インフルエンザ流行状況(2022/23シーズン)
※2022/23シーズンは、2022年第36週(9/5-9/11)~2023年第35週(8/28-9/3)です。
週と対応する期間の日付との関係については、国立感染症研究所ホームページ「報告週対応表」を参照してください。
※インフルエンザは、広島市内37か所のインフルエンザ定点医療機関から毎週報告されています。
「定点当たり報告数」とは、定点医療機関からの報告数を定点数(37)で割った値のことで、1医療機関当たりのインフルエンザ報告数を表しています。
流行の推移
2022/23シーズンは、2023年第1週(1月2日~1月8日)に定点当たり2.61人の報告があり、流行開始の目安とされる定点当たり1.00人を超えました。
その後、報告数は増加し、第3週(1月16日~1月22日)に定点当たり14.0人と注意報レベル(定点当たり10.0人)を超え、第4週(1月23日~1月29日)には定点当たり14.7人と流行のピークとなりました。
その後も高い水準を維持し、第13週(3月27日~4月2日)まで注意報レベルを維持したままでした。それ以降は減少傾向となりましたが、例年と比較して高い水準のまま推移しました。
【グラフ】
【表】
年齢階層別報告数
【グラフ】
インフルエンザウイルス検出情報
広島市衛生研究所では、 2022/23シーズンに、感染症発生動向調査等の検査で延べ15人の患者からインフルエンザウイルスを検出しました(*)。型別内訳は、インフルエンザウイルスA香港型が14件、インフルエンザウイルスB型(ビクトリア系統)が1件でした。
また、基幹病院等2か所による迅速診断キット検査結果では、インフルエンザウイルスが2,068人から検出されました。型別内訳は、A型陽性が2,056人、B型陽性が12人で、A型陽性が99%でした。
(*)ウイルスの検査結果は、感染症発生動向調査における病原体定点医療機関においてランダムに採取された検体の他、インフルエンザ様疾患による学級閉鎖等の患者から採取された検体を検査した結果も含んでいます。
【グラフ】
【表】
インフルエンザ様疾患による学級閉鎖等(集団かぜ)の状況
広島市では、1月16日(第3週)に2022/23シーズン初めてのインフルエンザ様疾患による学級閉鎖が報告されました。
1~2月は1週当たり10件程度の報告が続き、その後、減少しましたが、7月中旬まで報告は続きました。
2022/23シーズンの累計は133件でした。
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