学校事務職員を目指す方へ
どんな仕事か知りたい!
学校事務職員は、市立の小・中・特別支援学校などで、学校運営を支える幅広い業務に携わります。教職員や児童・生徒、保護者、地域の方々など、さまざまな人と関わりながら、学校の「縁の下の力持ち」として活躍しています。
主な業務内容
- 予算の執行管理
- 学校の予算を計画的に管理し、必要な物品などの購入手続きを行います。
- 給与・福利厚生事務
- 給与事務や、結婚・出産などに伴う手続きなど、教職員が安心して働ける環境づくりを支援します。
- 物品・施設の管理
- 教科書や備品の管理、校内施設の点検・整備など、児童・生徒の快適な学習環境を整えます。
- 窓口・電話対応
- 保護者や地域の方々からの問い合わせ対応など、学校の顔としての役割も担います。
- 調査・報告業務
- 教育委員会等への報告書作成など、学校と行政をつなぐ重要な業務も行います。
主な配属先
- 広島市内の公立学校(広島市立の小学校・中学校・広島市立広島中等教育学校・広島市立広島特別支援学校)
- 学校事務センター(中央地区・東部地区・西部地区・安佐南地区・安佐北地区)
職場の雰囲気(小・中学校)
小・中学校の事務室は、職員室とは別に設けられていることが多く、独立した空間で業務を行います。
多くの学校では、正規の事務職員1名と会計年度任用職員1名の2名体制で事務室が運営されていますが、規模の大きな学校では、正規職員2名と会計年度任用職員1名の3名体制となっている場合もあります。いずれも少人数での業務となるため、チームワークやコミュニケーションが大切です。
小・中学校での事務職員の上司は校長先生であり、学校全体の運営に関わる一員として、教職員と協力しながら業務を進めます。学生の頃とは違い、児童・生徒のために働く「仲間」として、一緒に働くことになります。
職場の雰囲気(学校事務センター)
学校事務センターは区役所等の建物の中にあります。
小・中学校とは異なり、一緒に事務の仕事をする同僚の人数も多く、組織的に業務を進めていくのが特徴です。
児童・生徒がすぐそばにいる環境ではありませんが、学校運営を支える重要な業務を担っており、教育現場を陰から支えるやりがいのある仕事です。
年間スケジュールの例
※この年間スケジュールは、月ごとの特徴的な業務をまとめたもので、毎月の定例的な事務については記載していません。
月 | 学校の動き | 学校事務職員の動き |
---|---|---|
4月(繁忙期) |
入学受付(4月1日) 入学式 |
人事事務(異動があった職員の諸手当や共済) 新年度物品、入学式物品準備 児童・生徒に関する事務(教科書・給食・学校納入金等) |
5月(繁忙期) |
野外活動(秋に行う場合もあります) 運動会・体育祭の準備が始まる |
学校基本調査 学校予算確定 |
6月 |
運動会・体育祭(秋に開催する場合もあります) プール開き |
人事事務(職員の児童手当現況確認) |
7月 |
三者懇談 職場体験(中学校のみ、時期は学校により異なります) 夏休み |
備品点検 児童・生徒に関する事務(転入受入れ・転出手続等) |
8月 |
夏休み |
備品点検 教室の整備(カーテン交換、故障個所確認など) |
9月 |
文化祭の準備開始 |
|
10月 |
文化祭、合唱祭 |
年末調整事務 |
11月 |
修学旅行(時期は学校により異なります) |
|
12月 |
三者懇談 冬休み |
翌年度学校予算準備 |
1月 |
冬休み終了 |
|
2月 |
入学説明会 |
|
3月(繁忙期) |
卒業式 |
卒業式物品準備 人事事務(職員の異動に係る事務の準備) 翌年度学校予算仮確定 |
採用後の配属がどうなるか知りたい!
採用時は原則、小学校・中学校・学校事務センターのいずれかに配属されます。
※主な配属先は、小学校・中学校になります。
※配属先については、採用された方の住所や通勤方法などを勘案して決定しています。
小学校・中学校に配属されると学校の事務室で勤務することになり、学校事務センターに配属されると区役所内の学校事務センターで勤務することになります。
どの配属先でも、経験豊富な先輩職員がOJTを通じて丁寧に指導しますので、安心して業務に取り組むことができます。
※学校事務センターとは
学校における事務のうち、各種届出や旅費、給与関係等の事務を集約して集中処理するとともに、学校に対する事務の支援・指導、学校事務職員の資質向上のための研修などを行っています。
最初に配属された学校では、原則2年間先輩職員から仕事の進め方を学びます。
3年目に先輩職員から離れ、別の学校へ異動し、主軸として事務室の運営を行っていく場合が多いです。
原則2年間学校事務センターで勤務し、学校と仕事のやりとりをしながら、学校事務について理解を深めます。
3年目に先輩職員がいる学校現場に異動し、学校現場での仕事の進め方を先輩から学ぶことになる場合が多いです。
将来のキャリアプランを知りたい!
基本的なキャリアプラン
(1)【初期配属・OJT期間(採用後〜2年間)】
先輩職員がいる学校に配属され、業務の進め方や学校事務の基本をOJTで学びます。
実務を通じて、学校運営の仕組みや事務の役割を理解します。
(2)【主体的な業務へのステップアップ(3年目以降)】
異動により、事務室の運営を自ら主体的に担うようになります。
異動は基本的に5年ごとで、小学校⇔中学校など校種をまたいで経験を積みます。
校種によって業務内容(例:部活動の有無など)が異なるため、幅広い知識と対応力が身につきます。
(3)【学校事務センターでの勤務】
学校事務センターへの異動を経験し、複数の学校を支援する業務に携わります。
組織的な業務の進め方や、学校現場とは異なる職場の雰囲気を通じて、職員としての視野が広がります。
(4)【キャリアの多様な広がり】
経験を積んだ後は、以下のような多様なキャリアパスがあります:
係長・所長などへの昇任(学校事務センターで管理職として活躍)
新規採用職員の育成(先輩職員として後輩を指導)
学校運営への積極的な参画(事務職員としての専門性を活かし、校長・教頭など教職員と連携しながら、学校づくりに貢献)
教育委員会事務局での勤務(市内全体の学校に関わる広域的な業務)
学校事務職員のおすすめポイントを知りたい!
教員以外の立場で教育現場に携わることができる!
教員とは異なる立場から教育現場に携わり、児童・生徒のために働くことができる仕事です。
児童・生徒と直接触れ合う機会は少ないですが、学校運営を支える重要な役割を担いながら、こどもたちの成長を間近で感じることができます。
教育に関心がある方にとって、やりがいのある職場です。
プライベートとの両立がしやすい
学校事務の仕事は忙しい時期がある程度決まっているので、年間の予定が立てやすいのがポイントです。
自分で計画を立てながら仕事を進めることができるので、育児や趣味などプライベートとの両立もしやすい環境です。
「仕事も大事だけど、自分の時間も大切にしたい」そんな方にぴったりの職場です。
地域の魅力を知ることができる
学校事務職員は、保護者や地域の方と関わる機会が多く、行事や日々のやりとりを通して、地域ならではの文化や人の温かさに触れることができます。
地元の特産品や伝統行事にふれる機会もあり、地域の魅力を身近に感じることができます。
「こんな素敵な場所だったんだ!」と新たな発見があることも多く、自然と地域に愛着がわいてくる仕事です。
どんな人が向いているか知りたい!
コミュニケーション力のある人
学校事務職員は静かにパソコン作業をしているイメージが強いかもしれませんが、実際の業務はそれだけではありません。
学校の窓口として、保護者や地域の方からの問い合わせに対応したり、業者の方と連絡を取り合ったり、教職員と連携して業務を進めたりと、コミュニケーション力が求められる場面が多くあります。
そのため、人と関わることやコミュニケーションが得意な方にぴったりの仕事です。
人の役に立ちたい・サポートするのが好きな人
学校事務職員の仕事は、まさに“縁の下の力持ち”として学校を支える重要な役割を担っています。
目立つ仕事ではありませんが、学校運営には欠かせない、なくてはならない存在です。
そのため、人を支えることに喜びややりがいを感じられる方にぴったりの仕事です。
自分で創意工夫するのが好きな人
学校事務職員は、事務室の中心的な存在として運営を担います。
業務の進め方を自分で工夫したり、より良くするための改善を行ったりすることができるため、主体的に考え、行動できる方に向いている仕事です。
そのため、自分のアイデアが学校運営に活かされることにやりがいを感じられる方にぴったりの仕事です。
採用試験・採用説明会情報
学校事務職員の仕事について、興味をお持ちいただけましたでしょうか。
採用試験や説明会に関する情報は、以下の関連情報のリンクからご確認いただけます。
※本ページの文章は一部生成AIにより作成しています。
関連情報
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広島市職員採用情報サイト
採用試験などの詳細情報を掲載しています。 -
先輩職員からのメッセージ 学校事務
若手の先輩職員からのメッセージを掲載しています。 -
令和7年3月に開催した職員採用説明会の開催結果
学校事務職員を含む採用説明会の様子を動画でご覧いただけます。
このページに関するお問い合わせ
教育委員会学校教育部 教職員課調整係
〒730-8586 広島市中区国泰寺町一丁目4番21号
電話:082-504-2484(調整係)
ファクス:082-504-2328
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