーン」として多目的エリアなどを整備することとしていますが、当該敷地の整備内容については、広島市博物館基本構想の取扱いを改めて整理する必要があることや、放影研の建物に近代建築としての歴史的・文化的価値を認め、保存・活用を求める声があることなどを踏まえつつ、別途、検討することとしています。
公園内の既存施設等を活用した回遊拠点の魅力向上や、各拠点をつなぐ安全で快適な回遊動線の整備などの基盤整備に取り組むとともに、これらの基盤を生かして、新たな来園者やリピーターを増やし、公園内及び公園の内外の回遊を促進するための取組の充実を図ります。
人が集まり、とどまる魅力的な拠点をつくるため、御便殿広場やムーアの広場等の既存施設については、その利用状況等を踏まえながら魅力を更に高めるための再整備を行い、また、比治山トンネル上部の未利用地を活用して、公園の新たな魅力を創出するための整備を行います。
(主な取組)
(整備イメージ)
公園内を安全で快適に回遊できるよう、園内動線の整備などを行うとともに、公園への誘導性を高めるため、公園周辺部の案内サインの充実を図ります。
(主な取組)
(整備イメージ)
魅力的な拠点や回遊動線などの基盤を生かして、公園内を目的を持って回遊できるよう、回遊コースの設定などを行うとともに、公園の内外を一体的に回遊できるよう、パンフレット等での紹介などを行います。
(主な取組)
「比治山公園の回遊性向上策について」のとおり(以下からダウンロードしてください。)
公園を回遊する魅力を更に高め、訪れる人を増やすため、令和5年度に市民等との協働によるワークショップを計4回開催し、公園内の既存施設や園路沿いの未利用地の利活用、公園内及び公園の内外の回遊性を高める取組などの検討を行いました。