広島平和記念資料館 学習ハンドブック 核兵器をなくすために
これまでの世界の動き 核兵器をなくす努力はされてきたけれど
核兵器を廃絶するためには世界の国々の協力が必要です。協力するには国家間が合意して(条約を結んで)これを守ることが大切です。国連において核兵器禁止条約が採択され、発効しましたが、核保有国と核の傘の下にある国々は加わっていません。そのため、全ての国が加わるような取組が今後の課題となっています。
核兵器廃絶のために活動する 市民や自治体の動き
世界の核廃絶の動きに対し、国だけに任せず自分たちで行動する団体があります。
- 核兵器廃絶国際キャンペーンICAN(アイキャン)
核兵器を禁止、廃絶するために活動する世界のNGO(非政府組織)の連合体で、核兵器禁止条約が2017年国連で採択された時に大きな役割を果たしました。その努力が評価されノーベル平和賞を授与されました。 - 平和首長会議
広島市と長崎市が中心となって作った団体で、核兵器のない世界の実現を目指して、世界中の市や町が参加しています。
【加盟都市数(2022年1月現在)166か国地域 8,063都市(うち国内1,736都市)】
一人ひとりができることから
社会を動かすのは皆さん一人ひとりの力です。その力が集まれば、国や世界を動かせます。でもそのためにはまず、正しい知識が必要です。学校で勉強する、インターネットや本で情報を得るなどして社会の動きを知り、仲間や家族と話し合うことから始めましょう。
このページに関するお問い合わせ
市民局国際平和推進部 平和推進課被爆体験継承担当
〒730-8586 広島市中区国泰寺町一丁目6番34号
電話:082-504-2900(被爆体験継承担当) ファクス:082-504-2986
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