荒谷川及びその支川並びに近傍地下水に係る有機フッ素化合物の調査結果について
Press Release 報道資料 広島市 The City of HIROSHIMA
令和8年(2026年)4月10日(金曜)
環境局環境保全課
課長:小田
電話:504-2186
内線:3240
1 概要
有機フッ素化合物のうちPFOS及びPFOAについて、令和8年3月中旬に荒谷川及びその支川の水質調査を実施したところ、複数の地点で国が定める指針値(PFOS及びPFOAの合計値で50ng/L)を超過していました。
これを受け、河川水について範囲を拡大して水質調査を実施するとともに、当該指針値を超過した河川区間の近傍地域での地下水についての利用状況及び水質の調査を実施しました。
2 調査結果
⑴ 河川水の追加調査
|
調査日 |
調査地点※1 |
濃度(ng/L) 前回調査 |
濃度(ng/L) 今回調査 |
指針値※2 |
|---|---|---|---|---|
|
R8.3.26 |
河川水⑴ |
1400 |
1400 |
50ng/L (PFOS及びPFOAの合計値) |
|
河川水⑷ |
150 |
150 |
||
|
河川水⑸ |
150 |
130 |
||
|
河川水⑹ |
- |
0.5 |
||
|
河川水⑺ |
- |
160 |
||
|
河川水⑻ |
- |
5.1 |
||
|
河川水⑼ |
- |
6.9 |
※1 河川水⑴⑷⑸は、前回調査(3月中旬)の地点を再度調査。今回新たに調査した地点は河川水⑹~⑼である。
※2 指針値とは、体重50kgの人が、1日当たり2Lの水を一生涯にわたり摂取しても健康に対する有害な影響が現れないと考えられる値として国が設定したもの。
⑵ 地下水の利用状況調査
前回調査において指針値を超過した河川区間(調査地点⑴から⑸)の近傍地域に位置する59軒(不在宅への投函により調査依頼を行った17軒を含む。)を対象に地下水の利用状況を調査した結果、7軒で地下水利用が確認されました。(飲用水4軒、生活用水3軒)
⑶ 地下水の水質調査
⑵の調査により地下水を飲用水又は生活用水として利用していることが確認された7軒を対象に水質調査を実施した結果、以下のとおり、いずれも指針値を下回っていました。
|
調査日 |
調査地点 |
濃度(ng/L) |
指針値 |
|---|---|---|---|
|
R8.3.30~4.1 |
地下水7地点 |
不検出~2.8 |
50ng/L(PFOS及びPFOAの合計値) |
3 今後の対応
・ 今回調査により新たに河川水で指針値の超過が確認された調査地点⑸から⑺までの区間については、国が定めた「PFOS及びPFOAに関する対応の手引き(第2版)」(令和6年11月 環境省)に基づき、近傍地域での地下水の利用状況及び水質の調査を実施します。また、上記2⑵で地下水の利用状況を調査した地域についても、上記2⑶で水質調査を実施した7軒以外で、地下水の利用が確認された場合は水質調査を実施します。
・ 地下水調査の結果、指針値を超過するような場合には、飲用井戸の利用者に対して水道水の利用を促すなど、暴露防止の取組を行います。
・ 地域住民への調査結果の周知については、地下水調査結果を井戸所有者(7軒)に個別報告するとともに、個人情報(地下水の調査地点)を除いた調査結果の概要の周知に関しては、町内会の回覧板の活用などについて地域の町内会長と相談しながら進めます。
・ 荒谷川及びその支川並びにこれらの近傍の地下水に係る継続的な監視調査については、瀬野川水系及び湯坂川支川の事案と同様に、調査結果の推移や地元の意見を踏まえつつ、当面の間、定期的に実施します。
・ なお、排出源の特定については、現時点において、基礎自治体の義務とされているものではありませんが、本市としてできる限りの対応をすべく、調査地点上流の事業者に対して、可能な対応を検討してもらえるよう、引き続き情報提供等を行っていきます。
・ また、現在、国において有機フッ素化合物の濃度低減のための対策技術の実証実験などに取り組んでいるとのことであるので、本市としても、こうした国の動向を注視しながら、引き続き、国に対し、必要となる対策の提示や深刻な影響を懸念する自治体の様々な取組に対する支援等について要望していきます。
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