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令和元年度「区政車座談義」を安佐北区の神楽団の皆さんと行いました

ページ番号:0000208654 更新日:2020年4月1日更新 印刷ページ表示

 区民の皆さんの想いや願いを区政の推進に生かすことを目的とした「区政車座談義」を、安佐北区を拠点に活動する神楽団の皆さんと行いました。

1 日時

 令和2年2月6日(木曜日) 19時~20時30分

2 場所

 安佐北区総合福祉センター6階大会議室

3 参加者

 小河原火舞保存会     

 諸木郷土芸能保存会    

 亀崎神社吹火・神楽保存会 

 亀山神楽団、亀山子供神楽 

 綾西神楽團        

 あさひが丘神楽団     

 鈴張神楽団

 

 安佐北区役所 区長ほか8人

懇談の様子の写真

4 テーマ

 ・活動状況について

 ・日々の活動における課題について

 ・今後の取り組みについて

5 懇談内容

神楽団の皆さん

活動状況について

・秋の地元の奉納神楽に向けて、8月~11月を中心に活動している。山口県の岩国、周防地方と、広域十二神祇神楽の協議会で発表会を年に1、2回行っている。

・昔は、夏から秋の祭りまでの期間を中心に活動していたが、10年前頃から子どもの減少をきっかけに、年間を通して活動しており、近年は公演するよりも後継者を育てることを主軸として活動している。

・秋祭りを中心に3か月程度、週に3回、演目ごとに練習を行っている。

・近年は、神楽や神楽をつないでいく意味を理解した上で演じることができるように、神楽の勉強にも力を入れており、ミーティングや座学等も積極的に行っている。

・週2、3回、練習を行っており、地域にさらに密着した活動をするために、自治会の活動等にも積極的に参加している。

・舞子頭(舞子を教える役目の人)が変わると、舞や楽(がく)が変わるが、現在は型を決めるため、あらゆる演目の基礎を形作っている。同時に、新しい演目に挑戦したり他神楽団と合同で演目を行ったりと、新しい試みも行っている。

・週2回、年間を通して神楽殿で練習を行っており、11月に奉納神楽を行う。神楽団の活動を途絶えさせることなく、少子高齢化や団員不足を補うため、他神楽団と合同で演目を行っている。

 

日々の活動における課題について

・使用料や交通の便、楽器の使用制限などから、練習場所の確保が難しく、夜に楽器を使用することについて近所の方から苦情が入ることがある。現在使用させていただいている場所も、いつまで使用することができるのか不安である。

・衣装代など、活動するために必要な諸経費のやりくりは大変である。金銭面を補うため、地域の企業の広告を掲載したパンフレットを作成するなど工夫している。

・地域の企業などの協力を募れるような仕組みを作ることが必要ではないか。地域の活性化や将来を見据えて地域の文化を残していくためには、地域とのつながりを深め、地域の方と協力しながら活動していくことが重要だと思う。

・近年ゴミを処分しない、無断撮影をするなど、神楽を見る側のマナーが悪くなっているところが気になる。

・広島市の小学校の体育館の使用制限、手続きが厳しい。神楽で何かを発信しようとしてもそれまでに労力がかかる。

・子どもに型を教えるのはなかなか難しいが、大型のモニターを使用し、演じている様子を撮影したものを見せながら指導するなど工夫している。

 

今後の取り組みについて

・神楽を通して人を集めた上で、来ていただいた方がそれぞれの神楽の歴史の違いなどを理解できるような発信の仕方をすることが重要ではないか。

・伝統文化を地域へ伝えていくために、地域の人が集まる場を自主防災活動の啓発などの理由付けをして、行政の方から提供していただきたい。どこの団体も後継者不足に悩んでいる中で、地域のことは地域で円滑に解決していけるように、行政に支援してほしい。

・小学生に見てもらう機会を増やすため、公民館などで小学校区の休日のイベントを企画していただきたい。神楽は敷居が高いものと考えられているのではないかと思うので、小学生たちが地元の神楽に溶け込みやすい環境をつくりたい。

・企画をしてくれる人がいれば何かきっかけが生まれるが、普段からコミュニケーションが取れていないとなかなか難しいので、定期的にイベントを開催するための指導などを行っていただきたい。

 

安佐北区役所

・安佐北区は人口減少や少子高齢化、地域コミュニティの希薄化などの問題を抱える中で、「神楽」というツールを有効活用しながら、昔のような地域のつながりを結び直してくことで、地域に神楽の文化を伝えるだけでなく、防災や防犯にも生かしていくことができるのではないか。

・現状として各団が様々な課題や苦労を抱えておられるが、神楽をさらに魅力化し発展させて、将来に繋いでいかないといけない。

・現在は、神楽がエンターテインメントや観光資源という位置付けにもなっている中で、神楽はこういうものだというのが、しっかり伝わっておらず、見る側と演じる側のギャップがあるのではないか。

・今後、知恵を出しながら、神楽をツールとして、地域コミュニティの再生、地域の絆づくり、安佐北区の発展へと結び付けていきたい。

参加者の集合写真

このページに関するお問い合わせ先

安佐北区役所 市民部 区政調整課
電話:082-819-3903/Fax:082-815-3906
メールアドレス:as-kusei@city.hiroshima.lg.jp