感染症情報/エボラ出血熱

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ページ番号1011183  更新日 2025年6月30日

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エボラ出血熱とは

エボラ出血熱はエボラウイルスによる感染症です。致命率が高く、血液や体液との接触によるヒトからヒトへの感染により地域的な流行を引き起こすことがあります。

アフリカを中心に1976年以降流行が確認されており、2014から2016年には西アフリカで大流行しました。日本においては患者の報告はありません(2025年5月時点)。自然宿主はオオコウモリと考えられています。

感染症法上の一類感染症に定められており、診断した医師は直ちに最寄りの保健センターへ届け出ることが義務付けられています。

感染経路

主な感染経路は、接触感染です。自然宿主のオオコウモリや患者の血液、体液、排泄物との接触を通じて感染します。

症状

潜伏期間は2から21日(通常4から10日)です。初期症状は発熱、頭痛、筋肉痛などで、進行すると下痢、嘔吐、発疹、肝機能及び腎機能の異常を伴い、さらには出血傾向、意識障害などの重篤な症状を示し死亡することがあります。

治療方法

特異的な治療法はありません。患者の症状に応じた治療(対症療法)を行うことになります。

予防方法

ワクチンはありません。患者や感染動物に直接触れないことが重要です。流行地域における発生状況など最新情報はFORTH/厚生労働省検疫所ホームページ、外務省海外安全ホームページをご覧ください。

参考

厚生労働省

国立健康危機管理研究機構

関連情報

このページに関するお問い合わせ

健康福祉局衛生研究所 生活科学部
〒733-8650 広島市西区商工センター四丁目1番2号
電話:082-277-6575(生活科学部)  ファクス:082-277-0410
[email protected]