西部開発事業の概要
開発事業の概要
西部開発事業は、本市西部の庚午・草津・井口地区の地先水面を埋め立て、約328haの土地を造成するとともに、埋立用の土砂を採取した埋立地背後の鈴が峰山麓に、約54haの宅地を造成した海・陸セットの開発事業です。
事業は、昭和33年に「大広島計画」の基本構想の一つとして位置付けられ、昭和39年に基本調査を実施し、昭和41年から本格的に事業着手したもので、17年間の期間と約1,056億円の経費をかけて、昭和57年に竣功しました。
1 臨海部埋立事業
臨海部の埋立については、この地区を瀬戸内海圏における経済・流通の拠点とする方針のもとに、一連の流通・加工機能を備えた総合的流通業務団地としての機能を中心に、それに関連する業務、住宅、公共、公益機能を整備する一大地域開発プロジェクトとして街づくりを進めました。
埋立地の5割以上を占める流通業務地区については、国が定めた「広島市(その周辺地域を含む。)についての流通業務施設の整備に関する基本方針(昭和47年9月)」に基づき、中央卸売市場、トラックターミナル、卸売団地等で構成される流通センターを配置しており、その周辺には、これらと関連ある製造加工業を誘致しました。
また、この埋立に合わせて広島県が草津漁港の移転改修を行い、漁港機能の拡充を図りました。
- 位置
本地区は、市内中心部から西方約7kmの地点にあり造成地に接して国道2号線が通過しています。交通機関としては、JR山陽本線、郊外電車宮島線及びバス路線等があり、市内中心部へは約25分で達することができます。 - 造成面積 328万平方メートル
- 総事業費 約963億円(うち公共事業費約28億円)
- 工期 昭和41年度から昭和57年度まで 17年間
主要施設
- 草津漁港
- -7.0m岸壁 200m、-3.0m岸壁 400m、-2.5m岸壁 95m
- 井口漁港
- -2.0m階段物揚場 26.4m、物揚護岸 165m
- 荷捌き施設
- -5.5m岸壁 210m
- 街路
-
幅員25m~70m 延長 約4,000m,幅員36m 延長約1,100m
幅員25m~32m 延長 約3,830m,幅員50m 延長約500m
幅員4m~27m 延長 約580m
- 公園緑地
- 近隣5か所
- 児童公園
- 6か所
- 教育施設
- 小学校、中学校、高等学校、各1か所
- 便益施設
- 業務地区センター 3地区
- 地区センター
- 1か所
- 下水道施設
- 下水処理場 1か所、ポンプ場 1か所
2 山地部造成事業
山地部の造成については、臨海部埋立用の土砂を採取した鈴が峰山麓に、新住宅市街地開発法の適用を受け、自然を生かした居住環境の良好な住宅を造成しました。
- 位置
この団地は、市内中心部から西方約7kmの鈴が峰山麓の傾斜地に位置し、前面は瀬戸内海に面した風光明美なところで、住宅地としての環境は良好です。
交通機関としては、JR山陽本線、郊外電車宮島線及びバス路線等があり、市内中心部へ約25分で達することができます。 - 造成面積 54万平方メートル
- 総事業費 約93億円(うち公共事業費5億円)
- 工期 昭和41年度~昭和57年度まで 17年間
- 世帯数 2,359世帯
- 居住人口 7,859人
主要施設
- 街路
- 幅員22m延長1,681m、幅員6m~12m延長7,873m
- 公園
- 近隣公園 1か所
- 教育施設
-
児童公園等 1か所
緑地 4か所
- 医療施設
- 病院 1か所
- 購買施設
- 住区センター 1か所
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