化学物質過敏症

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ページ番号1013511  更新日 2025年2月16日

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化学物質過敏症とは

化学物質過敏症とは、ごく少量の物質にでも過敏に反応する、アレルギーに似た疾患です。何らかの化学物質に大量に曝露※されたり、微量な化学物質に長期間または繰り返し曝露された後に、発症するとされています。

※曝露=触れたり吸い込んだりして問題となる物質にさらされること

化学物質への反応は個人差が大きいため、同じ環境にいても発症する人としない人がいます。
また、これまで全く異常がなかったのに、ある日突然発症する場合もあります。
重症になると、外出が困難になって仕事や学校に行けなかったり、家事が出来ないなど、日常生活に支障をきたす可能性があります。
発症の仕組みはよく分かっていませんが、その人にとって合わない(発症の原因となる)化学物質に曝露されれば、突然発症する可能性があります。

症状

頭痛、吐き気、めまい、動悸、呼吸困難、目やのどの痛み、便秘、全身のだるさ、皮膚の赤み、かゆみ、異常発汗、不眠、不安感、思考力低下等

原因

身近に存在する以下のようなものが原因になる可能性があります。

  • 柔軟剤、洗剤、香水、芳香剤、消臭剤
  • 防虫剤、殺虫剤、虫よけスプレー、農薬
  • 接着剤、塗料、ワックス、住宅建材
  • 排気ガス、粉塵、タバコ

※柔軟剤や芳香剤などの強い香りによって様々な健康被害が生じることもあり、「香害」と呼ばれることもあります。

私たち一人ひとりができること

  • 柔軟剤、洗剤、香水などの使い過ぎに注意し、学校や公共の場などの人が集まるところでは香りが過度にならないようにしましょう。
    自分にとっては快適な香りでも、苦痛に感じたり体調を崩す人が近くにいるかもしれません。
  • 農薬、殺虫剤、虫よけスプレーなどは、周囲に飛び散らないように努めましょう。
  • 害虫、ねずみなどを駆除するときには、薬剤に頼らない駆除の方法(清掃や進入路の封鎖など)も取り入れましょう。

※化学物質過敏症は、原因や症状が様々で、個人差もあり、また、発症の仕組みもよく分かっていないため、周囲の理解を得られず苦しんでいる人がいます。
上記の「私たち一人ひとりができること」の他に、地域や職場、学校などで個々に応じた対応や配慮が必要な場合もあります。その際にもご協力をいただきますようお願いします。
誰もが安心して暮らせる社会をつくるため、化学物質過敏症への理解を深めましょう。

ダウンロード

チラシ:化学物質過敏症を知っていますか?

チラシ:その香り困っている人もいます

参考

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このページに関するお問い合わせ

健康福祉局保健部 環境衛生課環境衛生係
〒730-0043 広島市中区富士見町11番27号 1階
電話:082-241-7408(環境衛生係) ファクス:082-241-2567
[email protected]