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再犯防止の取組への理解の促進
本市では、令和3年3月に策定した「第4次広島市安全なまちづくりの推進に関する基本計画」の中で、「再犯防止のための体制づくり」を基本方針のひとつとして位置付けています。こうしたことから、再犯防止のための体制づくりのために、次の施策を展開することとします。(本市の地方再犯防止推進計画(再犯の防止等の推進に関する法律第8条)として位置付けます。) 「第4次広島市安全なまちづくりの推進に関する基本計画(リンク)
再犯防止のための体制づくり
犯罪をした者等の中には、安定した仕事や住居がないため、地域社会で生活するうえで様々な課題を抱えている者が多くいます。市民が安心して生活できる安全な地域社会の実現のためには、犯罪をした者が再び罪を犯さないようにすることが重要です。そのためには、犯罪をした者等が地域社会において生活を立て直す必要があります。また、社会復帰をするためには、本人の努力だけでなく、地域社会の理解と協力が必要です。
このため、再犯防止に取り組む民間協力者に加えて、平和活動や地域活動など様々な活動に取り組む方々にも協力や連携を求め、本市の「平和の尊さ」を体現する広島らしい再犯防止のための体制づくりを目指します。
(1) 再犯防止の取組への理解の促進
犯罪をした者等が社会復帰することを支援することについて、地域社会の理解や協力を得るため、保護司や関係団体等と連携し、意識啓発に取り組みます。
【主な取組】
- 「社会を明るくする運動」への参画
「社会を明るくする運動」とは、すべての国民が、犯罪や非行の防止と犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築くための全国的な運動です。
社会を明るくする運動(法務省ホームページ)<外部リンク>
- 令和6年度
第74回“社会を明るくする運動”~犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ~
テーマ「想う、ときには足をとめ。」
ポスター
- 内閣総理大臣メッセージの伝達式
令和6年7月1日、第74回社会を明るくする運動の実施に伴い、内閣総理大臣のメッセージが、法務省広島保護観察所の古賀所長から松井市長に伝達されました。
第74回”社会を明るくする運動”内閣総理大臣メッセージの伝達式 更生ペンギンのホゴちゃんとサラちゃん
- 令和6年度
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保護司会等への本市公共施設の提供
市有施設に開設する、更生保護を支える保護司等の活動拠点である「更生保護サポートセンター」について、貸付(使用)料を減免し、活動を支援しています。(中地区、南地区、西地区、安佐南地区、広島安芸地区、広島佐伯地区の各保護司会) -
更生保護に携わる団体等に対する財政支援
次の更生保護に携わる団体等に対して財政支援をしています。(補助金支出)
・広島市地区保護司会連絡協議会が実施する“社会を明るくする運動”
・広島市地区更生保護女性会連絡協議会が実施する更生保護事業
・更生保護法人ウィズ広島が実施する自立支援に関する活動事業
・おおむね5年ごとに開催される広島県更生保護大会
(2) 社会復帰への支援
犯罪をした者等が社会復帰できるよう、保健・福祉サービスの提供を行います。また、犯罪をした者等の特性に応じた効果的な指導を行います。
【主な取組】
- 安定した就労や地域社会における定住先の確保
- 協力事業主に対する入札優遇制度
- 保健医療・福祉サービスの提供
- 「少年サポートセンターひろしま」における相談支援
- 薬物・アルコール等依存症の相談支援
(3) 矯正施設、県、民間協力者等の連携体制の構築
犯罪をした者等に対する切れ目のない支援を継続的なものとするためには、矯正施設、県、民間協力者等の連携体制を構築し、支援に取り組みます。
【主な取組】
- 矯正施設所在自治体会議、広島県再犯防止推進に関する連絡会議等への参画