広島広域公園再整備計画
1 背景と目的
住み、働き、学び、憩い、護るというスローガンを掲げてまちづくりを進めているひろしま西風新都内に位置する広島広域公園は、とりわけ「憩い」を実現するための拠点施設であり、市民の誰もが四季を通して多様なレクリエーション活動が行え、スポーツ振興の核にもなるとともに、国際レベルの競技大会の開催等を通じて、国際交流や地域交流の場として利用できる非常に重要な公共施設の一つである。
こうした中、供用開始から31年が経過し、施設の老朽化が顕在化しており、さらに令和6年2月にはサンフレッチェ広島の本拠地が市内中心部の新スタジアムに移転し、陸上競技場を含む園内施設の環境が大きく変化している。このことを踏まえ、引き続き広く市民に親しんで利用されるとともに、今後も地域の活力にも資するよう、幅広い利用者層を確保できる魅力ある公園としての機能向上や、国際的、全国的な大会の誘致に必要となる施設改修等のハード的な方策を推進するため、広島広域公園再整備計画を策定する。
2 現状と課題
(1) 現状
ア 陸上やテニスの国際大会、各種競技の全国大会等の主会場として国内外から利用されている。
イ 過去10年間の年間利用者数は60~80万人で推移し、微減傾向にある。
ウ サンフレッチェ広島の本拠地移転に伴い、地域から不安の声が挙がっている。
(2) 課題
ア 開設から30年以上が経過し、競技施設等の老朽化に伴い施設の更新時期に直面している。
イ 自然発生的にスケートボード利用が見られ、一般公園利用者との交錯が懸念されている。
ウ 子育て世代を中心に改善すべき点としてこどもの遊び場が少ない、飲食できる施設が少ないことが挙げられている。
エ 敷地が広大で傾斜地に立地し、施設の位置が認識しにくい。駐車場から施設までが遠く傾斜や段差で移動しづらい状
況にあり、休憩できる場所も不足している。
3 将来像と基本方針
新たな魅力の創出に資する再整備計画となるよう、地域と行政が連携を強化し、適切な役割分担の下、新たな魅力づくり策を着実に推進するため、地域住民や関係団体等を中心に構成する広島広域公園活性化協議会からの提案や市民アンケート調査の結果なども踏まえ、再整備の将来像、基本方針を設定する。
(1) 将来像
こどもやファミリー層を含め多くの方が憩えるとともに、スポーツ振興の核となる魅力ある公園
(2) 基本方針
ア 地域に愛される公園としての「魅力を高める」
イ 広域的な交流の場としての「魅力を創る」
ウ スポーツ振興の拠点施設としての「魅力を生かす」
エ 快適で安全・安心な公園としての「魅力を支える」
4 再整備に係る主な意見
5 再整備の方向性
6 主な取組スケジュール
広島広域公園再整備計画 主な取組イメージ
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このページに関するお問い合わせ
都市整備局緑化推進部 公園整備課
〒730-8586 広島市中区国泰寺町一丁目6番34号
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