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ページ番号:0000016190更新日:2023年8月6日更新印刷ページ表示

「平和への誓い」

経緯

 被爆50周年(平成7年)の平和記念式典では、広島市長の平和宣言に続いて、初めてこども代表が「平和への誓い」を述べました。これは、「こども平和のつどい」で世界のこどもたちが話し合った結果を平和への決意として述べたもので、翌年以降もこの成果を引き継ぐ「こどもピースサミット」を開催し、「平和への誓い」を発信しています。

※「こども平和のつどい」は、被爆50周年の記念事業として、未来を担うこどもたちが平和への努力を行うために、平成7年7月31日から8月6日まで広島市で開催されたものです。世界の12の国・地域の15都市から194人の小学校5・6年生が参加しました。

 

平和への誓い

みなさんにとって「平和」とは何ですか。

争いや戦争がないこと。

差別をせず、違いを認め合うこと。

悪口を言ったり、けんかをしたりせず、みんなが笑顔になれること。

身近なところにも、たくさんの平和があります。

 

昭和20年(1945年)8月6日 午前8時15分。

耳をさくような爆音、肌が焼けるほどの熱。

皮膚が垂れ下がり、血だらけとなって川面に浮かぶ死体。

子どもの名前を呼び、「目を開けて。目を開けて。」と、叫び続ける母親。

たった一発の爆弾により、一瞬にして広島のまちは破壊され、悲しみで埋め尽くされました。

 

「なぜ、自分は生き残ったのか。」

仲間を失った私の曽祖父は、そう言って自分を責めました。

原子爆弾は、生き延びた人々にも心に深い傷を負わせ、

生きていくことへの苦しみを与え続けたのです。

 

あれから78年が経ちました。

今の広島は緑豊かで笑顔あふれるまちとなりました。

「生き残ってくれてありがとう。」

命をつないでくれたからこそ、今、私たちは生きています。

 

私たちにもできることがあります。

自分の思いを伝える前に、相手の気持ちを考えること。

友だちのよいところを見つけること。

みんなの笑顔のために自分の力を使うこと。

 

今、平和への思いを一つにするときです。

被爆者の思いを自分事として受け止め、自分の言葉で伝えていきます。

身近にある平和をつないでいくために、一人一人が行動していきます。

誰もが平和だと思える未来を、広島に生きる私たちがつくっていきます。


令和5年(2023年)8月6日
 こども代表 広島市立牛田小学校          6年 勝岡 英玲奈
           広島市立五日市東小学校        6年 米廣 朋留

 

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「平和への誓い」(英語版) [PDFファイル/243KB]

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